「異世界に呼ばれたのに、帰ろうとしてたら全員から英雄扱いされていた」

異世界に勇者召喚された高校生・灰村カケル。
しかし彼の第一声は——
「いや、帰りますけど？」
王様や魔法使いの説得も無視し、ひたすら帰宅を目指すカケル。
けれども道中で転んだり、猫を抱いたり、ついでにハンカチで拭いたりするたびに……
なぜか魔王軍が壊滅、国が救済、伝説が復活!?
本人はただ「帰りたい」だけなのに、周囲からは英雄視され、
気づけば世界最重要人物になっていた——。
無自覚最強 × コメディ調 × 帰宅部魂
「勇者」なんて知らない。俺は今日も帰るだけだ！