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第漆話 『魔力の増やし方(秘伝)』

第漆話 『魔力の増やし方(秘伝)』


あ、あれ?俺は何を…。そうだ、たしか魔石粘土で遊んでたいら、魔力枯渇で、気を失っちゃったんだった。


魔力が足りないのかな?あっ、そうだ。リーゼに『魔力の増やし方(秘伝)』みたいなやつ貰ったな。

朝ごはん食べ終わったら読めたら読んでみるか。


ちなみに1歳になったので、俺は離乳食も食べ始めている。一日の内半分くらいはまだ母乳だ。

5回食事の時間があって離乳食の間に母乳を飲む時間が入る感じだ。


いい加減早くちゃんとした食事を食べたいものである。


コンコンコン。ドアがノックされた。


「坊ちゃま、朝でございますよ。」


リーゼの声だ。リーゼはドアを開け、部屋に入って来た。


「おはようございます。もう起きていたのですね。昨日は、魔力枯渇で、寝てしまったようですが、覚えていますか? 」


げ、ばれてーら。知らない顔をする。



「あう?」


「まあ、元気そうなので大丈夫ですね。でも魔石粘土は使えるのは次からは、大人がみているときだけですよ?それは置いといて、朝ごはんを食べるので、リビングに移動しますよ。抱っこで運びましょうか?」


リーゼは俺に問いかける。


「あうく。」


俺はリーゼの問いかけに対して、首を振りながら拒否する。ちなみに「あるく」と言おうとしたのだ。

これで、リーゼに抱っこされたまま移動をするという生活を続けていると筋力が発達しない。

すると、やはり行動範囲が狭まってしまう。だから、将来後悔しないために、俺は歩くのだ。


それより魔石粘土を大人の前でしか使えなくなってしまったのは痛いぞ。

俺から化学を奪ったら何が残るというのだ。せっかくの楽しみだったのに。


「歩くのですね。わかりました。それでは、ケガをしないようにゆっくりと歩いて移動しましょうね。」


ぶーたれた俺には目もくれず、リビングへと移動するのであった。



朝ごはんが食べ終わったので、さっそく『魔力の増やし方(秘伝)』を読んでみようと思う。

リーゼから、読み聞かせを何か月か受けていたおかげで、ある程度の文字は読める。



しばらく読んでみてわかったこと。


一般的に、年齢とともに魔力は上昇するらしい。小さいころから鍛えておけば鍛えておくほど、魔力の総量は増えるらしい。また魔力枯渇を経験することで、魔力総量が増えるらしい。

良く食事を摂って、寝ることで、回復あるいは増量するらしい。あとはレベルの上昇くらい。


主に魔力の増え方、増やし方は4つほどらしい。


次に魔力の鍛え方だ。一番最初に特訓することは、魔力を体に循環、浸透させることらしい。

生物には必ず魔力だまりというものがあるらしい。基本はお腹や心臓付近にあるらしい。

そこから、魔力を循環し、浸透させることが重要らしい。

魔力だまりに溜まる魔力量は決まっているらしい。それを増やすためには体が成長するしかないらしい。


しかし、昔の人が、どうにかして増やせないかを考えた結果、魔力を肉体(筋肉や骨など)に流し外には放出せずに溜めておくことで、魔力をためていた部分の筋肉や骨が魔力に適応して魔力を作れて貯蓄できるようになるらしい。


これはさらにいいこともあって、これを昔の人が発見する前までは、魔法を使うとき、手から魔法を出す場合に、魔力だまりから直接引っ張ってきて使っていたのが、すでにもう腕に溜まっている魔力を使うことができ、魔力だまりから引っ張ってくる時間分、発動までの時間を短縮できるようになったらしい。


この技術の開発のおかげで、魔法の技術が半世紀分進んだと書いてあった。

この際言っておくが、この世界の一年は360日で、一週間は6日 火の日、水の日、風の日、土の日、光の日、闇の日、と別れているらしい。一日は20時間。これ以下は地球と同じ単位だ。


話がそれたな。話を戻すがさっそく魔力を筋肉へと浸透させていきたいと思う。

その前にステータスを見ておこう。

*************************************************


名前:ルッツ・フォン・ヴィルヘルム

年齢:1歳

種族:人間

性別:男

状態:良好

職業:なし

加護:なし

称号:ヴィルヘルム家長男、転生者(ステータスボーナス:知力+500)

LV:1

体力:24/24

筋力:12

防御力:8

魔力:47/57

知力:24(+500)

魔力抵抗:10

俊敏:12

幸運:10

スキル

【観察眼】

【神聖魔法】LV:1

【魔力回復速度上昇】LV:3

【計算】LV:8

  

*************************************************



特に魔力は上昇率がすごいな。【観察眼】で10消費されているな。


確認し終わったからので、初めに魔力だまりを意識しよう。


しばらくすると、体の中にやはりよくわからない「何か」があるのが、わかる。心臓と脳らへんにどうやらあるようだ。


イメージするのはやはり毛細血管だ。前に気絶した時、にもイメージした通り、赤血球が魔力を運ぶ

イメージだ。今日はその次をイメージしてみよう。細胞の中まで魔力を浸透させるようにイメージだ。


細胞の細胞膜を通過して核まで魔力を浸透させるイメージ。


心臓から出た血液が一周するのは大体30秒ほどだ。少し待とう。

しばらくすると全身に「何か」が集まって来たのが分かる。


ステータスを見てみよう。

(【観察眼】)!


*************************************************


名前:ルッツ・フォン・ヴィルヘルム

年齢:1歳

種族:人間

性別:男

状態:良好

職業:なし

加護:なし

称号:ヴィルヘルム家長男、転生者(ステータスボーナス:知力+500)

LV:1

体力:24/24

筋力:12

防御力:8

魔力:7/87

知力:24(+500)

魔力抵抗:10

俊敏:12

幸運:10

スキル

【観察眼】

【神聖魔法】LV:1

【魔力回復速度上昇】LV:3

【計算】LV:8

  

*************************************************


おお、魔力総量が50から80に上昇しているぞ。【観察眼で】魔力がやはり10消費されているから、

細胞に浸透した魔力と増える魔力の量は、30でどうやら同じらしい。


これはすごいこれから毎日やろう。


魔力を使い過ぎて少し疲れたから少し寝よう。

魔力が若いころに増えるのって、ある細胞1つに魔力を生成できる器官があって、それが細胞分裂をしていくことで増えていって、大人になったら、体が完成して細胞の増加量が減ってきて止まるみたいな感じだと思うんですよね。



お読みいただきありがとうございます。ブックマーク、評価をいただけると、モチベーションが上がってきますので、応援よろしくお願いします。

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