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サワムー湖への出航

 スカランジア帝国の陸戦特殊部隊『ウールヴヘジン』隊長、スコールとランディから報告を受けたバイラスは薄く笑った。

「ふん。向こうの被害はたったの七人か」

「最低でも、その三倍は始末できると思ったのですが。あの四体が特別弱かったのか……」

 そう言うランディに対し、バイラスは無表情に応じた。

「いや、相手はあのヴァルファズルの息子だからな。人間の中ではそこそこ強いはずだ。ウールヴヘジンなど所詮は捨て駒、挨拶程度のメッセージとしては上等だよ」

「残りの十六体はいつ“噛み”ましょうか」

 スコールが聞いた。『十六体』というのは、ウールヴヘジンの補欠隊員として採用された兵士たちのことである。

「あわてるでない。ドレン卿はゲームがお好きなのだ。一度“噛んだ”ものはよく保っても三時間で干からびる。どうせ我が軍の人間どもは使い捨てなのだから、無駄遣いなどと野暮なことは言わないが、今はまだ総攻撃の時ではない。適当な訓練をさせておけ」

 バイラスは双子に視線を合わせた。どちらも、目が爛々と燃えるように光っている。

「ふん。一度“噛んで”しまって、人間の味を思い出したか。三十年近くも人間のフリをしてきたのに、我慢の足らぬ連中だ。……しょうがない、国内の田舎ならどこでもいい。適当に人間を喰ってくるがよかろう」

「ありがたき幸せ!」

 獣人現象(ゾアントロピー)を引き起こし、本来の姿である狼の顔に戻ってしまったスコールとランディは、嬉々として駆け出そうとした。

「ただし!」

 バイラスの声にびくっとして、双子は動きを止める。

「十人以内だぞ。それ以上はだめだ」

 バイラスは双子を睨みつけていた。バイラスに嘘が通用しないことを双子は充分に承知している。彼らは揃って深く腰を折った。

「ははー!」

「よし、行け」

 スコールとランディは、獲物を求めて飛び出していった。


 * * * * * * * * * *


 ウメダダ領主館を襲ってきた敵は四人だった。いずれも狼人間である。

 領主館の被害は衛兵が六人と魔法戦士一人。常駐の衛兵の一割を失った。

 だが、狼人間四人を相手にしたことを考えれば、被害は驚くほど少なく済んだと言える。全滅していてもおかしくない状況の中、夜襲を食い止められただけでも奇跡なのだ。

 魔法戦士がいたことも勝因の一つだが、何よりもエマーユによる素早い警告があったこと、彼女を信じてヘンリーが迅速に対応したことが大きかった。

 ヘンリーは寝ていた魔法戦士たちを起こし、再度の襲撃に備え、ついさっきまで交代で結界を張ってもらっていた。

 しかし、エマーユの発言により、ヘンリーはおそらく今夜の襲撃はもうないだろうと判断し、今は結界を解いている。

「船の音が聞こえた。下流に去っていったわ。来るときは魔法を動力にして川を遡ってきたのね、きっと。あたしが気付かなかった可能性もあるけれど、全く音が聞こえなかった」

 館の外で斃した狼人間どもは普通の人間の姿になり、その後すぐに朽ち果てた。文字通り、水分がなくなったかのように干からびて絶命してしまったのだ。




「水を……」

 リサはベッドの上で弱々しい声を出した。

 エマーユは彼女の上半身を抱き起こし、グラスの水を含ませた。

「リサさん、安心して。お腹の怪我は、傷跡ひとつ残ってないわ」

 リサは、怪力を誇る狼人間による鉄球攻撃をまともに腹に食らったのである。しかし、驚いたことに傷跡も残らなかったのだ。もちろん、エマーユがヒーリングの魔法をかけてはいるのだが、それ以前に即死しなかったことが驚異的である。

「ありがとう。……彼は?」

 水を飲んだ後のリサの声は普段通りのしっかりとした声になった。

「彼?」

 エマーユが聞き返すと、入室してきたヘンリーが言った。

「あの人狼もどきのことか?」

「ええ……。あの……死んだのですか?」

 ヘンリーは振り返った。彼の背後にいたキースが答えた。

「生きている。体に刺さっていた矢は、抜いた途端に傷口がふさがった。その後すぐに人間の顔になったが、外の三人のように朽ち果てたりはしなかった。今は、奴が持ってきた武器の鎖と、エマーユの“草結び”とで二重に縛り付けてある」

