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そのじゅうろく

「あ~旨い!」


「うん、美味しいね」



秋沢さんの家にて、二人でデザートを食べる。


好きなのでいいよと言って買ったデザートはプリン…しかない。

俺もプリン好きだけどさ…他にもあったよね?

(どんだけ好きなの?)


ちなみに秋沢さんはプリン二箱目…

(3つ入りのやつ)


俺はもちろん丼プリンだ。

(これはゆずれない)


とゆーわけでデザートタイム…

もとい、プリンタイムを満喫中。


ごちそうさまでした!


「うーんちょっと食いすぎたか?」


「圭織さん、

丼プリンとポテチ食べてましたし…

太りますよ?」


「うーん…秋沢さん、プリン2箱食べたよね?」


「…圭織さんってホントに男の子ですねー

…デリカシーに欠けますよ」


「まぁ俺、男だったからね。」

(これまで女の子と付き合った事ないからなぁ)


「圭織さん…ちょっと失礼かもしれませんが、聞いてもいいですか?」


「…いいけど、何?」


「圭織さんってその…女の子と付き合った事は?」



「…無いよ。

俺は女の子と付き合った事もないし、手を繋いだ事もない。

それが…男の時の心残りかな」


「…戻りたいですか?」


そう聞いた秋沢さんは、これまでとは違って…とても真剣だった。


「…どうだろうね。

…戻りたいって気持ちはあるけど、

このままでもいいかなって気持ちもあって…どちらとも今は言えないかな。

…でも、女の子になって良かったって思うよ。

いろんな事を知れるし、楽しいし、秋沢さんとも出会えたしね。」


「…私もです。

私、男の子と付き合った事ないんです。

でも、圭織さんと出会って少しずつ見方が変わりました」


「付き合った事ないの?

秋沢さんなら可愛いしモテるだろうから俺てっきり…」


「自分で言うのもアレなんですけど…

私、モテるんですよ。

でも、男の子って下心丸見えだし

苦手なんです。

でも、興味はあって…

圭織さん、男の子の時の事話してもらってもいいですか?」


「いいけどさ…もう深夜だし…」

(そろそろ…)


「あの、良かったらでいいんですけど…

家に泊まって行きませんか?」



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