最速の世界 13
●「前回のあらすじ」
運命のデビュー戦がはじまった! しかし、夢兎は出遅れてポジションを失う。
ミスを挽回すべく焦った夢兎はクラッシュしかけるが、シェステナーゼの助言で冷静さを取りも出す。
ポジション挽回。調子を取り戻した夢兎は、表彰台を目指して追撃を開始した。
《さあ、レースは序盤を終え、トップは15周目! 依然トップを行くのは、今シーズンを制した《五冠王者》、レ・ジュールのウォルフガング・エッフェンミュラー!! 今期を制した勢いそのままに、スタートから一人旅を続けています。一方、表彰台争いは混戦模様! 序盤から激しい順位争いが繰り広げています!!》
《そうですね。二位には、最下位から挽回しているキルヒネンが来るでしょうが、その後ろの争いは熾烈です」
《はい! そして、なんとなんとこの3位争いの中には、我らが日本代表が二人っ!! 今年22歳、Velo三年目の苦労人・久湊新司! このレースがデビュー戦となるシェッフェル・エッフェルの壬吹・ハーグリーブス・夢兎! 二人の日本人ドライバーが絡んでいっています!! 我々、日本人としてはワクワクするようなレース展開ですね》
《二人のうちどちらかが表彰台に登れば、日本人ドライバーとしては14年ぶりの快挙。奇しくも、14年前の2012年・日本GP以来の表彰台登壇となります。ワクワクしますね。はい》
ヒートアップする場内放送そのままに、3位集団が蛇のように連なってホームストレートを通過していく。
その集団からやや遅れて、夢兎が駆るシェッフェル・エッフェル「RS4/27」も集団を追って、ホームストレートを抜けていく。
Velo Voiture特有の、V10水素燃料エンジンの甲高いエキゾーストノートと、W.I.M.Sが発する独特の電子音に興奮した観客たちが、遠ざかっていくマシンへ歓声を送る。
熱戦続く、スズカサーキット。
その様子をピットビルの最上階――VIPルームの一等室から眺めていた壬吹英二は、壁面に埋め込まれているモニターに目を向けた。
モニターには各車の詳細なデータが表示されており、戦況を一目で分析できるようになっている。
英二はその中にある夢兎のラップタイムチャートを確認すると、やや不愉快そうな声で言った。
「言うだけのことはあるようだな。それとも、シャフイザ・クライが託したマシンが想像以上に『並外れたもの』だったということか……」
彼にしては珍しく、言葉尻には迷いの色がある。
しかし気を取りなすように再び窓際へと移動すると、英二は腰の後ろで手を組み冷淡な声音で言った。
「まあどちらにしても、これからだ。責任感が強すぎ、考え過ぎるきらいのある典型的な日本人である夢兎が、どのようにして己の枠を越えるというのか……見せてもらおうか」
嘲笑うような響きでそう独語すると、英二は再びレースの戦況を追いはじめた。
* * *
Velo Trophyで採用されているM社製・ハイパフォーマンス・レーシングタイヤは、優れたタイムを刻める一方で設計寿命は短い。
そのため、レース中には一回ないし二回。消耗の厳しいレースでは三回のピットストップが必要になる。
17Lap目。
夢兎はスケジュールどおりのタイミングでピットイン。タイヤ交換を済ませてコースへと復帰した。
と、そこで無線。
『pp……夢兎、グッジョブ! ここまでのペースは、ほぼ想定『タイム』どおりだ。一度目のピットストップを終えていないマシンを除くと、現在君の順位は4位だ。しかし、予想どおりユイ・キルヒネンが最下位からこちらより1,5秒以上速いペースで挽回してきている。彼から逃げ切るのはほぼ不可能だろう。表彰台に登るなら、もう2台。もう2台やっつけなくてはいけない。頼むぞ』
「わかりました」
エンジニアの言葉に、相槌を打って応える。
