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第弐話 遅れてやってくる父親と『幻妖花』

第弐話 遅れてやってくる父親と『幻妖花』


◆主人公視点


俺が生まれてから、3ヶ月が経った。どうやら、俺は貴族の家?屋敷だけど、に転生したらしい。

多分だけど俺の名前は「ルッツ」という名前らしい。母親の名前は「ツェツィーリア」で、姉の名前は「レオナ」という。メイドの名前は「リーゼ」らしい。


父親は居るのかわからん。 

名前だけは、会話で出てくる頻度で理解ができた


俺は前世では妹はいたけど、姉はいなかったから、結構うれしい。来世は絶対お姉ちゃんが欲しいと、願っていたのが聞いたのかもしれない。変な虫がつかないように俺が見張っていなければいけない。


ちなみにだが、今俺はすごく暇である。今は、ベッドの上で横になった状態で、ずっとぼんやりとした天井を眺めているだけある。もう3ヶ月もずっと見ているからな。


とてもきれいで、白い天井だ。掃除とかしていないのにどうしてきれいなんだろうね?


そういえば、首が座って、やっと少し動きやすくなった。しかし、まだ座ることができない。歩くことはもちろん、ハイハイすらできない。しかも、母乳は1日に8回くらいも飲まないといけないし、


もう最悪だよ。もう慣れたけどね。排泄物だって、垂れ流しだ。

泣くと疲れるから、出した時は、「あ゛~~」って誰かに気づいてもらうまでずっと叫んでいる。



転生がこんなに大変なものだとは思わなかったぞ。


あれ、絶対に大変だったところ省略してるやつだよ。もっと事前に情報を伝えてほしいもんだ。


そんなことを考えていたら、部屋にだれか入って来た。だれだ、この男。


「ウィルヴ イヴ エブエド ワクフ フォクロング リ パフ ドクグ フォフォールド!」


黒い髪の毛だな。少しレオナに似ていなくもなくもない。もしかして俺の父親か?若くね?

──ん?なんだ?手になんか持っているな。よく見てみると、淡い光を放つ花を持っている。


父親(仮)はどこからか、きれいな花瓶をとってきて、手に持っていた、花を入れて、俺のベッドの横の棚の上に飾った。男にしてはなかなかセンスがあるのではないだろうか?


それにしてもきれいな花だ。いいにおいもする。光っているところを見ると、この世界が異世界だという言うことを改めて認識する。


どのような原理で、発光しているのかを考えながら、花を眺めていると、

急に、いわゆるステータスボード的な奴が現れた。父親には見えてないようだ。


*************************************************


名前:幻妖花

レア度:S

品質A+


説明:とても珍しくいい匂いの花。淡く発光している。

この花の花粉を吸いこむことで、少しだけ魔力の成長率が良くなることが最近分かって来た。


貴族の背化では金の次に魔力がものを言うので、貴族の親が子供の魔力を少しでも増やすべく、自らとってきたり、冒険者に依頼して持ってこさせたりするのである。


貴族の魔力が平民より少し多いのはこの花のせいだったりする。この花は強い魔物が多い森の深い所などにしか生息しないため、この依頼を受けて成功した冒険者は、半年は余裕で暮らせる報奨金をもらえたりする。それほど、得るのに危険度が高いのである。


*************************************************


どうやら、花の詳細らしい。父親(仮)が持ってきた花は結構貴重なものだったのか。

うぐっ!急に、頭が痛くなってきた。なんだ!?この痛みは!


この鑑定的なのが良くないのか?あれか、あの魔力を使うと枯渇するってやつ。

多分それだな。魔力枯渇ってこんなに気分が悪いのか。もう駄目.....。


◆父親視点(遡ること数ヶ月)


俺はハルト・フォン・ヴィルヘルム。一応辺境伯をやっているといっても婿養子なのだがな。


後数か月で、妻のツェツィーリアとの子どもが産まれるから、俺は出産祝いのための花を探しているんだ。


本来は、親戚などからもらうための物なのだが、あいにく、良い仲の親戚がいないため、

俺が用意することになったのだ。


さらに、普通は、強い冒険者にとって来させるものなのに、俺が下手にに強いからといって自分で採って来いと妻にいわれてしまった。俺は妻に頭が上がらないため、仕方なく今こうして、森に潜っているのだ。


ちなみに、家から馬車で一か月の距離なので、今から帰っても後1か月後になってしまう。出産には間に合わないかもしれない。もう2ヶ月も潜っているが、見つからない。


っと。魔物だ。あれは、森に生息している、フォレストウルフってやつだ。素早いのと、森林魔法っていう植物を操る魔法が厄介な奴だ。


森林魔法を使われる前にケリをつけないと、面倒くさいことになる。

俺は、腰にさしていた剣を構える。


「ワオ゛ォォォォン!!」

フォレストウルフが叢から飛び出してきた。

「───シッ!」

俺は横によけながら、首を目掛けて剣を振るった。


するときれいに、フォレストウルフの頸が血を吹き出しながら飛んだ。

ころころと頸は転がり、近くの木に当たって止まった。胴の方はアイテムバッグにしまった。


フォレストウルフの角は杖の素材として高く売れるので、解体用ナイフで、解体した。角の方は、もうひとつ目のアイテムバッグにしまい、頸は、さっきのアイテムバッグにしまった。


ちなみにアイテムバッグは、容量はものによって変わるが基本的に、見た目以上に、物を入れることができ、重さが変わらないものを示す。


冒険者などは、少し高いと思っていても、冒険者を続けていく上では必需品といわれるほど重宝するものである。


角を別々のカバンに入れたのは、納品用のと、解体、廃棄を行うものとで分けるためである。角を胴体と一緒に解体しないのは、先に、角だけを解体して、納品した方が、金が先に貰えるからである。


一緒に解体を行うと、解体されてからしか、金がもらえないので、急に金が必要になったときに不便なのだ。


それよりも早く、花を見つけなければならない。情報によるとこの辺なんだがな。


探すこと数分。ついに目的の花を見つけることができた。


「あった!幻妖花だ!淡く光っているし間違いない。早く持って帰ろう!その前に、フォレストウルフの角を換金しないと。よし、ギルドへ急ごう!」


俺は、幻妖花を、角を入れたほうの、アイテムバッグにしまい、急いで、森を出発した。


ギルドにつくと、角を換金して、頸と胴は、解体屋へ引き渡し、素材を解体費から、抜いてもらった分を

貰った。解体を待っていたら、夜になってしまったので、この街を出発するのは、明日にしようと思う。


*次の日


俺は、金を払って、共同馬車に乗った。


*数日後


突然、馬車の車輪が壊れてしまって、歩いて家へ行くこととなり、時間を食ってしまった。


*2か月後


「やっと着いたぞ。多分生まれているだろうから、早く飾りに行かなければ!!」


こうして、4か月の月日を経て、ハルト・フォン・ヴィルヘルムは自分の息子と会うことができるのであった。




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