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次の日学校へ行くと些か寝不足気味の姫花がいた。 大丈夫か……



「おはよう姫花。 随分眠そうだな?」


「ん…… おはよう陸君。 昨日お部屋大掃除してたから」


「なんで?」


「だ、だって陸君達来るから。 いきなりでビックリしたけど嬉しくなっちゃってつい。 陸君は女の子のお部屋見慣れてると思うけど私はあんまり慣れてないから。あ! 初めて男子は来るんだけどね!」



そんなに気合い入れなくても……



「あ…… でも私の家に来てもあまり遊ぶものとかないしつまらなかったらごめん」


「いや、別にただ行ってボーッとして帰るだけだと思うし。 俺の家にもあいつらよく来てるけどそんな感じ」


「お、お風呂とか一緒に入ってるのに?」


「それは俺が入ってる時に海と空が乱入してきたんだ。 でもタオルとか巻いてたしさ、小さい頃はよく一緒に入ってたりしたけど今はそんな事ないって」



するとそんな俺と姫花の会話が聞こえてたのか横から新井が出て来た。



「お、お前星野と一緒に風呂に!?」


「げ…… 今のは冗談だって」


「どこからどこまでが冗談なんだ!?」


「新井君、高校生になってそんな事するわけないでしょ? 例え話だよ」



姫花が上手くフォローしてくれた。



「確かに星野は諦めたけど今のは聞き捨てなんねぇ…… てかそうだとしたらお前が羨ましい」



羨ましいと言われてもこれはこれで大変なんだよなぁ。 誰かに何か行き過ぎた行為したら途端に修羅場になるしで。



「ねぇ陸君、私もその後で陸君の家に行ってみたいな?」


「俺の家に? まぁ俺の家こそなんもないと思うけどな」


「ほら、言ってたじゃん? 何にもしなくてもボーッとしてるだけでいいって。私もそれでいいからさ? 今日は私の家! でも今度は陸君の家って事で」


「え? そうか? でも前にも言った通りそうなると海と空も当然いると思うけど」


「うん! もちろん! 」



姫花はそう言って海の所へ行った。 海は姫花が来るとニコッと笑っていた。 まぁいい感じで何より。



昼休みになり例のカップルだらけなベンチで4人で昼食を食べる。 4人並ぶと流石にキツキツ……



「空、わかってると思うけど今日部活終わったら姫花の家に行くんだとさ」


「わかってるよ、ちょっと楽しみ!」


「んー、そんな期待する所じゃないよ」


「空、あんまはしゃぐと狭いんだからあまり動かないで!」


「てかわざわざここで食べる必要あるか? もっと広い所がいいんじゃないか?」



俺も女3人連れて男1人ってなんか気不味い。 3人に気不味さはないんだけど周りに見られると少し面倒臭い……



「だよね…… あ、屋上なら広くていいんじゃない!?」


「ああ、それもアリね……」


「そうだね、海ちゃんが今日は陸君の隣譲ってくれたけど流石に悪いしさ」


「それに海ちゃんこの前みたいにカップルがイチャイチャしだすと興奮するからね、んふふ」


「空ッ!」



なんとも賑やかな…… そんな姫花が加わって更にやかましくなったけど、そんな海と空を姫花は微笑んで見ていた、そしてその姫花を俺は見て姫花と目が合う。



「ありがとう」


「え?」



姫花は今までに見た事ないくらい可愛い笑顔を俺に見せてそう言った。



「どうかした? 姫」


「ううん。 なんでもない、なんとなく言ってみただけ」


「あたしならいつでもお礼してくれてOKだよ」



海と空はじゃれ合っていたからよくわかんなかったようだ。 そしてあっという間に放課後になり部活も終わった。



校門を出ると海はそういえばと何かを思い出したように言った。



「ご飯どうする? 流石にこの時間でこの人数って迷惑だよね? 作るの大変だしどこかで食べてく?」


「ああ、そう言われるとそうだよな」


「どこで食べよ? あたしお腹ペコペコ」


「大丈夫だよ、昨日私のお母さんに友達来るって言ったらさ、お金くれたから全員でどこかで食べて来なさいって」


「わッ! 姫花のママ太っ腹!」


「え、悪いよそんな」



海はお金なら私達もあるし払うからと言ったが姫花はいいのと言って今日は姫花の母さんの奢りで食べていく事にした。



「ん〜、後で姫のママにお礼しなきゃね。 じゃあ私もお言葉に甘えようかしら。 どこで食べる?」


「私の家の近くにね、美味しいカフェがあるからディナーやってるからそこで食べる?」


「いいね! あたしそこ行きたい、そうしようりっくん?」


「ああ、じゃあそこに行こう」



こうして電車に乗り姫花の家の方角に向かった。



「じゃあ乗って陸君」



俺の両肩に触れて姫花が俺を電車の中に促した。 姫花がさりげなく俺に触って来たので俺はクルッと姫花を向くと少し顔を赤く染めていた。


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