競争力の高いなタイムを刻めてはいるが、さすがにシャフイザと並ぶ現役屈指の追い抜き屋であるユイを抑え込むのは不可能だろう。
となればエンジニアの言葉どおり、今、前を行く二人を沈めるしかない。
とりあえず、一人目のことは考えなくていい。
だって、もう――
「捕まえた!」
20Lap目。
夢兎のシェッフェル・エッフェルは、暫定3位を行く前車のスリップストリームから飛び出すと、
「そこだっ!」
ターン15・シケインで前車のイン側にズバっと飛び込み、オーバーテイク。
その順位を難なく手にした。今抜いた敵は、こちらよりもペースが劣っていたから、丁寧に行けば問題ないとわかっていた。
しかし。
「問題ハ、次ノ相手ダナ」
「ええ」
シェステナーゼの声に反応して、ステアリングを握り直す。
次の相手は――暫定2位を行く、ロスメンズ・MGEの久湊新司。
デビュー戦で日本人Veloドライバーの先輩と戦えるのは光栄だが、正直に言えば、彼とは戦いたくなかった。
なぜならば彼は……お世辞にもバトルのしやすい相手とは言えないからだ。
「久湊ハ、相手ノ走行 lineヲ奪ッテデモ自分ノpositionヲ守リニクル、severeナbattleヲ行ウdriverダ。性急ナapproachハ避ケ、確実ニover takeデキルtimingヲ狙ウノガ得策ダロウ」
「わかったわ。久湊さんは何秒先?」
「現在ノ差ハ、+7,107。接敵ハ、29Lap目ト推定」
「ん……」
もう少し簡単に追いつけると考えていたが……。
どうやら、予想していたほどの優位性はなさそうだ。
(今日の久湊さんは乗れている……。これは、美雲代表が言っていたとおり気をつけた方が良さそうね)
心の中でそうごちると、夢兎の脳裏にしおりの声がよみがえってきた。
――現在のVeloの中堅・下位チームは、どのチームもマシン開発費の高騰によって、苦しい運営を強いられているわ。
その影響で、中堅以下のチームは、実力のあるドライバーよりも自分たちのマシンのシートを高額で買ってくれる〝金満ドライバー〟の起用を優先せざる得ない。
そんな状況下で、自動車メーカーの支援や資金力豊富なパトロンを持っていない久湊くんが、Veloのシートを確保し続けてきたのは、大変な苦労だったはずよ。
――そんな彼にとって、今回のシャフイザ代役の件は正に救いのカギ。
交渉中の各チームに、自分の実力を示す格好の場。あわよくば、来季もウチで走りたいと考えていたはずよ。
……そんな彼が、今回正式採用された夢兎をどう思っているか……。
「実力も経験も上の自分を差し置いて、何故たいした実績もない新人を選ぶんだ!」と憤っているのは、間違いないでしょう。
――明日のレース。あなたに対して、久湊くんは間違いなく感情的に向かってくるわ。
下位チームのマシンで予選上位に食い込んだことでわかるように、彼はスズカを大の得意としているドライバーだから。対決する時は、くれぐれも慎重にね。
(私の知らないところで恨まれて、って思わないでもないけれど……。久湊さんが私に対して敵意を抱くのは、同じドライバーとしてわかる話だ。でも、千載一遇のチャンスはこちらも同じ。これを逃せば次がいつあるか……いや、次があるのかさえわからないんだ。気持ちは察するけれど…………これはグランプリレース。やるしかない)
モータースポーツは多額の資金を必要とする競技であり、それが故にビジネスの側面が常に優先されてしまう。
そのおかげで、「女性」の自分は男性ドライバーよりも多くのチャンスに恵まれたことは否定できない。
でも「結果を出さなくては上にはいけない」というのは、何ら変わらない。
(だから――)
久湊に対する感情を捨て、戦意を高めつつ追撃。
そして。
(久湊さん、走りに気迫を感じる……! でも、マシン性能では間違いなくこちらの方が上だ。まずは一つ……行ってみる!)
