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どこか懐かしい気がして立ち止まる
ながるのお話は
「知らない場所のはずなのに、どこか懐かしい気がして立ち止まる」で始まり「ふと思い付いて、ごく自然に筆を執った」で終わります。
https://shindanmaker.com/804548
少し加筆
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知らない場所のはずなのに、どこか懐かしい気がして立ち止まる。
初めての街で用事を済ませた帰り道、気の向くままに歩いていたら少し迷ったようだ。
住宅街の中に緑の一角。古めかしい鳥居に木陰が落ちている。
そこだけ時間が止まったような感覚に妙に去りがたく、写真でもとスマホを取り出しかけたが、ふと思い付いて、ごく自然に筆を執った。




