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第捌話 幻妖花の『■■』

第捌話 幻妖花の『■■』


『魔力の増やし方(秘伝)』を読んでから一か月が経った。

魔力を流し続けた結果、俺はすごい量の魔力総量を持つこととなった。


今の俺のステータスはこれだ。


(【観察眼】)


*************************************************


名前:ルッツ・フォン・ヴィルヘルム

年齢:1歳

種族:人間

性別:男

状態:良好

職業:なし

加護:なし

称号:ヴィルヘルム家長男、転生者(ステータスボーナス:知力+500)

LV:1

体力:24/24

筋力:12

防御力:8

魔力:150,323,855,437/150,323,855,447

知力:24(+500)

魔力抵抗:10

俊敏:12

幸運:10

スキル

【観察眼】

【神聖魔法】LV:1

【魔力回復速度上昇】LV:10

【魔力操作】LV:10

【魔力制御】LV:5

【魔力圧縮】LV:10

【計算】LV:8

  

*************************************************


見るがよい。我の努力の成果を!どうだ!なんと魔力は千五百億だぞ。

ずっと魔力を細胞に浸透させることをしていたおかげで、魔力系のスキルが増えたり、10レベルになったりしたスキルもある。


だがそれでも、すべての細胞には魔力は浸透していないと思う。細胞は一キログラムにつき約1兆個もの

細胞がある。俺が1歳だから、体重が7~8キロだとして平均をとって7.5キログラムだとすると、まだ1/50の割合しか魔力は細胞に浸透していない。それが今後の俺の課題だな。


さらに俺はある問題に直面していた。それはこんなに魔力があっても魔法が【観察眼】を除いて使えない

ことだ。

しかし俺はまだリーゼの【魔力弾】と【ウォータボール】しか見ていない。この世界は詠唱とか必要ない系の世界なのだろうか?


考えていてもしょうがない。とりあえず試してみよう。何事も実験は大切だ。


気になったら行動をする。これが俺のモットーだ。小学生のころには液体のりをなめたりしたものだ。

あまりうまいものではなかったが、まずくもなかったぞ。トマトか、液体のりどちらかを食べろって

言われたら間違いなく液体のりを選ぶね。


おっと、話がそれたな。俺が今できそうなのは、見たことのある【魔力弾】くらいだな。

試しに魔力を少し指に込めてみよう。あまり圧縮しすぎて爆発とかしたらたまったもんじゃないからな。


手から魔力を放出してみる。


「ヴォオン!」


あっ、やべ。思ったより出過ぎたかも、爆発しちゃったとか思ってたら、父親が前に拾ってきた、幻妖花が俺の魔力を吸い、光り、あたり一帯を少し暖く白い光が包み込むのだった。


しばらくすると幻妖花の光は徐々に落ち着き始め、視界がはっきりとするようになった。


俺は何か暖かいものを体に感じ、何があったのか気になったので、ステータスを見てみる。

(【観察眼】)


*************************************************


名前:ルッツ・フォン・ヴィルヘルム

年齢:1歳

種族:人間

性別:男

状態:良好

職業:なし

加護:■■■■■■

称号:ヴィルヘルム家長男、転生者(ステータスボーナス:知力+500)

LV:1

体力:24/24

筋力:12

防御力:8

魔力:150,323,495,447/150,323,855,447

知力:24(+500)

魔力抵抗:10

俊敏:12

幸運:10

スキル

【観察眼】

【神聖魔法】LV:1

【魔力回復速度上昇】LV:10

【魔力操作】LV:10

【魔力制御】LV:5

【魔力圧縮】LV:10

【計算】LV:8

【幻妖花の■■】LV:1

【光合魔成】→水と光を体に取り入れることによってエネルギーと魔力を生産できる。

       その代わり酸素を吐き出す。生成できる量は、1分で魔力総量の1割×レベル×2 


【魔呼吸】→呼吸をするとエネルギーと魔力を生産できる。生成できる量は1分で魔力総量の1割×レベル×2

  

*************************************************


幻妖花の■■なものがついているぞ!魔力も36000くらい消費したな。一般的には結構な量何んじゃないか?


幻妖花の■■をさらに【観察眼】してみよう。


*************************************************


【幻妖花の■■】……幻妖花に一定以上の魔力を■■■と付与される■■である。

幻妖花の■■は、熟練の魔法使いが何年もかけて魔法を注がなければいけないほど魔力が必要である。

しかし、労力に対して、■■があまりよくないため、幻妖花に魔力を注ぐと■■が得られるものを知っているものは少ない。もし知っているとすれば余程魔法が好きな変態くらいであろう。

効果は魔力の最大容量が増えたり、魔法を使うときの消費魔力が減ったり、太陽の光を浴びるだけで、

魔力が少量回復し、魔力を消費してエネルギーに変えたりすることができるようになる。

また、花に魔力をさらに与え続けると、■■のレベルが上がるときがある。


実際は、■■であるがこれを知る物はほとんどいなくなってしまった。


*************************************************


なんだこれは?■■って読めないじゃないか。何が入るかわからないな。


それにしてもこれは破格の性能なのではないだろうか?何が性能塵だよ。てか、本と、鑑定の記述、矛盾してね?

これのおかげで、魔法の技術が半世紀進んだと書いてある。それが事実なら、俺みたいに1か月もあれば、

魔力がこんなに増えるんだ。


なのに熟練の魔法使いが何年も魔力を注がないといけないと書いてあるが、36000程度しか消費していない。

魔力総量が増えているはずなのに、熟練の魔法使いが何年も注いで36000とすると、

1年で36000だとすると魔力総量が1000しかないことになる。


あの記述はなんなのだろうか?


考えても答えが見つからないので考えることをやめよう。

レベルが上がるって書いてあるから、もうちょっと魔力を注いでみようかな。


でも、今日はやめておこう。結局魔法っぽい魔法は使えないし。


後でリーゼにでも聞いてみよう。


お読みいただきありがとうございます。高評価やブックマークをしていただけるとモチベーションがアップしますのでよろしくお願いします。

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