「……そうですか……」

 安堵したようにも見える、リサの複雑な表情を見て、キースが言った。

「知り合い、なんだな?」

 リサは一瞬の逡巡の後、はっきりと答えた。

「はい。二年前の洪水で溺れかけたところを、一度助けてあげただけの人ですけれど。彼はグレッグ。……グレッグ・ルビノです」

 ヘンリーは当然の疑問を口にした。

「顔が狼になっていたし、二年も前に一度助けただけなのに憶えていられるものなのか?」

「ええ。間違えることはありません。二日間看病しましたし、濁流に飲まれて瀕死の状態に陥った彼に、私の血を飲ませました。彼が目を覚ました後も、スープに混ぜて血を与えました。自分が血を与えた相手ですから、たとえ顔が変わっていても目を見ればわかります」

 しばらく間を置いて、ドロテアが発言した。

「聞いたことがあるわ。セレナ族の女性が人間の男性に恋をした時、その男性に自らの血を飲ませると、男性は不老不死になるとか」

 リサは苦笑混じりに答えた。

「それは大袈裟です。私たちセレナ族自体、不老不死ではありませんから。ただ、たしかに生命力は少し強くなるようです」

 俯くリサの頬がうすく朱に染まっているように見えたが、誰もそれには突っ込まなかった。

「では、一応確かめてもらおう。立てるかね、リサ?」

「大丈夫です。彼に会わせてください、領主様」

 懇願するリサの瞳は、期待と不安が入り交じって揺れていた。




 別室で縛られて横たわっているのは、リサの言う通りグレッグ・ルビノであった。

「ああ、グレッグ!」

 駆け寄るリサを、思わず制止しようとしたヘンリー。しかしそのヘンリーをキースが押しとどめた。

「大丈夫だ、兄貴。あのグレッグとかいうやつ、起きているが、全く殺気がない」

 一瞬目を開けたグレッグは、再び強く閉じ、胸元にすがるリサに尖った声をかけた。

「離れろ、離れるんだ、リサ! 俺は……俺はスカランジア帝国陸戦特殊部隊ウールヴヘジンの狂戦士(バーサーカー)なんだ!」

 グレッグの言葉を聞くと、キースたち兄弟は互いに険しい眼差しで見交わした。

「ヘンリー兄貴」

「ああ。敵の中にワーウルフがいるってことだな」

 かつて、キースたちの父王ヴァルファズルは、王国建設の障害となって立ちはだかったワーウルフたちと戦ったのだ。

 そしてキース自身、ある事件で人質となった妹ファリヤを助けるための戦いの中、ワーウルフと刃を交えた経験を持つ。

 ワーウルフが人間を喰い殺すことは有名だ。一方、あまり知られていないことだが、ワーウルフに噛まれながらも食い殺されなかった者は、半狼半人となって数時間戦い続けた後に絶命する。自由意志を失ったまま戦い続けるため、この状態の者は狂戦士(バーサーカー)と呼ばれることもある。

 ところで、ワーウルフたちは己の腹を満たすことができればそれでよいので、自分たちの意志でバーサーカーを作り出すことはまずしない。それをするのは、ワーウルフより上位の存在が彼らに対して命令した場合に限られるのだ。

 ヘンリーは拳を固め、怒りに震える声で吐き捨てた。

「厄介な。スカランジア帝国にはワーウルフに命令できるような、かなり上位の魔物が手を貸しているというのかっ」

 突然、グレッグが大声を張り上げた。拘束されていなければ、床や壁を殴りつけていたかも知れないほどの興奮ぶりだ。

「ちくしょう! ちくしょう! 何が人間のための大陸統一だ! 俺たちの上官は『闇の民』だったんじゃないかっ」

 『闇の民』とは、大陸に住まう魔族の中でも特に人間と敵対している種族の総称である。人間や、人間と友好的な魔族を見下しており、特に人間のことを捕食対象と見ていることが多い。人間にとっては天敵と呼ぶべき存在なのである。

 泣き喚くグレッグは、それ以上言葉にできない様子だった。

「……もう、離れてくれ」

「嫌。せっかく会えたのに。あなたは操られていただけなのよ」

「今さら何を言っても許されない。許してもらおうとも思わない。俺はこの手で……リサ、お前を殺すところだったんだぞ……っ」

 グレッグにとっては針の筵に違いない。エマーユとドロテアはリサをなだめ、彼の体から引き離した。なおもグレッグにすがろうとするリサを、エマーユがやさしく抱きとめた。

「他の狼人間どもはとっくに干からびてしまったが、グレッグは元通りの体になるのか?」

 誰にともなく聞いたキースの問いに、ドロテアが答えた。

「二年前に飲んだというリサの血が、彼を生き永らえさせたのでしょう。彼女の血が、ワーウルフの牙に勝ったのかもしれません。でも、他に例がないので断言はできませんわ」

「そうですか……」

 キースはヘンリーに向き直って言った。

「グレッグを証人にして、スカランジア帝国に『闇の民』がいることを、国際的に公にできないかな」

「無理だ。敵も抜かりがない。スカランジアの軍人であることを示す証拠になるものを、彼も、外で干からびた三人もなにひとつ身につけていない。公にしようにも、よくてグレッグの嘘。下手すれば我々による誹謗ということにされてしまうだろう」

