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道半ば

作者: 黒七味

まるで世界の何もかもが僕を見捨てて


ただ一人今僕がここにいるような夜でも


いつかの僕なら愛する人と笑って流せる


そんな頼りない勝手な言い訳を


心の奥にしまっておけばさ


自然と体は明日の方へ向かって


呑気に歩き出していくさ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


放課後濁った空からポツポツと落ちる滴


僕には全くそんな気持ちはないのだけど


何もしたくなくなってひたすら帰りたくなる


アスファルトに広がる斑点模様


ペトリコールの匂いが空気に満ちていく


でもその匂いが僕の意識を覚ます


匂いがしなくなる頃には


雨の中を傘もささずに歩き出した


君に会いにいく僕がいた

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