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あー、でもなんか疲れた。 俺こいつらとついにキスしたんだな。ただずっと3人で仲良くとかもうしばらくは現状維持とか考えていたのが遠い過去に思えてきた。



まぁ3人仲良くってのは海も空も同じらしいからいいけどこれから先キスのような初物は今みたいなしようとしたらどっちが先? とか極力ならないようにして貰えればいいんだけど。



というか俺ってこの2人相手にそんな事言ってるなんてそれこそ贅沢な悩みなんだよな。



「りっくんりっくん! やっと恋人っぽい事出来たね! なんか微妙だったけど」


「うん、微妙だったけど満足した」


「微妙ばっかり強調するなよ…… 俺かなり緊張したんだぞ(修羅場にならないように)」



微妙と言いつつとても喜んでいるから良しとしよう。



「まぁ陸は恥ずかしがり屋だしお子様な所あるから今はこれくらいが限界よね」


「むふふ、そうだね! あたしと海ちゃんはお互いの裸見せ合ってお風呂入ったもんね! あ、でも海ちゃんのお腹今どうなってるかなぁ」


「ちょッ、空!」



空が海の背後に回り込んでお腹の肉を摘んだ。



「ほうほう、これは本当に若干太ってますなぁ海ちゃん。 でも柔らかくて気持ちいい」


「空! 陸の前で私のお腹触らないでよ!」


「りっくんも触ってみる? 気持ちいいよ?」


「はぁ? え?」



海がブンブンと首を振って嫌がっている。



「バカ空! ぺったんこ!」


「なッ…… ぺったんこじゃないもん!Dくらいはあるもん!」


「私からしたらぺったんこよ!」


「海ちゃんなんてキャラ物の服着たら変な顔になるくせに!」


「お、おい、でっかい声でそんな事で喧嘩するなよ? 聞こえるだろ!」



俺のその言葉に2人は俺を睨んだ。え? なんで睨むんだよ? そんな事って言ったのが悪かったのか?



「だったらりっくんにどっちがいいか聞いてみればわかるわ!」


「それもそうね。 陸、私と空どっちがいい!?」



はぁ!? なんで海の腹の話題からどっちの胸がいい?なんて事になってんだよ。しかもまた選択ものかよ。 どうせどっちをえらんでも最悪なら……



「空……」


「え? あたし!? やったぁ! ほうら、海ちゃん! やっぱりりっくんはあたしのスタイルの方が良かったのね」


「嘘、そんな……」


「話は最後まで聞けって。 空の胸がいい時もあるし海の胸がいい時もある」


「「は?」」



海と空は俺に何言ってんのこいつ? みたいな表情で見る。 ぶっちゃけそれは俺がお前らにそんな表情したいよ俺は…… なんでこんな事言わなきゃならないんだよ。



「要するに空の胸と海の胸どっちも俺にとっては良くて…… ほら、あるだろ? なんか独特の感触が。 なんか抱きしめられた時とか」



真顔で2人に2人の胸の感触を語っている俺は顔から火が出そうだ。 だってそれを2人が真面目にうんうんと聞くから尚更。



「空の胸は後ろから抱きしめられた時俺の頭にちょうどフィットするし海からは前から抱きしめられた時ちょうど顔を包み込むしで…… てか俺の言いたい事わかる?」


「え? りっくんはさっきから何を言ってるの?」


「うん、陸なんか変な事言ってるよ? 抱きしめられた時頭にフィットするとか顔を包み込むとか…… 私と空のプロポーションどっちがいい?って事でそんな事まで聞いてないのにカミングアウトしてるんだもん」


「え?」



そう言えば上手く言う事考えてる時、空がスタイルとか言ってたような気がした……



「ははーん、りっくんはあたしの胸と海ちゃんの胸に前と後ろから挟まれたいって事ね!」


「あ、ごめん。 今の嘘、 空は空のスタイルが1番見慣れてて今くらいの胸が1番似合ってるし、海も今くらいの大きさが1番海らしくていいよ。 つまりどっちも個性あっていいって事で」


「陸、そんな事言ってももう遅いよ。 じゃあ陸のご希望通り抱きしめてみようか? 空」


「そうだね!」



自ら墓穴を掘ってしまい前と後ろから海と空に抱きしめられた。 こいつら容赦なく抱きしめてくるから感触がどうこう以前に毎回苦しいんだよ……



「あー、りっくんとキスも出来たしりっくんの変なカミングアウトも聞けたし今日は大収穫だったよ! あたし達もう帰るけど我慢しててねりっくん!」


「そうだよ陸、抱きしめて欲しかったらいつでも抱きしめてあげるからね?」



2人は満足したように帰って行った。 海と空が出て行き1人になった部屋でなんて恥ずかしい事を言ってしまったんだと悶えていた。






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