30Lap目。ホームストレートで久湊の乗るロスメンズMGEを捉えると、夢兎は小手調べの一撃をインサイドへ放った。
しかし、久湊は小緩みもせずこれに反応。白銀のマシンの進入ラインをぴしゃりと封じ、難なく夢兎の攻めをいなして見せた。
「久湊新司……出来るっ!」
マシン性能差に頼った力技のオーバーテイクでは、絶対に行かせないぞと言わんばかりの防御だ。
このコースを得意としていることもあるのだろうが、今ままで戦ってきたドライバーとは一味違う。
「今ノblockingデ、久湊ハdrivingノgearヲ1ツ上ゲタヨウニ見エル。ドウヤラ彼ハ、君ト戦ウタメニpocketノ中ニtimeヲ隠シ持ッテイタヨウダナ」
「そうみたいね。相手の戦力が知りたいわ。しばらく敵の尻に着いて様子を見る」
「了解」
短期決戦では無理と判断して、長期戦に切り替える。
言葉どおり手は出さず、数Lapプレッシャーをかけつつ相手の戦闘力を分析。
ブレーキング時の安定性、ターンインでのフロントの入り方、出口(コーナーの立ち上がり)での加速のかかり具合。
そういった様々な要素を自分の戦闘力と比較衡量し、優勢な局面を見極めていく。そして、その局面でプレッシャーの度合いを強くし、少しずつ敵のタイヤのライフを削っていく。
そうして、久湊のタイヤがやや摩耗はじめたのを見た夢兎は、もう一度攻勢をかけた。
だがしかし。
「ッ!? 抜けない……ッ!」
続けて第二、第三破を浴びせるが、またしても攻め手を切られた。
(スズカの防戦は、さすがにお手のものか。……いや、それだけじゃない。久湊さんの走りには執念を感じる……!)
これは、真っ向勝負では厳しいか?
そう思いはじめると、タイミング良く。
「今日ノ久湊ハ乗レテイル。夢兎、ココハCourse上デノovertakeニ拘ラズ、pit戦略デノ追イ抜キヲ狙ウベキダ」
シェステナーゼが、作戦変更を提案してきた。
「suzuka Circuitハ、2stop作戦ガ他ノ作戦ヨリモ圧倒的ニgoal timeガ良イ。間違イナク、久湊モモウ一度pit inスルハズダ。コノママpressureヲカケ、彼ヲ先ニpit inサセ、ソノ間ニ速イLapヲ刻ミ、pit outノtimingデノ逆転ヲ狙ウ。状況ヲ見ルニ、コノ方法ガ最善ノ策ト言エルダロウ」
「ピット戦略での勝負、か……」
Velo Trophyで使用しているレースタイヤは一般のタイヤと違い、高速走行でタイヤ全体に熱を入れて柔らかくしなければその性能を発揮することができない。
そのため、ピットアウト直後はタイヤが思うようにグリップせず、タイムが極端に落ち込んでしまう。
その特性を利用し、先行車にブロックされている後続車は、先行車にプレッシャーをかけて先にタイヤを交換させるように追い込み、相手がニュータイヤの熱入れに苦しんでいる間に速いタイムを出してピットイン。
そして、ピットアウトのタイミングでの逆転を狙う。
それが、Velo Trophyにおけるピット戦略のセオリーだ。
この場面ではこの方法が――
(得策か。激しく抵抗されて、万が一接触なんてことになったらたまらないし……よしっ)
シェステナーゼのアイデアを頭の中で検討して決を下すと、夢兎はシェステナーゼのコミュニケーター画面に頷いた。
「わかったわ。シェステナーゼ、あなたのアイデアで行きましょう」
攻め手を変えて、敵を抜くことよりも敵にタイヤを使わせることを重視した攻めに切り替える。
久湊はステディな走りを継続しているが、ブレーキングやパワーオンのタイミングでやや挙動を乱しはじめた。
(効いている。これを続けていけば、久湊さんの前を取れる!)
