最終開演 加算光龍
前回のあらすじ
ついにtop1を残すのみとなったが、急にギャングの集団が攻めてくる。そこにいたのはかつて死んだはずの男、屋我利屋だった。決着をつける権利のある引岸が闘うがすぐに倒せた。その時後ろからあらわれたのは本当の敵の暴力大帝 バルクヌングだった。全てを見限ったバルクヌングはその体を乗っ取り、最終決戦となる。その破壊の力で次々と仲間が倒れていき、ついには室伏さえ倒れてしまう…しかしその時着物の中にあった紅い石のブローチが光り輝く…
室伏「この光を放つブローチは…」
〜come・me区から出発する前〜
句崇刃「これ、渡しとくぜ」
室伏「これは…ブローチ?」
句崇刃「俺の力について気にかけてくれてただろ、だからちょっと無理をして力のほんの一部をこれに変えたんだ」
室伏「大丈夫なのじゃ??」
句崇刃「まあほんとに影響の出ないレベルだから…こっちも色々と模索してみるが気になるならこれを使ってどんなものなのか調べてもいいぜ」
室伏「うーん…まあ綺麗じゃし貰っておこうかの、ありがとうな」
〜そして貰った後に調べてみたがわかることはなかった〜
バルクヌング「なんだ?確かに敗北させたはずだが…隠し持っていた力か?いいだろう見せてみろ」
室伏「このブローチが何かあるというのか…しかし今はこれしか!」
そうしてブローチを握る!力が流れ込んできたような気がしたがすぐに無くなる…
室伏「なっ…何かが足りぬのか!?」
バルクヌング「クク…どうやらまだ素質ではないようだな、何度も待ってやるのも飽きた。これで本当に終わりだ!」
そうしてバルクヌングが拳を振り上げる!
室伏「くっ……なっ!?」
バルクヌング「ほう…まさかお前が出てくるとは思わなかったぞ、ラテルーン。」
そこにはラト・ラテルーンが杖を構えて立っていた
ラテルーン「全くです…助けられた身とはいえ別に関わる必要はなかったのですが…」
バルクヌング「そうだな、お前は我を見てすっかり折れていたものだと思っていたが…」
ラテルーン「少し考えたんです、確かに私は未来が見えて変えられない。でもそれが今を停滞させる理由にはならない!私はもう運命だとしてもそれから逃げたりしない!」
バルクヌング「フン…少しは言うようになったじゃないか…だがお前に何ができる?」
ラテルーン「今の私にはまだ無理でしょう…しかし貴方も気づいているはず、あのブローチのことに。だから私は室伏さんに賭けます」
室伏「…任せるのじゃ!なんとしてもこのブローチの力を手にして見せる!」
そうしてバルクヌングとラテルーンのタイマンが始まる…
バルクヌング「お前ほどの実力でこの攻撃が避けられるか!?」
しかし見えている未来では避けられていたラテルーンは攻撃を綺麗にかわす
ラテルーン「……危ないながらなんとかはなっていますが…」
それからというもの、不変の未来によって思った以上に拮抗した闘いが繰り広げられる
バルクヌング「思ったよりやるではないか…意外にも闘いの運はお前の方に向いているようだな…」
ラテルーン「このままだといいのですが………ッッ!」
バルクヌング「……どうした??何か見えてはいけない未来でも見えたか?」
ラテルーン「(不味い……もう少ししたら攻撃を受けてしまう!しかも腕が…そうなったら…でも!)」
そうしてその攻撃の瞬間はついにくる!
バルクヌング「くらえ!破壊の層」
ラテルーン「これを食らってしまうとおそらく腕が無くなる…回避する方法、ない。それでも!」
ラテルーンは持っていた杖をバルクヌングの拳にぶつける!するとバルクヌングの腕が逆に吹き飛ぶ!
バルクヌング「な……なんだとぉぉ!!」
ラテルーン「え……未来は……!?未来が変わっている!?」
そこに映し出されてた未来はいつの間にかバルクヌングの腕が吹き飛ぶ未来に変わっていた
バルクヌング「こともあろうに…まさかこの窮地でお前は未来を変えて見せたのか!面白い!お前もこの我の軍門に下るに値する!」
ラテルーン「……これが真に未来を信じることなのでしょうか…まだまだだとは思いますが。それはそれとして貴方の軍門には下りません、やりたいこともできましたしね」
バルクヌング「そうか…ならばその未来を変える力でどこまでできるか見せて貰おうか!」
〜そうしてさらに加熱する戦場を尻目に室伏は〜
室伏「あと少し…あと少しなのに!ウチには何が足らんのじゃ…」
雁斎「迷っておるようだな」
いつの間にかすぐ近くに来ていたようだ
室伏「お父様!?確かにあと少しなのですが…」
雁斎「娘よ、もしこの力を手に入れたら何がしたい?」
室伏「それは……」
雁斎「……きっと決まっているはずじゃ、これを貰ったのは誰からだった?」
室伏「……そうじゃ」
ウチは決めたんじゃった、この依頼を引き受けた時から…
室伏「句崇刃殿のように!人を助け!勇気を与えられる存在に!!さらに…」
するとブローチが光り輝き室伏に力を与える!!
