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そしてテストが始まり1日目が終えたのでそのまま帰宅となる。 テスト中は早く帰れるのがいいよな。
家に帰ったら早速ゲームをしよう! なんて考えは甘く海に阻止されてしまった。 姫花も海に誘われて俺達の勉強のお付き合いだ。
「海ちゃんの家に来たのはいいけど…… いや、良くないか。 だってまた勉強だもーん!」
「諦めなさい、テスト期間はみっちりやるわよ。 ちょうどテストが終わる日陸の誕生日なんだからその時に思い切りはしゃげばいいじゃない」
「うへぇ…… あ! そうだ。前に姫花の家に泊まるって言ってたじゃん? どうせならりっくんの誕生日姫花の家で祝わない?」
「え? 私の家? うん! うん! そうしたい! 海ちゃんいいかな?」
「うーん、じゃあ姫花の家でケーキ作らせてもらっていいかしら? キッチン借りれる?」
「もちろん! お母さんに言っとくね。 私も手伝うよ」
なんだか海の一声で姫花に気合が入る。 そして海の「ならそれに備えて勉強頑張らないとね!」の掛け声に姫花は「うん!」と更に気合が入る。 ダメだこりゃ……
そしてまんまと海のペースになり俺と空は勉強に勤しむ事となる。 だが海と姫花の指導の甲斐あって問題集がスラスラ解ける。
「ふう、俺もやれば出来るもんだな。 敗北を知りたい……」
「じゃあ教えてあげる。 次はこれやってね」
そして更に積み上げる問題の山…… 敗北を知りたいなんて言ったのは嘘です……
「あ〜あ、りっくん調子乗るから」
「空も手が止まってるよ?」
「陸君頑張ろう? 私がついてるからね?」
「こら、そこでデレちゃダメ!」
早く帰ったのにその分勉強をさせられもう秋になりそうなのに今日はとても蒸し暑い中、海の部屋にはエアコンがない。
だんだんクラクラしてくる…… ていうか流石に海達も暑いのか少し汗ばんでる。 サウナみたくなってるもんな、いつの間にかこの部屋。
それに耐えかねた空はいきなり服を脱ぎ出した。
「ダメぇッ! あたしもう限界! 」
そう言うと空はあっという間に下着だけになってしまった。 姫花はそんな空の行動に驚愕する。
「あーッ! ちょっとは涼しくなった。 もう体ビショビショで気持ち悪い……」
「ええッ!? そ、空ちゃん、陸君の前でなんて格好を……」
「姫、こんなので驚いてちゃダメよ。 空体拭きなさいよ、風邪ひくわよ?」
「ふぁ〜い、海ちゃん拭いてぇ、りっくんなら尚良し」
「り、陸君見ちゃダメッ!」
姫花は慌てて俺の目を塞いだ。 でもぶっちゃけ暑くて今は空が下着姿になろうと動じる気力もないけどな。
「はいはい、私が拭いてあげるからそこらに汗つけないでね」
海がタオルで空の汗を拭いてあげているようだ。
「姫花、そんな押さえ付けられると暑いよ」
「あッ! ごめん!」
「もう空ったらだらしないわねぇ。 あれ? 空こんな所に痣あったっけ?」
「あうッ、こ、これはぶつけちゃって」
「んん? 痣っていうよりなんだろう……」
そんなのあるのと何気なく見ようとしたら海がパッと俺の目を塞いだ。
「ここはいくらなんでも私のじゃない限り陸には見せられないわ」
「え? どこにあるんだよ?」
「りっくんのエッチ! でもりっくんがどうしても見たいなら……」
「バカッ! 少しは恥じらうの! 脚の付け根なんだからッ」
「むう…… 自分の時はいいくせに」
ああ…… 道理で。 危なく姫花にドン引きされる所だった。 てかもうされてたりして……
「ダメだよ陸君! だ、大事な場所なんだからッ」
「姫…… いちいちはっきり言わなくていいの」
そして体を拭き終わったのか空は海の下着と服を借りてサッパリした様子だった。
「ああーッ!スッキリした。 って海ちゃんも姫花も汗かいて気持ち悪そうだね? みんなとりあえず着替えたら? 海ちゃんの服だけど」
「はぁ、図々しいんだから。 姫も気持ち悪いなら服脱いで?」
「お言葉に甘えようかな……」
「じゃあ洗濯しててあげるから。 陸は姫花が着替えるまで出てってね? 私の裸を見せるのは別にいいけど姫花が脱いだら陸興奮しそうだもの」
海がそう言ってキッと俺を睨む。
「はいはい、言われなくても俺も一旦家に帰って着替えて来るから出てくよ」
そして着替えてから海の家に戻り勉強を再開した。 勉強した甲斐があってそれからテストも順調でようやく学校のテストも終わった。




