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告白された僕に危機感を感じた幼馴染達が僕を落としに来ている件  作者: しらべ
第一章 僕が女の子に告白されるなんて!?
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7 移り変わる日常

一章もそろそろ終わりです。

正直、また幼馴染の関係に戻れて僕は嬉しかった。

でも、二人ともなんか距離感おかしくないか??


「あははっ。ひーくんの隣は居心地がいいな~」

「そっか。それはなによりだ」


僕としてはこの教室にいることが苦なんだけど…


「ちょっと!桜!」

「げっ、翠ちゃん…」


今の桜、凄い低い声と嫌な顔してましたけど!?


周りはもう目が点になり、追いつけていない様子。

「あの三人どういう関係?」「もしかして修羅場?」「あいついつからラブコメの主人公になったんだ」的な呟きも聞こえる。最後のは楓真だな。


二人が教室から出て行き、クラスの雰囲気が驚愕から好奇や嫉妬になっていく。

あぁ、悪目立ちしとる…


顔を伏せ、狸寝入りしてとんずらしてやろうとすると、僕の机の前に人の気配がする。


「氷冴くん。」

「れ、玲さん…」

「隣座ってもいいかな?」


玲さんの目が笑ってないよ。僕ほんとどうなっちゃうの…


「も、勿論!」

「ありがとう」


「あいつ島崎さんにも手を出してたのか」「鷹野くんモテモテだな…良物件だったか逃したなぁ」「誰か氷冴を止めろォ!!」男子から嫉妬のこもった視線、女子からは好奇の視線と完全に二極化していた。

誰か興奮し過ぎて失神してる楓真を保健室に…


僕どこで道を間違えたんだろ…生まれた時からかな。

確か生まれた時から、隣の家が桜で生まれた病院の隣のベッドが翠。誕生日も一日違いだしね。


「ねぇ…氷冴くん…あの二人とはどういう…」

「あの二人は僕の幼馴染なんだ。色々あってまた三人揃うようになってさ」

「そっか()()()幼馴染ってことかな?」

「うーん。普通の幼馴染より仲はいいと思うけどあってると思う。」

「そっか。そう言えばこの間のこと…」

「あれは僕が悪かった。ごめん。今は付き合えないです」


はぐらかすと思ったのか、玲さんは驚いている。

そしてすぐに、悲しそうな顔をした。


「氷冴くんは、今好きな人いるのかな?」

「今はいないよ。」

「じゃ、じゃあ私にもまだチャンスはあるよね???」

「あ、あるんじゃないかな?」


僕は否定も肯定も出来ず、曖昧に答えてしまった。


「わかった!玲さん頑張るっ!」


いきなり席を立ち上がりガッツポーズをして見せる玲さん。

「頑張れ!」と声をかける女子生徒たち。

「なんで鷹野ばっか?」と疑問に思う男子生徒。


それは僕のセリフだ。なんでこうなった。


この先、僕を待つのは修羅場かハーレムか、それとも三人の中から一人と結ばれるのか、どれを考えても想像は出来なかった。



少しでも良かったと思って頂けたらブックマーク、評価、感想をお願いします。


今回もありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

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