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空が時間を戻ってきたという告白から幾日か経った頃、学校へ海と空と行く途中で俺は気になってた事を空に聞いてみた。



「空、なんか起きる時って予兆みたいな事ってあるのか?」


「うん、半分あたりで気付いたんだけど一瞬激しい頭痛みたいなの起こるんだ、決まってそのすぐ後かなぁ」


「なるほど、本当に直前しかわからないんだな。道理で苦戦するはずだ」


「私達どんな死に方したの? 参考までに教えてちょうだい?」



空は思い出したくないなぁと言っていたが海が知ってればなんらかの対処出来るかもしれないでしょ?と言ったので答えた。



「ありえない死に方する時あるから対処とか気を付けるとか難しいんだよ。 例えばいきなり落雷に打たれて死んじゃったりとかビルの一部が壊れてりっくん達に落ちて来たとか。 それとバスジャックとかもあったよ?」


「落雷は防ぎようないよな…… 外に居たりしたらいきなり避難も難しそうだし」


「そうなの。 だからその前に戻って落ちない場所にりっくん達を移動させたり街を歩かせないようにとかバスに乗らせないとか大変だったの。 今のはざっくりとだからそれほど単純じゃないんだけど」


「でも今は空が言うその神様が足止めしてくれてるのよね? それってどれくらい持つのかしら?」


「一度防いでもしばらくしたらまた死の運命が襲い掛かってきて今は9回目だから月に1、2回来ている計算かなぁ? 最後はりっくんにこの事告白する前だからまだ少し余裕はありそうだけど……」



あ…… あの時の少し前だったのか。 うーん、健斗兄さんにあの山に案内されて俺は保険をかけておいてもらったわけだけどどんな作用が起こるかわかんないし。



出たとこ勝負になりそうだ。 ただ空が失敗した時今度は空も死んでしまうって事だよな?



というよりそもそもその神様とやらは本当に信頼できる者なのだろうか?



例えばそいつは自らをアクトゥリアンとか言っているが実は宇宙から飛来したグレートオールドワンなる大司祭で地球にルルイエという都市を建設しその末裔は古き神に海底にルルイエと共に封印され今は力をほとんど失っている…… とかクトゥルフ的な奴だったりして。 なんて考えてて恥ずかし……



そんな創作物みたいな事を考える俺は中2病か。



やっぱり自分も体験してみないとどうにもわからないなぁ。 でもそれは俺が死んじゃうし何より空を失うのは絶対に嫌だ。



「あ! でも海ちゃんの誕生日もうすぐでしょ? それは祝えそうだなって。 だから良かったよぉ」


「何が良いのよ? 私は空の誕生日だって誰も欠ける事なく祝いたいわ」


「うーん、でもそれはそうだけど…… もし万が一とか考えたらどうなるかわかんかいでしょ?」



空は出来るだけ暗い方向には考えないようにしているつもりなんだろうけど少しシュンとしている。



「だったらさ、この前俺の誕生日に姫花の事祝ったみたいに空の分もしちゃえば良いんじゃないか? そんで何事もなければ空の誕生日は盛大に祝うとか」


「…… うん、まぁそれも良いわね。 私の誕生日のついでに空の誕生日の前祝いしちゃおうかしら?」


「え? ほんと? いいの!?」


「いいも何も空の前祝いして悪い流れを断ち切ろうぜ? それによって何か変わるかもしれないしな」


「うん…… うん! いいかもしれない。 やったぁ! りっくん、海ちゃんありがとう」



空はパァッと笑顔になり俺の提案に嬉しそうにしていた。



いきなり思い付いた事だから海だけのプレゼントを用意していた姫花にも言わないとな。



それに俺も海と空の誕生日プレゼント選ばないと。



あとで姫花と一緒に選びにでも行こうかな。 毎年海と空に何をプレゼントしようかって迷ってたし。



「ふふん。 陸は私達に何プレゼントしようか迷ってる顔してるわね?」


「え? なんで?」


「ずっと陸を見てた私がわからないはずないでしょ? 何くれるか期待しちゃおうかなぁ?」


「おいおい……」


「りっくんのプレゼントならあたし何貰っても大事にするよ! 大切な人からのプレゼントだし」



それプレッシャーなんだけど? 参ったなぁ、なんだかいつもより特別な物にしないといけないような雰囲気だ。



やっぱり同じ女の子の姫花の意見を聞いた方がいいな。



そして学校へ着き姫花にさっそく今朝の事を話すと姫花は俺のプレゼント探しを手伝ってくれる事を快く了承してくれた。







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