第弐拾捌話 恋のキューピットは死神だった?
電波人間でそろそろ千両箱が買えそう。ゲームなんてやっているから更新が遅いのだ。
レポートが大変なんですよ。
弐拾捌話
じゃあ、君のその植物を溶かす液を分けてほしいんだけど、よければ君のお嫁さんの動物を溶かす液も分けてほしいんだけど)
(以下略)
『『キモッ、コイツナニイッテンノ(ヨ)?』』
(え?)
『オマエ(アンタ)ジブンノタイエキヲクレトイワレテキモチワルクナイン?』
(君たち自分の体液で魔物狩ってるの?魔法的な何かで生成したスキル的なものじゃないの?)
『ジャアサ、ギャクニキミタチガタベタモノヲショウカスルトキニツカッテルソノハラニアルサンノイケハマホウナノ?チガウダロ?(じゃあさ、逆に君たちが食べた者を消化するときに使ってるその腹にある酸の池は魔法なの?ちがうだろ?)』
(たしかに。そういわれると胃酸は魔法じゃないな。とにかく君たちの溶解液が欲しいんだよ。魔力あげるからさ。)
『エ、マリョククレルノ?オレ(ワタシ)タチマリョクハイクラアッテモコマラナイカラホシインダケド?マリョクリョウニオウジテ、エキヲダシテヤルヨ(え、魔力くれるの?俺(私)達マリョクハいくらあっても困らないから欲しいんだけど?魔力量に応じて、液を出してやるよ)』
(まじで?魔力をいくらでも吸ってくれるなら、俺の魔力過剰問題も解決するか?じゃあちょっと魔力を流すから吸い取ってみて。)
そういわれるとスライムたちはカルメラの右手の左手にそれぞれ張り付いた。
(じゃあ行くよ?)
掛け声とともに、体内にたまっている魔力を放出する。するとまばゆい光が流れ始めた。
『チョッ、シ、シヌッ!!』
カルメラの魔力量がスライムたちの想像をはるかに超える魔力量で、スライムたちは予期せぬ死を覚悟する羽目になった。番になったばっかりなのにもう死ぬのか、と。恋のキューピットの本来の姿は死神だったのではないかと。
魔力の光がおさまり、視界がクリアになると、魔力結晶の粉の中心にいたのは
『『何だ(よ)これ!?死ぬかと思った(わ)!』』
一回り大きくなったスライムが2匹増えていた。
(あっ、アウナの翻訳を介さなくても言葉が通じるようになったね。でもなんでだろう?)
カルメラが疑問を口にするとアウナが、
『それは進化をしたからだよ。次への扉を開いた魔物は意思をほかの生き物に念で伝えられるようになるからね。それにしても、魔力を与えると、スライムが進化するなんて知らなかったよ。進化するのを見るのは数百年ぶりだね。カルメラが来てから、いっきに私たちの停滞していた時間が動き始めた気がするよ。』
(じゃあ、約束通り溶解液を分けてもらおうかな?進化もできたんだし。)
トイレットペーパーを一刻も早く作りたいカルメラはそういうと、
『『いや、こっちは死ぬところだったんだぞ(よ)!体がはじけ飛ぶかと思った(わ)』』
死にかけた、スライムたちは文句を言った。
(細かいことは気にしなくてもよいじゃない。そういえば君たちって名前はあるの?)
『ん?ないね。それこそ細かいことを気にすんなよ。』
(じゃあ、俺が名前を付けてあげるよ。スラ君と、スラ美でどう?)
『『絶対嫌だ(わ)!もうちょっと考えてよ!』』
(冗談だって、ちょっと考えるから待ってて、)
『『……。』』
スライムたちはさっきの名付けが冗談には思えなかったが何も言わないことにした。
(うーんじゃあ、スラ美の方がアイオンで、スラ君のほうが、ゼノンでどうよ?)
『『さっきよりはいい名前だと思うぜ(わ)!』』
(じゃあ、これで君たちの名前は決まりね。よろしく。じゃあ、俺たちが住んでる洞窟まで来て欲しいんだ。)
『『いいぜ(わ)。森にいるよりよっぽどあんぜんそうだしね。お前のような化け物がいれば安心だよ』』
カルメラは褒められている気はしなかったが、気にしないことにした。
◆
スライムたち二人を仲間にしたカルメラは2週間かけてやっとトイレットペーパーを完成させることができた。
(できたー!)
うれしかったカルメラはトイレットペーパー(試作)に頬ずりをしていた。
『自分の体液を使ってできたモノに、頬ずりしてる光景はなかなかに気持ち悪いな。』
(そんなこと言わないでくれよ。やっとの思いでできたんだから。これでお尻を切らずに済む!)
『よくわからんけど、よかったじゃん。俺はじゃあ、アイオンのところへ行ってくるぜ。せっかくツガイになったってのに、ほとんどお前のそばにいて、全然満喫できてねえよ。』
もはや、アイオンとではなく、カルメラと番になったのでは?と思うくらいこの2週間ずっと一緒に過ごしていた。こいつはやはり恋のキューピットなどではないのかもしれない。
(ごめんって、魔力あげるから許してよ。)
『俺を何回殺せば気が済むんだ!?ちょっとは魔力放出するときの量を調節できるようになった方がいいと思うんだが!?』
(これでもだいぶ調節できるようになったんだよ。君たちに最初に魔力を分けた時より半分の量だよ?
頑張ったと思わない?)
『バカでかい魔力が半分になっただけじゃまだ馬鹿でかい魔力なんだぜ。それよりこの草を絡ませてできたやつどうやって使うんだ?こんな短いのでフン拭けるの?スライムは出ないからわからないけど。』
カルメラに電流が走る。トイレットペーパー(試作)は施策であるため、50cm程度の長さしかない。これではまだ日常的に使用できるレベルまで達していないではないか。
(これが、発明できても商品化できないってやつか……。)
カルメラはの次の目標はトイレットペーパーを日常的に使えるレベルまで大量生産できるようにすることに決まった。
カタカナが読みにくかったので進化させました。作者の予定をどんどん登場人物が踏み外していく。
2/10 題名修正