「ロスメンズMGE、tire slide量、増大。コノママノ状況ヲ維持デキレバ、久湊ハpit stopヲ大幅ニ前倒シセザル得ナイ。tireノ消耗ニ注意シツツコノ調子デ……ンッ?」
「なにっ? 久湊さんのペースが、急に……」
判断は正しかった。有利な情勢を維持しながらこのまま行こう。
そう、シェステナーゼと確認し合っていたところで、久湊のペースが急にがくんと落ちた。
夢兎のシェッフェル・エッフェルと、久湊のロスメンズMGEの車間が一気に詰まり、どのターンでもテール・トゥ・ノーズ。
突然のことに目をパチクリしていると、マシンが思ったよりも曲がらなくなってきた。
前車に接近し過ぎてフロントウィングに風が当たらず、フロント部のダウンフォースが不足しているのだ。
このまま前に詰まった状態で走っていたら、こちらまでタイヤを傷めてしまう。
夢兎はペースを絞ってマシンを後退させ、そこでシェステナーゼに問いかける。
「いくらなんでもペースが遅すぎる……トラブル?」
「コチラデハ確認デキナイ。今、pitニ情報ヲ求メテイル」
シェステナーゼの問い合わせに応えて、すぐにチームから無線が来た。
しかし、ロスメンズMGEはプライベートチャンネル――Veloでは、レース中のチーム無線はファンも聞けるように公開されている。しかし、チームとドライバーは一度だけ非公開の無線「プライベートチャンネル」を使用することが可能――を使っていて、チームにも状況が判断できないという。
「後続接近。差ハ10秒程アルガ、1Lapニツキコンマ8秒ズツ詰メラレテイル」
「くっ!? このままでは……」
乱戦になったら、何が起こるかわからない。
ピット戦略で前に出る作戦を継続するか?
それとも作戦を変更して、ここで仕掛けるか?
どうする? どうする? どうする?
(ここが、勝負の綾だ。ここで判断を間違えたら……ッ!)
判断がつけられず、弱気が出る。
シャフイザがいたら……なんて考えてしまう。
でも、それではダメだ。
託されたんだから。ここは、このレースは自分の力でやり切らなくてはダメなんだ。
「――――うん、決めた!」
長考になってしまったが、そのおかげで気持ちは定まった。
熟慮して出した、その答えは――。
「久湊さんは……ここで仕留める!」
大事な局面で、受け身には回りたくない。
強気を維持するためにも、ここは攻めの姿勢でいきたい。
道は自分の力で切り拓くもの。悪い判断にはならないはずだ。
「作戦変更、いいわね?」
「……」
とはいえ、シェステナーゼの意見も一応聞いておきたい。
シェステナーゼにとっても判断を下すのが難しい場面のようで、すぐに返答がこない。
ターンを3つほど過ぎたところで、ようやくキャノピーの内側にあるコミュニケーターが反応を示した。
「……race中ノ君ノ《データ》ガ不足シテイルタメ、ソノ選択肢ニ対シテ提言ヲ行ウコトガデキナイ。ヨッテ、driverデアル君ノ判断ヲ支持、全力デ支援スル。タダシ、battleガ長引クヨウデアレバ、戦略ノ再考ヲ求メル」
「うん、わかったわ」
条件付きだが、シェステナーゼの同意も得られた。
久湊を抜けば、後はゴールまでマシンを運ぶだけだ。
さあ、ここがこのレースのハイライト。気を引き締めていこう。
心の中で自分自身に発破をかけて気を入れると、夢兎は語気を強くして言った。
「シェステナーゼ! PU、moving surface control、オーバーテイク・モード」
「了解。PU、Strut 3、W.I.M.S、release +2、moving surface control hard 7ヘ変更。……brake feelingノ違イニ注意シロ」
