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出会い2

初めてあった…こんなに興味を持ってくれるなんて。


「ねぇねぇ!!乃愛果!!のえかってば!」


「何?狛苗くん」


彼はむぅと口をふくらませていった。


「奏響でいい!ってか、そらがいい!!」


そういうけど…あって時間も立ってない相手を呼び捨てで呼ぶなんてできない。できるわけが無い!!!

いや仮にできたとしても恥ずかしさで倒れてしまう…男の人の名前…そ、そらとかむ、無理だよ!!はぁ!何いってんの無理だって!!


「…えか……か…のえか!」


「何?」


私は迷惑そうに返事を返す。


「ねぇねぇ!!何だったの今の!超能力者?」


何?なんで?馴れ馴れしく話しかけてくるの…むかつく。

私は歩く速度を早くした。

すると狛苗は行かせないよと言いたげな目で私の腕をつかんできた。


「ねぇ、いそいでるんだけど」


私が起こってるような口調で言い放った、ちょっとは反省するだろう…。


「ねぇ、行くとこないんでしょ?」


私の心を見破った…何こいつ…むかつく。なんで他人のあんたにそんな事言われなきゃいけないの、むかつくな。本当に!!!

私は人間のあんたとは関わりたくないの、大変なことになるから…お母さんとお父さんのようになつてしまう…。


「あなたには関係ないでしょ!」


ドス!


「関係あるんだよなぁ~狩人の息子だから。」


意識がなくなっていく…どうして?あぁ、狩人だったから?

そうに決まってる。あぁー、こんな人と関わらなければよかった

人間と関わるとろくなことが起きないから…私をどうするのだろう?殺すのかな?自殺しようとしてたから殺されるのもいっか

狼だし吸血鬼だし私は生きてちゃいけない…ダメだったんだ。


殺したいのなら…早く殺して。狛苗奏響!



「ねぇ、お母さん!なんでこの狼さんは狩人に狩られちゃうの?」


「それはね、悪いことをしたからだよ…乃愛果はそんなことしないよね?」


「うん!乃愛果、そんなこと絶対しない約束する!!」


「じゃあ、約束ね、指切りしましょう。」


あぁ、昔やったなぁー指切り。お母さん、私は悪いことをしてしまったね…神様が私を怒ってこんな結末にしたんだ…神様どうかどうかお願いします。お母さん達と一緒に、天国に行かせてください。約束破ってごめんなさい…お母さん。


「お父さん!ウサギ取れたんだぁーすごーい!!」


「すごいだろー、そのうち乃愛果も出切るようになるよ」


「うん!立派な狼さんと吸血鬼さんになるのが夢!」


「おぉ、すごいな」


あぁ、ゆめ叶えられなかったな…悲しい結末なんてやだな。

神様。ごめんなさい…本当に。


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