士官学校3学年
学校が終わり、ダラダラしてると、俺の魔導通信機が鳴った
「エアロです、はい、はい?はぁ、いいですよ」
大神殿から援軍要請とは、珍しい
大神殿に着くと、大浴場に案内された
傷を洗ったり、火傷治療の為、皮膚を柔らかくする処置をする治療室兼手術室でもある
たくさんいるなぁ、バニー系の獣人か?
「エアロ、来たか」
「ルムート公爵」
ルムート公爵は神官でもあるのだ、貴族としての仕事がないから、
国王の弟だ、下手に力をもたれるとねぇ~
「しかし、ひどい傷ですね、首から上が全部火傷だ、これ、薬をかけられた?」
「酸だなぁ」
ルムート公爵が見立てる
「床で正座して、少し口を開けて、動かない」
「エアーカッター」
ギリギリ健康な皮膚を残して、ダメな所は、カットする
「ゴッドヒール」
頭皮に髪がなく、くしゃくしゃしていた頭
鼻がなく、唇がデローンと垂れ、くっついていた顔、
はい!綺麗に元通り!
えらい綺麗なうさぎさんだな
似たような怪我人がもう一人
「治すから、おいで」
優しく話す、計算高い俺、
同じ様に治す
「耳が片方ない方が多いね」
「帝国の奴隷の証だって、エアロ様」
たちの悪いシスターが話す
「皆さん、今から耳や怪我を治します、触っちゃ駄目ですよ、わかりましたかブス共、そんな顔でどう生きるのか知らないけど、コッチ見るな!ブス」
顔を怪我してる人も多い、しょんぼりと下を向く
ちなみに、先程、綺麗に治した美人にも、まだ、鏡を見せてない、
触るからだ、今、鼻や耳を触られると、
曲がる
美人って、やらかすんだよなぁ
そこで、わざと、ブス、ブス言うと、
なぜか、大人しくなる?不思議
耳を治し、傷を治し、骨折や火傷も治療する
「ふえぇ~、さてと」
私、エアロは特殊な魔法が使えて、相手の瞳を覗くと、相手の事が色々わかるのです
「サーチ」
いわゆる診察魔法というのがありまして
体温とか、脈拍数とか、血液の量とか、病気の原因、痛みの原因等が、わかる、という画期的な魔法をゼス先生が開発したのです
このエアロは、その魔法をウソを見破る魔法に昇化させ、さらに、化けの皮を剥がす魔法にレベルアップさせました、
この、顔面ケロ子さん、帝国、バトルバニーの女王なんですけど、
自分で言ってくれないかなぁ?
「公爵、こちらの方に、正式な自己紹介をして下さい」
「なぜ?」
「女王陛下です」耳打ちする、が、聞こえてるだろうなぁ~
「お初にお目もじ、致します、私はムート王国、国王の弟、ルムート公爵と申します」
「お初にお目もじ致します、バトルバニー藩国、女王テーレと申します、どうぞお見知り置きを」
「妹のアーシェです、どうぞお見知り置きを」
「私はエアロ・フォン・クレッセント騎士爵です、よしなに」
全員、帝国から逃げて来たと、
こういうケースは外務卿か軍務卿か、で、揉めて、神殿にお鉢が回ってきた、と
情けな
500人以上いる、バトルバニーかぁ、ふ~む、
「皆さ~ん、心配しないで、とりあえず、一人金貨1枚、貸してやる、利息はいらん、服を買いに行こうぜ」
「エアロ様、私にも貸して」
ブスブス言ってた、シスターセシリーが、金を貸せと、ほう!
「シスターセシリー、以前貸した分を、返してくれ、本気で裁判所に訴えるぞ、奴隷になっても返せ、と裁判所が言ったら、ド、レ、イ、だね!」
下を向くシスター
「貸してもいいけど、カジノに行くから嫌なのです」
トーマス商会にバトルバニーさん達を紹介して、お仕事の斡旋を頼んだ
しばらくして、
王都に、行列のできる喫茶店が出来た
「お帰りなさいませだピョン、ごめんなさい、昔のクセで」
カーテシー、からの、はにかみながらの、ぶりっ子
「お待たせ致しましたピョン」
「お隣、よろしいですか?ご主人様ピョン」
「お砂糖は、おいくつですか?」
「二つですね」
「いっ個だピョン、にぃ個だピョン」
「ウフフ、ミルクは、どうしますか?」
「わたくしは、まだ、出ませんのでご勘弁下さい」
そう言ってミルクを入れ、スプーンでかき混ぜ、ひと掬いし、
「はいっ、あ~ん」
飲ませた
「スイマセン」
客に呼ばれるメイドの格好をしたウエイトレス
「何なりと」
カーテシーする
「耳を触りたいんですが」
「耳ちょん、1回ですね」
伝票になんか書いてる
メイドのお姉さん、耳を垂らして
「ご主人様、どうか、お許しを」
お客さんが、耳の先を軽く触る
「ああ~ん、そんな、女の子のビンカンな所を、やさしく、ご主人様」
まるで急に乳首ツンツンされたかの様な、過剰反応、顔を赤らめ、ハッとした感じで
「今夜は私の番ですか?」
そして、何事もなかったかの様に
「それでは、ご用があれば、おっしゃって下さい」
カーテシー
なんだ?この店、流行ってるのか?
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このお店の女の子は、演技をしています
恋に落ちないで下さい
値段が普通の10倍位なんだけど、
お客さん、多いなぁ
「エアロ様、いらっしゃい」
トーマス商会の跡継ぎジョルジュがいる
「この間、新しく見つかった島との、交易の為に僕も行ったんだけど、売れる物がないんだよ、でも、見つけたの、これ!」
なんか、渡してきた、
写真集?なんだコリャ
「新しく交易する事になった島は、人口200万ぐらいで、技術は進んでいる、こちら側が欲しい物はあるけど、向こうが欲しい物がないんだ、だから、交渉が難航している、下手に貿易すると、ゴールドや宝石を渡して取引する事に」
「富の流出が始まる訳か~」
「さすが、帝国もあの島国との交渉がうまくいってないんだ、でも、売れる物を見つけた~、それが、これ!」
「この、獣人の女の子達の可愛い写真集?」
「エアロ様、獣人の男子の格好いい写真集も、ある、あの島、獣人がいない、見た事も、ない、だから、この店をあの国で、やる、なぜなら人気がある」
「頑張って、下さい」
「エアロ様、今度、トーマス商会に時間がある時に来て下さい、凄い物をお見せしますよ」