「そうか。はじめから挨拶代わりにバーサーカーの死体を置いていくつもりだったってわけか」

 感情を抑えてはいるが、キースの意識の制御をふりほどき、炎のオーラが淡く発光していた。部屋の温度がわずかに上がり始める。

「各国の王に警告はできる。父上からの非公式な親書という形であれば、な」


 * * * * * * * * * *


 翌日のウメダダ領主館では、朝からそれぞれの者が忙しく動き始めていた。

 本来なら、グレッグ・ルビノはサルトー・カン王国の国王ミック・ザーラントのもとへ送り、その処遇を国王に決めてもらうべきところだ。しかし、ヘンリーは彼を死んだものとして扱うことに決めた。従って、公式には『正体不明の闇の民から襲撃を受けた』という記録しか残らない。

 ひとまずヘンリーは、戦死した衛兵の補充を始め、館周辺への簡易結界の設置や魔法戦士の常駐など、考えられる対策を講じる準備に追われた。

 一方、キースたちは日程を変更せず、アーカンドルへ帰ることにした。スカランジアの上層部に『闇の民』がいることがわかったので、一刻も早く父王に報告し、対策を講じる必要がある。

 グレッグは昨夜同様に拘束された状態のまま、面会に来ていたキースに尋ねた。

「俺をどこへ連れて行くつもりだ」

「グレッグ。未だにあんたを縛っているのは、万が一、再び獣人現象を引き起こした時のための対策だ。別に領主館を攻撃したことを責めているわけじゃない。グレッグ・ルビノは死んだ。今のあんたはただのグレッグさ」

 キースが次に告げた言葉はグレッグにとって、王族という人種に対して抱いていたイメージが崩れ去った瞬間だった。

「アーカンドルのそばのユージュの森にはグリズっていう物知りな爺さんがいるんだ。そこに知恵を授かりに行く。俺はあんたがリサと暮らせる体になるようにしてやりたいんだ」

「なぜだ。なぜ王族のあなたが、敵国の一兵士なんかを気にかけてくれるんだ」

 その場に居合わせたファリヤが言葉を挟む。

「それは、キース兄様がエルフのエマーユ姉様と恋仲だからよ。あなたに親近感があるんだわ」

 一度黙り込んだグレッグは、態度を改めると、神妙な口調で告げた。

「つい、投げやりになっていました。これまでの非礼、立場をわきまえぬ態度をお許しください。俺……、私は、もとの身体に戻るでしょうか」

「それはわからないし、約束もできない。だが、俺たちの仲間にも君に近い状態の者がいるんだ。もし何らかのきっかけで人狼化してしまっても、意志をなくさずに済む方法だけでも見つけようじゃないか」

 大きく口を開けたまま、グレッグはしばらく呆けたように固まっていた。もし上司が選べるものなら、初めからこの人の部下であればよかったと思いつつ。




 キースたちが乗り込む船は『ワルキュリア号』という名の帆船だった。帆はあくまで補助であり、普段は展開していない。基本的にはマジックアイテムを動力源に、船体下部後方に備え付けられたスクリューで推進するという。

 サルトー・カン王国が誇る最新鋭の船である。乗組員は船長と操舵手のみ、乗客はキース、エマーユ、ファリヤ、リサ、グレッグと魔法戦士五名の、総勢十二名が乗り込むことになっている。きちんと船室の用意された、結構な大型船だ。

 マジックアイテムの調子さえ良ければ、最大船速は順風で十七ノットにも達するとのことだ。条件によっては半日とかからずにサワムー湖を縦断できてしまうかも知れない。

「魔除けも最高のものを用意した。魔法戦士は一人減ったものの五名いる。リサにはこれまでにも何度も案内を担当してもらった実績がある。だから私は何も心配していない。よい航行を」

