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始まりは突然に

ジリジリジリ!!!


目覚ましのごつい音で目が覚める俺。


「ふわぁー。朝か…」


重たい体を起こしてベットから降りる俺。


窓を開け、朝の清々しい空気を吸いながら思いっきり欠伸をする。


「朝メシどうすっかなぁ…」


と、つぶやきながら学校の用意をする。


ちなみに俺は一人暮らしで、今はアパートを借りて生活している。


両親とは分け合って一緒には生活はしていないのだ。


「はぁ…」


俺のため息は重い、なぜなら俺は学校に行くからだ。


学校に行きたくないーなんていってる癖に、着いた途端に楽しそうにするのはリア充としか言いようがない。


まあなぜ学校に行きたくないかといえば、女が嫌いだからだ。


女ってのは面倒な生き物だ…


そんなことを思って支度をしているといつの間にか学校に間に合わない時間に。


「っやべ!」


大急ぎで支度を済ませて、家を出る。


「ハァ…ハァ…」


仕方がないので走って学校へ向かう。


ちなみに、なぜ男子校に行かないかといえば、この近辺にないからである。


一番近い所で、片道2時間、人間面倒なことは嫌いな訳で…


「ハァ…昨日遅くまでゲームやるんじゃなかった!」


そんなことを口に出していたら、俺の横を高そうなリムジンが通りすぎるではないか。


「いいよなー。金持ちは…」


そんなことを走りながら言っていたら、なんとリムジンが止まった。


「ん?」


さすがに走る足を止める、何事だ?


ガチャ


高そうなリムジンから一人の女の子がでできたではないか。


「ありがとう、サラ。」


彼女はそう言いながらこちらに近付いてくる。


さすがに焦る、俺なんかしたのかな。


「なっ、なにか?」


勿論早くこの場から立ち去りたいために早口になる。


すると彼女は一言。


「会いたかったわ、麗!」


「はい!?」


俺は耳を疑った。


「はい?じゃないわよ!久しぶりって言ってるの!」


「いや…その…急いでるんで!!」


この場の空気に耐えられず、そのまま走る。


「あっ!ちょっと!待ちなさいよ!」


全く、朝から女の子と話すなんて全く…不幸だ…

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