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喉元過ぎれば熱を忘れる  作者: 粗茶の品
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球技大会の始まり


 姫崎は目が覚めて体に違和感を覚えた。


 頭がぽけーっとして体が重い気がする。その上、火照っている気さえする。


 風邪でも引いたのだろうか。季節の変わり目でもあるし変ではないと思うのだが久しぶりだと思うしよくわからない。


 姫崎は部屋に置いている体温計を取って自分の体温を測る。

 測り終わって見てみると体温計には36.9°Cと表記されている。熱はないみたいだ。

 いつもよりは高いがこのぐらいなら問題はないだろう。今日はできれば学校に行きたい。

 今日は球技大会があるのだ。当日急に休んで他の人に迷惑をかけたくないというのもあるし純粋に楽しみな気持ちもある。


 時間を見ると今は午前5時45分。普段起きるのよりは少し遅い時間だ。といっても15分ぐらいなのでこの程度ならたまにある。


 姫崎は朝食の準備をしようと部屋を出た。


「愛菜。おはよう」


 リビングへ向かうと父親が支度をしていた。父親はいつも6時ぐらいに家を出るので自然と毎朝顔を合わせていた。

 父親は自分で軽く朝食を作っているらしくしたがってかなり早く起きている。


 キッチンへと向かい朝食を作り始める。


 そろそろ新しい物を作ってみたいという気持ちもあるがいまいち何が作りたいのかわからなくていつも同じものを順に作っている。


 料理を作っていると体調の違和感なんてすっかり忘れてしまった。


 ***


 球技大会の開会式が終わってそれぞれが他人を応援するためはたまた自分が出るために移動していく。

 拓哉は開会式直後に試合があるので行われる場所へと向かった。

 種目はサッカーを選択している。理由は拓哉は小学校の頃に少し齧ったことがあったからだ。

 種目は男子と女子共通ではあるがチームは別れている。他の種目はバスケットボールがある。

 球技大会の形式は全7クラスのトーナメントで最初の3試合で負けた組同士が総当たりをしそこで勝ち上がったクラスが余った1クラスと戦い勝った方が準決勝に進み、最終的な順位は全て決める。

 それぞれの種目での順位に得点があり、最後にそれを合計してクラスの順位を決める。意外と毎年盛り上がっている行事ではあるらしい。


 拓哉のいるクラスの初戦の相手は5組だった。


 結果は4点対3点でぎりぎり拓哉のクラスの勝利だった。

 次はかなり怪しい試合になるだろう。というか拓哉は負けると思っている。


 次の試合までは他の試合を見て応援するぐらいしかやることがない。

 拓哉がぼーっとしていると拓哉のクラスの女子がサッカーの試合を始めようとしていた。


 どうやら姫崎もサッカーに出ているらしい。頑張ってボールを追いかけている。あまり運動するところなんて見ないからか拓哉はじっとその試合を見つめていた。


 結果は4点対2点で拓哉のクラスの勝ちだった。

 クラス内でも人気な運動部の女子がいたことが大きかった気がする。


 試合が終わると周りの見ていたクラスメイト達が奮闘した女子達を労りに行く。


 姫崎は肩を大きく上下させていてかなり疲れた様子だった。まだ九月で暑いからか汗も結構かいているいるように見える。


 拓哉は声をかけようと思ったが他の女子が「大丈夫?」と声をかけていたからなんとなく気が引けてしまった。


 時間を見るとそろそろ体育館で拓哉のクラスのバスケの試合が始まる時間だった。


 拓哉は水田に「見に来てくれよ」と言われたのを思い出して体育館へと向かった。

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