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異世界転生 《オタクってこういうことに関したら有利だな》  作者: ほわいと
第壱章 強さを求めて
5/6

4話 強くなる為に

すいません。

だいぶ遅れてしまいましたが

なんとかあげられました。まだまだ愚作ですがよろしくお願いします。


本編どうぞ↓

____________________________________

あれからずっと舞い続けているが、

剣舞のスキルを手に入れてからものすごい楽になった。

スキル補正に感謝だな!


よし、もうすぐ摸擬戦だ。

あと10日しか期限はない、まぁ、もう勝てると思うが用心に越したことはないからな。

気を引き締めて行こう


「バイア教官、少しよろしいでしょうか」


「なんだ?」


「はい、もう母様との模擬戦まで10日しかありません」

「剣舞ができて、やっとまともに戦えるようになるだけです」

「母様に勝つには、剣舞だけでなく実戦での技力も上げなくてはなりません」


「そうだな。ではまず副騎士長と戦ってみるか」


「はい、よろしくおねがいします」


「じゃぁ、すぐに頼んでくるから、少し待っててくれ」


「わかりました」


副騎士長かー

母様とまではいかないけど、やっぱり強いんだろうな。

ま、俺が勝つけどな。こんなこともあろうかと、一応前々から自分でも鍛えてるんだよな。

もうこの街には、俺に勝てるやつはいないと思う。


「おーい」

「やってくれるそうだぞー」

「ただ、副騎士長も忙しい身だからな、もう少し待ってくれだそうだ」


そりゃそうだろう。母様は少しどころか、すごく抜けている

そのバックアップともなれば、睡眠時間すら削られているだろう


「全然かまいませんよ、副騎士長様と戦えるだけでも光栄ですから」

「ではそれまでなにをしましょうか」


「あぁ、副騎士長が来るのが4時間はかかると思うから」


「ではそれまで、バイア教官が基礎を教えてくださいよ」


「そうだな。一応これでも剣術には自信があるんだ」


まぁ、そうだろうなとは思っていたさ

だって筋肉の量が半端じゃないし、いつも背中に教官と同じくらいの大剣ぶら下げてるんだぜ


「じゃあまずは、剣の太刀筋からみていこうか」


「はい」


「まずは俺が手本を見せるからっつっても、動き的には剣舞の中に全部入ってるんだけどな」


「いえ教官、やはり実戦の動きと剣舞では全く違いますので」


「そのとうりだ。実戦は、剣舞だけじゃ相手に読まれてそこで終わりだ」

「読まれた後の対応や剣舞の型から外れた動きも必要になるだろう」


そのとうりだ。剣舞だと動きは読まれやすい

母様に剣舞の動きは通用しないといってもいいくらいだ


「だからいまからは、その型から外れた動きを覚えてもらう」


「はい」


「じゃあまずは、相手の上段切りをかわしてからの横一閃」


「教官、基礎とは言いましたけどもう時間は少ないんです」

「もう少し実戦に近けてやりましょう」


「わかった」

「じゃぁ、いくぞ。お前は頭もいいからな」

「自分で考えて動き、対処してみろっ」


喋りながらいきなりかよ

まぁ、来るってのは気で分かったけどな


右上段切りか今さっき言われたことをためしてみろってか

やってやろうじゃねーか


ブンッ


大剣が空間を歪ませる勢いで振り下ろされてきた

おいおい、これ当たったら一発でしぬだろっ


「あっぶねっ」


かわした瞬間二撃目が左真横から俺に近ずいてきた


「どっからきやがったんだ...」


「がはは。やっぱ見えていなかったか」

「お前は一瞬だけ動揺したろ。その動揺で俺の剣から目を離した」

「俺はその一瞬で剣を後ろに回し持ち替えて振っただけだ」


そうか...

「もう一度お願いします」


「わかった」


____________________________________

「やぁ、やっているね」


ハァハァッ


「副騎士長、やっといらしたんですね」


この人が副騎士長か...

ずいぶんと若いんだな


「君がヴァルテの子供か」


「はい、こんにちわ」


「礼儀も正しいね」


まぁ、前世の記憶をもってるからな


「ヴァルテとは大違いです。」


「そうでしょう、ライトは頭もいいんでヴァルテ様とはえらい違いですよ」


「それじゃぁ、体力も回復したようだし」

「そろそろやろうか」


うおっ、副騎士長の殺気が一気に

膨れ上がった。

俺の心の奥深くで恐怖心も増してきている

この副騎士長に勝てないと母様に勝てるわけない

実力的には俺が圧倒的に勝ってる。それはとっくにわかっている。


「おや、どうしたんだい」

「かかってこないのかい?」


くそっ笑っているが全然隙がない


くそっ 一方的にこっちの集中力がなくなっていくだけじゃないか

どうするっ どうやって攻めればいいんだっ


「だめだよ、ライト君」


「えっ」


「力みすぎ」


シュッ


「な、きえ......ガハッ」


「ライト君はまだ経験がないから無理もないけど」


「どういう、ことですか・・・?」


「そうだね、例えばライト君の母親とお姉さん二人ともが魔物に襲われていたとする」

「そんなことは絶対に起こらないと思うけど」

「まぁ、仮にで考えてくれ。話がずれたね」


「は、はい」


「よし、それでね。その二人がすごく離れているところにいるとする」

「その場合、君はどっちを助けるんだい?」


「そんなのっ...選べるわけないじゃないですか」


「どちらかを選ぶしかないんだ!」

「ごめんね、強く言い過ぎた」

「今の君は、もしその立場になれば確実に二人を助けられない」


何が言いたいんだっ、この人は


「ようするにだね、君は一つのものしか見ていない」

「何でもいい、もしもそこに力増幅薬が落ちていても君じゃきずけない」

「君には視野の広さが決定的に足りていない」

「もっと周りを見ろ、目をつむってでも相手が何をしているのかわかるようになれ」

「まずはそこからだ」


「わかりました」


「うん、いいへんじだ」

「じゃぁ、僕はまだ仕事があるから行くよ」


「頑張ってくださいね!」


「ライト君、君も頑張るんだよ」


あと10日しかないんだ。

無理をしてでも、一つでも多くの技術を手に入れないと...

早く、もっと早く強くなりたい。

副騎士長に勝てるように...

誰にも負けないように...

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