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もし聞こえんな~とか言ってくる敵がいたらこう対処しろ  ジャンル 【コメディー】

青年は親、兄弟、友人、知人を殺した仇の前へとやってきた。怒りをぶつける青年に対し、仇はこう言う。「聞こえんな~」


 ※パロディーです。苦手な方はご注意ください。


 文字数約五百文字


 

 「よくも俺の好きな人たちを殺したな。お前に心はないのか? 」


 目の前にいる大男。三メートル近い身長と鍛え抜かれた筋肉を持つそいつの名はアレク。


 アレクは帝国三大将軍の一人であり、主人公である青年の住む王国を破壊尽くした極悪非道な人物である。


 彼率いる軍隊によって青年の家族、友人、知人は皆非業な死を遂げた。


 青年は復讐心から王国軍に入り七年、とうとう仇であるアレクの前へたどり着いたのだ。


 「くくく、今何か喋ったのか? 聞こえんぞ? 」


 アレクは不敵な笑みを浮かべて言う。嘲笑、侮蔑、言葉からはそう感じさせられる。


 青年は歯を食い縛る。


 「あのもう一回言ってもらっていいですか?」


 アレクは青年の言葉が理解できなかった。しかし、すぐに冷静になり発言した。


 「くくく、聞こえなかったのか? 聞こえんぞ? 」


 青年は今にも飛びかかりそうな形相で言う。


 「あのもう一回言ってもらってよろしいですか? 」


 アレクは混乱した。何を言ってるのだこいつはと。


 「聞こえんぞ? 何を言ったのだ? 」


 青年は表情をにこにこさせて叫ぶ。


 「あっ、聞こえてるじゃないですか」


 アレクは激昂した。青年に謀られたことに。


 「貴様、よくも俺を謀ったな。骨も残らないと思え」


 「くくく、聞こえんぞ? 」


 「貴様、ぶっ殺す」



       ~バトル開始~







 

 登場人物紹介


青年 この物語の主人公だが名無し。アレク率いる帝国軍によって知り合いを皆殺しにされた。しかし、そのショックで心は壊れ、敵をおちょくる行動をとるようになる。


アレク 帝国三大将軍の一人。皇帝の命令によって青年の住む王国を攻める。その渦中で青年の知り合いを皆殺ししたために恨まれることになる。


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