バルクヌング「中々に楽しめたぞ、しかし未来を変えるのはここが限界だったか」
いつの間にかラテルーンとのタイマンは終わり、気絶したラテルーンが倒れ伏していた
バルクヌング「おぉ!?其方こそ前に死闘を繰り広げた雁斎ではないか!俺に気づいてやってきたのか!さぁ!我とやり合おう!」
雁斎「生憎と、情けない娘に喝を入れにきただけじゃ。それに啖呵を切ったのは娘の方じゃろう?まだ儂の娘はまだ闘えそうじゃぞ?」
そこにいたのはさっきまでの小娘と違う雰囲気を纏った敵だった
バルクヌング「そうだったな、一体何が変わった見せて貰おうじゃないか!」
雁斎「もし不甲斐なく娘が負けるようなら…その時はお相手仕る」
バルクヌング「そうかそうか、なら全霊を持って倒すとしよう!」
室伏「ウチは負けてられない!句崇刃殿に追いつくため…いや!」
追 い 越 す た め に !
そうして室伏は2人の妖怪に手をかざす…
鬼火垣「これは……!?」
空茨里「温かい光…」
バルクヌング「なんだと!?」
更に室伏は引岸とラテルーンにも手をかざす
引岸「成長なされましたね…」
ラテルーン「希望の未来、ということなのでしょうか」
バルクヌング「これは…ッ!我が破壊したはずなのに!?何が起きている!」
室伏「これがウチの新たなる力!今までは元々ある数値などにしか加算はできんかったが!これからは違う!例えお前に破壊されようとも!新たに力を加算する!これが!この光が!」
加 算 光 龍!!
その光は崩界の理の歪みすらも正していく…
バルクヌング「まさか無から力を産み出すというのか!?更にこの崩した現象すらもその光で正していく…こともあろうに人間でありながらその域に到達するとは…素晴らしい、なればこそこの我が支配するに値する!!さあ来い!これが最後のぶつかり合いだ!!」
室伏「皆の者!無茶してもウチがなんとかする!本気の本気で終わらせようぞ!」
引岸「はい!斬座上!天雷龍の型!!」
鬼火垣「鬼灯の光火!」
空茨里「光煌聖帝!」
ラテルーン「未来ノ光!」
4人がそれぞれ加算光龍の力を受け、強化を得る!!
バルクヌング「面白い!ここまでの高揚は今まで無かったぞ!ヌウウウウ!!」
力を込めたバルクヌングは斬り飛ばされた腕全てを再生し構えを取る!
バルクヌング「さぁ!この破壊の奔流をどうするのか見せてみろ!」
破 壊 の 渦 滅!!
バルクヌングが放つ巻き込むもの全てを破壊する渦が迫る!!
引岸「私は…強くありたい!武人の誉れとして!」
鬼火垣「私は…守りたい!真に信じられるもののために!」
空茨里「私は…愛したい!そこにあるのが答えのはずだから!」
ラテルーン「私は…変えたい!未来を見ているからこそ!」
雷 龍 の 光 爪!!
鬼 火 幽 光!!
光 の 煌 神 聖!!
光 輝 の 後 世!!
4人の必殺技が破壊の渦を消し去り、バルクヌングの腕全てを浄化し消し去る!!
バルクヌング「ヌォォオオオオ!!グゥゥゥ!!まだだ!!まだ我は負けてないぞぉぉ!!」
バルクヌングはまだ闘えるとばかりにまた腕を生やそうとするが流石のダメージに復活までには時間がかかってしまう
引岸「姫様!!最後は貴方が!」
鬼火垣「決めてください!!」
空茨里「大丈夫!!きっと貴方なら!」
ラテルーン「未来だって光り輝いて歩いていける!!」
室伏「みんな………ありがとう。この一撃で全ての決着をつける!」
そうしてバルクヌングの前に立ち、右手を突き出す!
バルクヌング「我は暴力大帝!!人間に負けるわけにはぁぁぁ!!」
室伏「いいや…これで終わりじゃ!」
加 算 龍 光 波!!
