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第伍話 読み聞かせという名の『説明回』

100PV記念☆彡 お読みいただきありがとうございます。これからも頑張ります。

第伍話 読み聞かせという名の『説明回』


リーゼに無断で、図書室に入ろうとして、倒れてしまったあの日からしばらく立った。俺はすぐにリーゼによって発見された。とても怒られた。怖かった。リーゼを二度と起こらせてはいけないと心に誓った。


ハイハイと同じように歩く練習をリーゼ指導の下始めたが、まだつかまり立ちが限界である。

ファンタジー世界でも意外と厳しい。世界は残酷だ。


まあ、俺の成長の軌跡の話は置いといて、この4か月毎日、リーゼが本を読んでくれたおかげで、

だいぶこの世界に詳しくなった。


この世界の名前は『ラネア』というらしい。俺の住んでいるところはアイルズーン王国という国の辺境らしい。一応、母親が辺境伯らしい、なぜ父親じゃないかは知らないけど。


他にも国はたくさんあるらしいが、地球ほどの国は存在していないようだ。


種族は、人間族、亜人族、獣人族、エルフ族、魔族、などが主らしい。

人間族は、もちろん人間。人族は、エルフやドワーフなど、獣人族は、動物の特徴を持った人型の種族を指すらしい。一般的には、耳や尻尾がついていて嗅覚や聴覚が人間族より優れているらしい。


エルフは、主に森に棲んでいて、あまり人里には出ないらしい。あと、寿命がとてつもなく長いらしい。

魔力総量が多く、魔法が得意らしい。また、精霊と契約し、精霊魔術を使う者もいるとか。

魔王と精霊魔術の違いは、魔法は、主に使用者本人の魔力を消費することで、使うことができる。


一方で、精霊魔術とは、精霊に契約者の魔力を渡すことで、精霊が使用する魔法のことらしい。

何が違うかはその道の物にしか理解できないらしい。


さっき出てきた妖精は、上位精霊といわれる存在と、下位精霊といわれる存在、そしてそれらを束ねる精霊女王と呼ばれるものが存在しているらしい。上位精霊と、下位精霊はすぐに見分けがついて、上位精霊は、何らかの生物のような形を模していて、下位精霊は、光る玉のような感じらしい。


精霊は、エルフ以上に魔法に長けていているが、そこまで魔力を持っていない。他種族と比べれば多いらしいが、エルフには劣るらしい。


主にエルフと契約を結ぶことがあり、契約していると、戦闘などの時に力を貸してくれるらしい。魔力が多いものが魔法の得意なものに魔力を渡すことで、より強い魔法が使えるという利点があるらしい。


魔族は、天使、悪魔、ヴァンパイアなど、他にもいるらしいがこれらなどが該当するらしい。


魔族だからといってヒトを襲うわけではなく、ヒトと同じような生活をしているらしい。しかし、過去に戦争で人間族に負けたせいで、迫害を受けている種族もいるらしい。


後聞けたことは、魔物のことと、魔王のことかな。


魔物は、知能を持つ魔物もいれば持たない魔物もいるらしい。

例えばだが、ゴブリンなどの魔物は、知能を持たず、ドラゴンなどは知能を持っているということだ。


まあ、龍にも種類があって、レッサードラゴン、グレータードラゴン、エンシェントドラゴン、

ゴッドドラゴンなどが主にいるらしい。


レッサードラゴンは、知能が低く、意思の疎通が不可能らしい。しかし、それでもドラゴンたるゆえ

ある程度のことはできるらしい。


グレータードラゴンは、意思の疎通が可能らしい。とても知能が高いため、あまり戦闘を好まないらしい。魔法も使用可能で、地形を変えるような魔法を放つことも可能らしい。


エンシェントドラゴンは、世界が生まれてすぐから存在しているドラゴンで、とても長い年月を重ねて得た知識は動く図書館と呼ばれているらしい。一部の学者は、研究のためだけに、エンシェントドラゴンを

探しに旅に出る者もいるとか。そのため強くない研究員は志半ば死んでしまう人も多いとか。


次にゴッドドラゴンだが、これは情報が少なすぎて存在しているかすらわからないらしい。

ゴッドドラゴンがいることに賛成する研究者と反対する研究者でよくもめているらしい。

これは一般の種族では解明できない問題だとされている。


最後にだが、この世界にも魔王が存在するらしい。魔族の王が魔王なのではなく魔法を極めた者のことを

魔王というそうだ。だから人間にも魔王がいるらしい。まあ。ほかどうすれば魔王になれるかなどはまだ解明されていないらしい。


魔王は今確認されているもので、5人ほどいるらしい。そのうちの魔族───ヴァンパイアの魔王が

400年前くらいに暴れて戦争になったらしい。勇者が身を賭して魔王を封印したことで、戦争は終結したそうだ。


その話をしたときリーゼは少し悲しそうな顔をした。そして

「人族も魔族も仲良くなれたらいいのに。どうして、昔の確執にとらわれなければならないのでしょうか?

 元といえば…おっと、話がそれましたね。えっと次は……。」


みたいな感じで、何かを言おうとしていた。リーゼは何か知っているのかもしれないが、触れないほうがよさそうだ。そもそもまだ意思の疎通ができない。


口がうまく回らないのだ。名前とか一単語くらいなら、

喋れるが、連続してまだしゃべれない。まあ、時間が解決してくれるだろうと俺は勝手に思っている。


次に魔法だがいろいろな属性があって、

基本属性は、

『火』『爆炎』

『水』『海流』

『風』『暴風』

『土』『大地』

『雷』『雷鳴』

『光』『閃光』

『闇』『奈落』

『無』

とあって、左側の属性の上位の属性が右側の属性になるらしい。


と、まあ、こんな感じで、人によって属性が変わるらしい。


特殊属性は、

『毒』『猛毒』

『空間』『時空』

『回復』『神聖』

『付与』

『召喚』

『結界』

『生成』

などがあるらしい。進化する属性もあればしないものもあるらしい。進化しないから弱いというわけでも

無いらしい。何故特殊属性といわれるかというと、この属性を持って生まれるヒトがものすごく少ない

らしい。


つまり、俺は選ばれしものなのだ!などと浮かれていては、そのうち大変な目に遭ってしまうので、

ここは、謙虚にいこう。


大体リーゼに聞けた話はこのくらいだと思う。


俺はこの日の後も毎日夜にリーゼに読み聞かせをしてもらいついに、1歳の誕生日を迎えるのであった。

お読みいただきありがとうございます。ブックマーク、評価をいただけると、モチベーションが上がってきますので、応援よろしくお願いします。

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