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プロローグ

手術台の上で、先生は私の顔を覗き込む。


「成功するかは五分五分…なにか、言い残す事はあるかい?」


優しくも、狂気を孕んだその笑みに対し、私は何も言わず目を閉じた。


「それでは祈っててくれ…きっと目が覚めたら君はもう一度夢へ向かう事が出来るはずだ」


こうして、私は#強化人間__ブースト__#となった。

支給された武器は右手によく馴染む機械仕込みの刀、与えられた名はシリウス。


フフ、 犬みたいな私には丁度いい名だ。

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