 今朝、ヘンリーがにこやかに出航を見送った時点では、天気は快晴だった。

 しかし、陸地が見えなくなり、海のように大きな湖の中心に近付くにつれ、天気は急速に崩れ始め、小雨が降り出した。同時に強い風も吹き始め、船は大きく揺れた。

「な、なあエマーユ……、なんともないか?」

「ん? なあに、キース?」

 キースの顔色は青白くなっていた。

「ファリヤ、お前はどうだ?」

「どうしたの、兄様?」

 ファリヤはキースの質問の意味がわからず、小首を傾げた。

 船長が駆け寄ってきた。そして、キースを一目見るなり断言した。

「船酔いですな。船室で休んでてください。殿下、船は初めてですな?」

「あたしたちも初めてなのにぃ!」

 エマーユとファリヤの声がハモった。

「め、面目ない……」

 弱々しくつぶやくキースを面白そうに眺めながら、ファリヤがからかうように言った。

「今日の兄様、なんだかちょっとバレグみたい」




 エマーユは、ふと振り向いた。

「あら?」

 彼女の視線の先で、リサは船長を伴い、魔法戦士たちのもとへと駆け寄っていった。

 リサが船長と魔法戦士たちになにごとか話しかけている。天気の崩れた湖上では、風と波の音が邪魔をして、耳の良いエマーユにも会話の内容は聞き取れない。

 魔法戦士たちが緊張した様子で、甲板上を船首・船側・船尾へと散らばっていく。結界を張るための所定の位置へと移動しているようだ。

 リサがエマーユを手招きした。

 駆け寄ると、リサは緊張した面持ちで、ささやくような小声で告げた。

「エマーユさん、両殿下とご一緒に船室へお願いします。この天気、自然現象ではありません。おそらくブルーサーペントが自分の縄張りからわざわざ出て、明らかにこの船を追ってきています」

 エマーユは目を見開いた。

「なんですって! ……あたしに手伝えることは?」

「そうですね……。両殿下とひとつの船室に入って、部屋の中だけで結構ですから結界を張っていてください。あたしは魔法戦士様の欠員に替わって、甲板で結界をサポートします」

 キースが船酔いしている状況においては、どうやらその対策がベストだと思われる。

「わかったわ。船室にはグレッグも運びましょう」

 操舵手の横に転がったまま話を聞いていたグレッグがエマーユの意見に異を唱えた。

「でも俺は! もしまた何かの拍子に人狼に変身して殿下や皆さんを襲ったりしたら……。今度こそ生きていけません」

 エマーユはしゃがみこむと、グレッグと目線を合わせた。

「忘れたの? あなた変身していた状態でもキースに気絶させられたのよ」

「それはそうですが、しかし今、殿下は……、船酔いに苦しんでおられます」

 グレッグの不安はもっともだが、エマーユは一喝した。

「押し問答している時間はないわ。いいから来なさい! ひきずってでもあなたを連れて行かないと、あたし後でキースに叱られる」

「……はい」

「ではグレッグのこと、よろしくお願いしますね。ところで、ファリヤ殿下は」

 リサはファリヤの様子を気にして視線を上げ、思わず口に手を当てた。ファリヤがすぐそばまで来ていたのだ。

 リサとしてはファリヤを不安にさせないため、彼女にだけはブルーサーペントに追われている事実を知られないように気遣ったつもりだったのだ。

 ファリヤはリサににっこりと笑いかけ、告げた。

「隠さなくてもいいわ。全部聞いたわよ。でも、私は平気。この程度のことでパニックを起こしたりはしません。リサさんたちの方が大変なんですもの。船室でおとなしくしていますから、よろしくお願いしますね」

 リサはこれまで船の誘導をしてきた経験の中で、乗客にファリヤと似た年格好の貴族の少年や少女が混じっていたことが何度もある。彼らは、ブルーサーペントに追われたりはしていない。ただちょっと風が強いだけでぎゃあぎゃあ喚き立てる者が多く、リサは何度も閉口させられたものだ。

 その中の誰と較べても、ファリヤの度胸は抜群に据わっていた。ブルーサーペントに追われているというのに、それをこの王女は『この程度のこと』と言ってのけたのだ。

 リサはファリヤの目をまっすぐに見詰めて言った。

「お任せください! 全力でお守りいたします」

 リサが声を張り上げると、その肩に手が置かれた。振り向くと、エマーユと目が合う。

「肩に力が入りすぎよ。落ち着いて対処しましょ。大丈夫。任せっきりになんてしないから、あたしにも手伝わせてね」

「ありがとうございます。いえ、どうか両殿下をお守りすることにご専念くださいませ」

 リサは丁寧にお辞儀をすると、船長のもとへと駆け寄っていった。

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