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私も相手に起き上がってほしくないから何回か刺し直したんだ、似た者同士だね


「律日はさ、なんで人を殺したの?」

「え?」

「いや、なんで殺したというか、なんで殺せたのか、というか」

「うーん、衝動的に?」

 スコープを覗いたまま、律日は退屈そうにお喋りを始めたかずさに返答する。

「反射に近かったかもしれません。相手が死んだのは結果的なもので、殺すのは目標じゃありませんでした。まあ、殺しても何とも思いませんでしたから、深層では殺して構わないと判断していたのかもしれませんが」

 律日にとって、銃を撃つという行為は、殺すための行為では無かった。

 ただ、動いてほしくなかった。そこをどいてほしかったし、邪魔をされたくなかった。

 傍から見ればそれは殺したかったという感情に類されるわけだが。

「あ~、ちょっと分かるな。」

 自分が嫌だと思ったことを止めてほしいだけというか…とかずさは頷きながら共感を示す。

 そうそう、あるあるですかね、と律日も頷いた。

「でも、私はやっぱり殺してしまったときは若干後悔したな。こう、やっちゃったって感じ」

「へえ。最中の勢いにまかせしまったなあ、みたいな?」

「そうそう、ずっと我慢してたからさ」

「いざって時に手がでちゃうんですよね。…まあ、こう言ってはなんですけど、イメージ通りです」

「なんだよ、どういう意味?」

「計画立てなそうだなって…。ほら、帳尻合わせるのが常套手段でしょ?」

「まあね。勢いに任せても何とかなるもんだなって、その時気付いたから。お前は計画立てすぎて動けないタイプでしょ?足して割ったらちょうどいいから、精々私に振り回されてたらいいよ」

「はいはい。よく学ばせていただきます」




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