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告白された僕に危機感を感じた幼馴染達が僕を落としに来ている件  作者: しらべ
第二章 なるほど。これがハーレムってやつか。
16/16

16 そうだ。プールへ行こう。準備編

 三人が僕の家に居候を始めて数日。


 全員リビングに集まりながらも、個々にダラダラと過ごしていた。


「ねぇーひーくん。」

「ん?」


 TVの前のソファで最近配信されたソシャゲのリセマラをしていると、隣に桜がやってきて座っていた。


「夏休みなんだし、どっかお出かけしよ?」

「えぇ…リセマラが…」

「そんなのいつでもできるじゃん!」


「ぷんぷん!」と自分で効果音をつけながら桜は、僕の肩を揺らしている。


「外は暑いし、日焼けするからやだよ」

「な…男の子が日焼け気にしてどうすんの!ひーくんの肌白すぎて怖いよ!不健康体だよ!」

「僕は不健康体でもいいんだ。クーラーと共に生きるんだ!」

「氷冴…それはあんまりよ…」

「そーだよ…氷冴くん」


 ここへ来ての翠と玲の加勢…僕には分が悪い…


「わかったよ…どこに行くの?」


 僕が折れると三人は顔を見合わせて、笑顔になった。

 みんな最初から僕が折れると分かってたな…


「「「プールだよ!(よ!)(だね!)」」」


 まぁたまにはいいか…な?


「よし!水着を買いに行こう!」


 そう言って三人はほぼ同時に立ち上がった。


 み、水着⁉




 ♢♢♢♢♢♢♢♢


 と、いう事で、僕は電車で三十分のところにあるアウトレットに連行されました。

 周りには女性ものの水着がずらっと並んでいて、目のやり場に困っています。


「今から試着していくから、逃げないでよ。」

「僕が逃げるわけないじゃん…翠酷いよ…」

「ごめんごめん。氷冴はそんなことしないもんね。じゃあ私も行くね」


 そう言い残し、翠は試着室の中へ。

 夏休み入ってからどことなく、翠の態度が柔らかい気がする。

 …気のせいかな?




「氷冴くんこれはどうかな…?」


 試着室のカーテンが開き、顔を赤く染めた玲が出てきた。

 ピンクのフリルが着いたビキニ。うん。可愛い。なんて伝えればいいんだろう。


「僕は凄い似合ってると思うよ」

「そ、そうかなぁ…氷冴くんは私がこれ着てたら嬉しい?」

「う、うん!嬉しいよ!?」

「じゃあこれにする!私も一目惚れしちゃったんだよね!」


 これ、ちょろいぞ。恥ずかしささえクリアすれば…いける!





「ひーくんどう?」

「……」


 試着室から出てきたのは、王道の白いビキニを纏った桜。

 なんと言っても破壊力がとんでもない。凄いな。恥ずかしいと言うより驚愕だよ…


 ど、どことは言ってないから!


「す…凄いいいと思う…桜似合ってるよ…」

「そんな熱心に見ないでよ。えっち」

「こ、これは!そういうわけじゃなくて!」

「ふふーん。桜これにしよーっと。


 小悪魔的な笑顔を浮かべた桜は試着室に戻っていく。

 当日僕は殺されるんじゃないか?いろんな意味で…




 最後は翠か。


「氷冴いる?開けるよ」

「うん。いつでもいいよ」


 試着室が開くとそこにいたのは水着姿…


 ではなく、私服の翠だった。


「私の水着は当日のお楽しみねっ?」

「わ、わかった」

「あれ~?もしかして期待してたの?」

「そ、そんなこと…」

「桜みたいに大きくないけど…」

「翠…!?」

「嘘よ。私は私だから。だかが胸が小さいくらいで、氷冴の気持ちは負けないわ」

「…っ!」


 想像もしていなかった答えに僕は不覚にもドキッとした。


「ほら、氷冴いくよ」

「ん?何処へ?

「ひーくんの水着は桜たちが選ぶんだよ?」

「氷冴くんに一番似合う水着を選んだ人が勝ちだったよね?」

「そうね。まぁ私が勝つけど」

「よし負けないぞー!」



 ……逆のパターンか。


 僕もう帰りたいんだけど…


 その後僕はマネキン人形のように、大量の水着を試着させられたのは言うまでもない



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