「……ん! ここで決めてみせる!」
34Lap目。
ペースダウンした久湊を見定めていた夢兎が、満を持して動いた。
フロントウィングにエアーを当てるために離していた車間をぐっと詰め、久湊のマシンを仕留めにかかる。
2台には優に1秒以上の差があり、傍目にも順位交代は時間の問題かに思われた。
……しかし、このペースダウンは。
「――――かかったな、壬吹ィッッッッ!!!!」
久湊の〝擬態〟だったのだ。
* * *
「フッフッフッ、かかったな壬吹ッ!!」
攻めのテンションを上げたシェッフェル・エッフェルのマシンをサイドミラーで確認した久湊は、ヘルメットの中で狂喜の声を上げた。
(シャフイザ・クライの代役は、僕の実力を証明するチャンス! パトロンに恵まれず活動資金に苦しみ続け、22歳になる今年まで、下位チームを這いずり回っていた僕にとっては、やっと巡ってきた最大のチャンスだったんだ! それうぉ壬吹……壬吹は、僕の手から奪った……奪ったんだっ!)
いや、それだけじゃない。
自分にとってこのライバルは邪魔な存在でしかない。ここで潰しておかなければ、後々どうなるかわかったものではない。
(同じ日本人ドライバーがVeloに出てきたら、ただでさえ厳しい状況にあるスポンサー集めが更に厳しくなる……。今、僕をサポートしているスポンサーが、「久湊はもういい。これからは壬吹でいこう」なんてことになれば……破滅だ)
日本という国は、「若くて可愛い女性アスリート」が大好きな国だ。
スポンサーの目が眩んで、壬吹に流れる可能性は十二分にある。
(それを考えれば、やはり壬吹はここで叩いておかなければならない……是が非でもだ!)
このレースだけではなく、自分のレースキャリアを考えてもここは負けるわけにはいかない。決していかない。
しかし、マシン性能の差は歴然だ。
このまま何もしなければ、自分はピット戦略でやられるだろう。
「なれば、手は一つ……!」
勝負を決めに来た夢兎が、マシン性能のアドバンテージを活かし、猛烈なチャージをかけてくる。
「どのターンでもいけるぞ!」とばかりに、こちらのミラーにマシンを映してくる。
一歩間違えれば、確実にこの順位は盗っていかれるだろう。
プレッシャーはハンパなものではない。背中がぞわぞわと震えて、今にも後ろから押し潰されそうな気分だ。
だが、しかし。ここで〝擬態のペースダウン〟をやめるわけにはいかない。
防御に全神経を振って、久湊は夢兎の猛攻を受け止める。
「もっとだ! もっと来いっ!!」
白銀のマシンに追い詰められたメタリックイエローのマシンは、もはや陥落寸前。
傍目には、順位交代は時間の問題のように見えた。
だが、それこそが久湊の狙い。彼が勝利の果実を掴むための伏線だった。
わざとペースダウンして夢兎の攻めを誘い、数Lapに渡って激しく争い、周囲に「二人は完全に熱くなっている! これは何が起こってもおかしくない!」と思わせる。
そして――――。
「……ペースが落ちているのに、この抵抗力はおかしい……。これって、もしかして――ッ!?」
夢兎が久湊の擬態に気づきかけた、その時。
「フフッ、チェックメイト」
サイドミラーに映る夢兎のマシンに向かって嘲るような笑みを浮かべた久湊は、ターン15「シケイン」の直前で、胸の奥で撃鉄を落とした。
「夢兎ッ!!」
「ッッ!? しまっ――――!!!!」
シェステナーゼの警告よりも一瞬だけ早く。
久湊はインサイドに並んでいた夢兎のマシンに向けて――「偶発的にみせかけた、故意の接触」という凶弾を放ったのだった。




