表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Island war  作者: koketti
タツヤ編
6/9

ターレ街

「おはようございます。そろそろ出発の時間になります」


アビの声で目が覚めた。


そういえば今はゲームの世界にいるんだった。


いつもは目覚まし時計で起きているがこの世界に時計は無い。


もしかしたら待たせていたのかもしれないな。


「おはよう。朝ご飯は今作るから待ってろ」


「朝にもご飯を食べるんですか?」

アビが驚いた顔で見ている。


どうやらここでは朝、ご飯を食べる習慣は無いらしい。



「夜だけしか食べないのか?」


「いいえ、私たちは昼、夜の2回です」


「そうか。なら別に朝食はいらないな。じゃあ出発するか」

昨日一杯食べたので別にお腹はすいていない。



「はい。これ、ありがとうございます」

アビに昨日貸した「Island war」を渡された

「もう覚えたのか?」


「いいえ、全部とは行きませんでした」


俺も今度おぼえよう。



準備も終えて家を出た。


家を出るとリリが魔法を解き、家が無くなった。

すっかりリリの魔法で出来ていることを忘れていた。


良い家だった。


アビは犬の姿になり、出発した。


4時間くらい途中に休憩をはさみながら歩くと大きな街が見えてきた。



「あれがターレ街です」

リリが教えてくれた。


ここまでの道中ではモンスターに会わず何事もなく着いた。


街の中に入り、ギルドを探す。


奥の方へ行くと、大きな建物があった。


「あそこだとおもいます」

行ってみると確かに「ターレギルド」とあった。



「これを売りたいのだが」

ギルドの中に入ってまずモンスターカードを売る。


「はい、合計で50000ナールです」

ナールというのはここの通貨なのだろう。


50000ナールが高いのかどうかはまったくわからない。


「あとこのギルドに加入したい」


「わかりました。この紙に必要事項をお書きください。ギルドのかけもちは出来ないのでご注意ください」


「わかった」


渡された紙には住所を書く欄があった。

この国にも住所の概念は存在するらしい。


それより今は家が無い。


「すまん。家はこれから探そうと考えているのだが」


「家でしたらギルドに加入された後であればギルドから購入することが出来ます」


「では家の購入も頼む。あとこれ」


渡された紙に必要事項を書き終えて渡す。


「はい、承りました。依頼はあちらの掲示板があります。難易度は順にE,D,C,B,A,S,SS,SSSとなります。

ランクが高いほど難しくなりますがその分達成料金は高くなります。掲示板にある紙を取ってこちらに持ってきていただければ受注完了です。ギルドの説明は以上になります」


「わかった」

初めはC、Bランクで試してみよう。


「続いて家の購入ですが、2DKから7LDKまでありますが」


そんなこと言われてもよくわからない


「じゃあ3LDKくらいで頼む」

適当に言う。


「わかりました。3LDKですと1つしかありませんね、10万ナールになります。よろしいですか」

今、そんな金は無い。


「後払いは出来るか?」

「依頼達成料から20%づつ引かせてもらう形ならできます。どうされますか」

今そんな金は無い。


「それで頼む」


「わかりました。。その場合1ヶ月1度は依頼を受注してもらう必要がありますが、よろしいですか」


「大丈夫だ」

むしろ毎日受けるつもりだ。


「では承りました。ただいま、ご自宅へ案内します」

家は見なかったが3人が住めないということはないだろう。

Lがつくくらいだ。

Lの意味もわからんが。



「ここです」

案内してもらった先は街の中心で受付の人が指差した先にはまあまあ大きい家があった。

3人にしては大きすぎる気もする。


「今から、ここは使っていただいてかまいません。中には何もありませんので家具はあちらの家具屋でお買い求めください」


「わかった。ありがとう」


「では」

ギルドに帰って行った。


家に入り荷物を置く。


さっき教えてもらった家具やに行き必要最低限のものを買った。それでも4000ナール使った。


そしてギルドの掲示板を見に行った。



さっきはCかBランクを受注しようと思っていたがある依頼が目に入った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