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白い世界の青い夜

 星の瞬きの音がしそうだ。

 昼までの吹雪が嘘のように晴れ渡って、白銀の世界をキンキンと冷やしていく。月明かりが雪の上に青い影を落とし、全ての音は雪に抱かれて眠りにつく。

 動くものも無い。

 手元の肉は尽きた。

 寂しいのなら、墓標を掘り起こせば懐かしい顔にも会えるのだが……

 腐ることのない彼らを、いつまで友と家族と思い続けられるのか。ここ最近は自分が信用ならない。

 星々から目を離し、鍋に雪を詰め、今日も湯で空腹を誤魔化す。


 ああ。また風が出てきた……雪が、舞い上がる。




#140字SS

 Twitterに放流させたものに加筆修正を加えてます

雪の中に埋めると凍らない(常に0度程度)。

凍らせたいときは雪の上に出しておかないと。

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