右手の手のひらから出る光の奔流がバルクヌングの体を貫き、ついにバルクヌングは背中を地につけ倒れる…
引岸「これで……」
鬼火垣「ご主人様の…」
空茨里「そして今までの戦いの…」
ラテルーン「そしてこれからの未来への…」
室伏「あぁ…全てに決着はついた。ウチの勝ちでな!」
そうして勝った室伏の元に4人が集まって胴上げをする。
室伏「(ウチはやり切ったぞ、句崇刃殿。これからは事件に巻き込まれたとしても、そして配信業でもウチは越えていく。覚悟しておくのじゃ)」
そうして心の中で小さく笑みを浮かべて今は満足するのだった
バルクヌング「……我の負けか」
雁斎「どうじゃった、儂の娘は」
バルクヌング「ククク…若い頃のお前なんかより十二分に強いじゃないか」
雁斎「そうか…なら儂も安心して任せられる…」
そういうと咳きこみ倒れる雁斎
バルクヌング「な……なにをしておる!お前はそんなに弱くはなかったはず!まさかお前の中に何かあるというのか!?」
雁斎「いいんだ…元よりあの時から、あの攻撃から娘を庇った時からこうなることは…」
バルクヌング「我と闘ったものがそのような弱音を吐くなぁ!!おい!室伏!お前の父親を早く治せ!!」
そこで勝利ムードだったみんなが雁斎が倒れて動かないことに気づく
室伏「お父様!!はやく加算光龍で!!」
手をかざし回復を試みるがその容態は良くならない
室伏「何故じゃ!?どうして回復しない…」
バルクヌング「雁斎はお前を庇ってこうなったと言っていた。もしかしてお前のその力は雁斎の中にもあったものかもしれない。そうなるとそれを既に蝕まれている状態で与えても…」
引岸「このままでは雁斎殿は…」
バルクヌング「間違いなく死ぬ。なんでもいい!何かこうなった理由や原因を知ってないのか!?」
室伏「そうは言ってもこの病気(?)については何も……いや、一つだけあったのじゃ」
鬼火垣「もしかしたらまだ活路があるかも…」
室伏「かつて珍しく酔っている時に口に出していた名前…バテン・ガイストというよくわからない名前なのだが…」
空茨里「名前だけで手掛かりになるのかしら」
バルクヌング「おい待て…今バテン・ガイストと言ったのか??」
室伏「あ、あぁ…知っておるのか?」
バルクヌング「知ってるも何も知り合いだ…まさかバテン・ガイスト、いや破天鎧斗とも闘っていたとは…だとすると一番あり得そうなのは呪いか…?」
ラテルーン「呪い…?だったら私が」
バルクヌング「いや、そんな単純なものじゃない。槍で刺すという工程を踏んでかけられるものだから普通には解除できない、が……」
室伏「何か手があるのか??」
バルクヌング「我の破壊の力なら!呪いそのものを消し去ることができる…が」
引岸「……信用しろ、ということですね」
鬼火垣「……任せますよ、ご主人様に」
空茨里「その選択に間違いはないはずよ、きっと」
ラテルーン「それに未来は変えられますよ、私みたいに」
室伏「……頼む、お父様を助けてくれ」
そういうと加算光龍でバルクヌングの傷を治す
バルクヌング「そうか…その選択に後悔はないという顔だな…」
そういうとバルクヌングはその手を………
雁斎の体の中に潜り込ませる
バルクヌング「どうやら随分と悪さをしているようだな!だがそれもこれで終わりだ!」
そうしてその呪いは破壊の力で消し去られた……
雁斎「………フッ、まだまだ死ねそうにもなくなったな」
室伏「お父様…!!」
雁斎「全く…この儂を救うとはどういう心の変わりようだ?」
バルクヌング「勘違いするな…お前を殺すのは呪いや病などの類のものではい。この我だ」
室伏「でも助けてくれたことには違いないのじゃ!!ありがとう!!」
バルクヌング「ついさっきまで敵だった奴に感謝とな…気に入った、いつかのリベンジついでまで近くでお前の強さを観察させてもらおう。」
室伏「望むところじゃ!そうそう簡単に負けてやるわけにはいかぬの?」
引岸「いいんでしょうかね、こんな終わり方で」
鬼火垣「まぁ、当人達が納得してますし…」
空茨里「いいんじゃない?これも一つの愛の形かしら」
ラテルーン「まあこれからの未来に期待しましょうよ」
室伏「これで異国での初めての事件!無事解決じゃ!!」
エピローグに続く……
???「まさかあの暴力大帝と仲良くなるとはね…やはりアレに関わる人間は何かすごい力を秘めることが多い…まあ別に支障はないから放置でいいか…」




