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告白された僕に危機感を感じた幼馴染達が僕を落としに来ている件  作者: しらべ
第二章 なるほど。これがハーレムってやつか。
12/16

12 混沌から始まる夏合宿

PCは相変わらずボロボロです。

そのうち更新頻度の見直しを行います()

 夏休みの初日。


 前日、僕は積みゲーを崩すために徹夜していた。

 今回やったのは、幼馴染ギャルメインの恋愛ゲーム。

 感想はうまく言えないが、最後は悶絶した。まじで。


 部活に左右されない自由な夏休みが始まる。

 そう意気込んで布団に入った僕だったのに…


 …なのにどうしてこうなったッ!


 ♢♢♢♢♢♢♢♢


「んんっ…重い…」


 とりあえず僕は時計を確認する。

 時刻は13時。平日じゃこんな事できないよな。


 …本当に身体が重いんだけど。僕身体に重りを付けて寝る趣味あったっけ?

 否。あるわけない。


「あっ、ひーくんおはよ~いいお昼だねっ」


 僕の胸元から出てきたのは桜だった。


「ど…どういう事だァァァァァァ!!!!」

「ふぁ~えへへっ…」


 あくびをしながら僕の体に抱きつき、また寝る体制になる桜。


「待って!桜!ストップ!」

「なんでぇ~?」


 そんな甘ったるい喋り方しないでくれ。

 控えめに言って脳が溶ける…









「まだ寝てたいよぉ~」


 まだ眠そうな桜を無理やり引きはがし正座をさせる。


「どうやって入ってきたの?」

「ハルちゃんに入れてもらった」

「なんで僕の体の上に?」


 彼女は僕のテレビへ目を向けた。


「あっ…」

「ああいうのが好きなんだよね…?ひーくんは」


 画面には寝ている主人公の上に茶髪の豊満(何がとは言わない)ギャルが上にのりデレているシーン。

 正にさっき体験した描写だった。


 なんで電源を消さなかったんだ寝る前の僕…


「否定はしないけど…」

「ふぅん…嬉しかった?」

「う、嬉しくないことは…ないけど…」

「そっか。ならよし!」


 あぁ…もう残りの夏休み嫌な予感しかしない…




 ♢♢♢♢♢♢♢♢


 リビングへ行くとハルは出かけていた。


 僕が朝ご飯を作り、桜がテレビを見ているとインターフォンが鳴る。


「桜出てきてくれる?」

「りょーかいっ!」


「氷冴くん!」

「氷冴開けなさい!!」


 ドンドン!と玄関のドアを叩く音が聞こえる。


「ひーくん行った方がいいんじゃないかな…?」

「そうだね…」


 僕は火を止めて玄関のドアを開けに行った


「二人ともうるさいよ」

「氷冴くん!なにもされてない!?」

「氷冴ぉぉ!!」


 ドアが開くなり飛んでくる2人。


「ちょっとっ!?」

「あぁ…氷冴が男の顔に…」

「氷冴くん!二番目は私ね!?ね!?」

「二人とも何言ってんの!?」


 2人が携帯の画面を見せる。


「これは…僕と桜…?」


 ――同じ布団に入っている男女。


「画角的には…桜が裸…?」

「え?僕何にもしてないんですけどぉぉ!?」

「ごめーんっ!いたずらしてみたっ!」


「「「さーーくーーらァァァ!!!」」」








 いったん落ち着いたところで、僕はおかしなことに気づいた。


「なんかみんな荷物多くない…?」

「だって、今日から合宿よ?」

「あれ?氷冴くんに言ってなかった?」

「ど、どこで!?」

「「「ここで。」」」



 ついに僕本当に耳おかしくなったかな……










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