ここまでの人物紹介（一章完結時）
ここまでの人物紹介（一章完結時）
ルードと家族
フェムルード・ウォルガード（ルード）
本編の主人公。十四歳。フェンリル。
漆黒と純白の力を持つ、突然変異のフェンリル。
フェルリーダの正式な子と認められ、いずれウォルガード国王になる予定（リーダの身代わりとも言えなくもない）。
幼少期は金髪、リーダに育てられてからは緑髪、現在は白髪。
ふわりとした猫っ毛。リーダ似の赤い瞳。
母親（リーダとエリスレーゼにそっくり）似の優しい男の子。
身長がなかなか伸びず、ちょっと悔しく思っている。
年齢より細くて頼りなさげに見える。
家族には甘く、人に優しい。
シーウェールズでは、菓子職人として有名。
クロケットを姉のように慕っている。
『いつかぶひぃと鳴かせてやる』という目標に真っすぐ進んでいる。
現代の日本からの転生者だが、転生する前の記憶は戻っていない。
フェルリーダ・ウォルガード（リーダ、母さん）
ルードの育ての母。四百歳ちょっと。フェンリル（フェンリラ）。
最近までは緑色の長毛のフェンリルだった。
今は腰まである緑の髪の毛、高い身長で赤い目。
若いころ『買い食い王女様』『食っちゃ寝』の二つ名を持っていた。
ウォルガード王立学園を首席で卒業するほどの才女。
フェムルード（長男、故人）を産むまで、適当で投げやりな性格だった。
今はルードに甘く、温厚な性格。家族に優しいお母さん。
エリスレーゼ（エリス、ママ）
ルードの生みの親。二十九歳。狐人のクォーター。
元エランズリルド王位継承権一位の第三婦人（実際は妾扱いだったらしい）
現在逃亡中。
肩までの金髪。碧眼。
商家の元看板娘。
十五歳のときに見初められ、断ることができずに王室へ嫁ぐ。
ルードを生後すぐに捨てられ、エルシード（ルードの双子の弟）を事故で亡くす。
病で臥せっていたところをルードに助けられ、シーウェールズで療養中。
現在は補助があれば散歩ができるくらいに回復した。
リーダと同じで、『猫人を被る（猫を被る）』のが得意。
薄幸の女性に見えた昔の姿はそれだったのかもしれない。
学校は出ていないが元々商才があったらしく、猫人の現状もあっさりと把握してしまうほど。
リーダと精神的な姉妹の誓いを立てたらしい。
『リーダ姉さん』『エリス』と呼びあっている。
いつも元気で優しいママ。
クロケット（クロケットお姉さん、クロケットちゃん）
猫人の集落の長の娘。十九歳。黒猫。
セミロングの黒髪に大きな黒い猫耳と青い色の瞳。
古き良き猫人の言葉『にゃ』を使いこなす。
お気づきの通り、一応ルードの許嫁。
ルードに助けられ、一目惚れしたらしいのだが、五歳年下と聞いて驚いた。
猫人は猫と違って甘いものを感じることができるため、甘いものが大好き。
モフモフしたものが好きで、モフモフされるのはちょっと苦手。
家事は万能で、料理は味付けのみをルードに教えられる。
クレアーナ
エリスレーゼがエランズリルド王室に嫁いだときからのエリスレーゼ付きの侍女。ルードの姉や。四十六歳。犬人。ゴールデンレトリバー。
ベリーショートの白っぽい金髪に垂れた大きな耳と茶色の瞳。
耳と尻尾を触られるのに慣れていない。
家事など何でも万能にこなす。
基本的にエリスレーゼの手足となり、サポートする毎日。
クールビューティを装っているが、案外よく笑う。
フェムルード（故人）
生まれすぐに亡くなったリーダの息子。ルードの兄。
現在はルードと同化し、力をルードに託した。
エルシード（故人）
事故で亡くなったルードの双子の弟。
正直者で失言が事故の原因らしかった。
アルフェル
エリスレーゼの父。人間。
元交易商人。
若々しい妻が自慢。
エリス商会を娘と立ち上げる。
エランローズ
エリスレーゼの母。狐人とのハーフ。
いつまでも若々しい。
マイルス
エランズリルドの元騎士。
二十二歳、独身。
エリス商会の護衛兼スタッフ。
ルードについて納品を手伝ってから、ミケーリエル亭に入り浸る。
ミケーリエル一目惚れしたらしい。
休みの日には、宿を手伝うマイルスの姿がたまに見られることも。
リカルド
エランズリルドの元騎士。
三十二歳、既婚。
エリス商会の護衛兼スタッフ。
妻にカリエナがいる。
シモンズ
エランズリルドの元騎士。
三十歳、既婚。
エリス商会の護衛兼スタッフ。
妻リリエッタと娘アンリラがいる。
ウォルガード王国
フェンリルの国。
大気中の魔力が豊富で、国内であれば人の姿を維持できるらしい。
一市民がフェンリルであることから、国力は他の追随を寄せ付けない。
教育水準も高く、建築、農耕技術も高い。
他種族との交流がなかったため、国交を持つ国もない。
故に鎖国状態。
王家
フェリス・ウォルガード
先代の女王。千歳を超えているらしい。
ロリＢＢＡ。緑の肩までの巻き毛。
他種族との国交を考えないと退廃すると考えていた。
一瞬で国一つ消滅させた、人間の国で伝説になっている女性。
真紅の色を持つ、この世界最強の存在のひとり。
フェリシア・ウォルガード
現女王。リーダの母。
リーダが女王になるのを嫌がったため、女王に即位する。
慈愛の水色を持つ。
フェイルズ・ウォルガード
リーダの父。
純血を尊ぶ派閥だった。
現在針の筵状態。
名前がありません
リーダの元夫。
リーダを罵って帰国。
女性と遊び歩いていたところを捕獲される。
現在、家から出してもらえません。
串焼き屋の店主
フェンリルだったりする。
リーダが学生だった頃からの行きつけのお店のおやじ。
『買い食い王女』の名付け親。
シーウェールズ王国
海と温泉の国。
観光名所で一年を通して観光客の絶えない賑やかな国。
海が目の前で、海産物も豊富。
温泉が湧いていて、各家庭で使えるほどに湯量も豊富。
王家
レアリエール・シーウェールズ
シーウェールズ王国王女。二十歳。
シルバーブロンドのロングの巻き毛に碧眼。
我儘に思えたすちゃらかお姉さん。
ルードの作る菓子の大ファン。
侍女のコスプレをして、毎日ミケーリエル亭に出没する。
アルスレット・シーウェールズ
シーウェールズ王国王太子。十九歳。
シルバーブロンドの短髪ツンツン頭。
姉に顎で使われる不憫な王子様。
週一で、ルードの家庭教師をしている。
フェリッツ・シーウェールズ
五体投地の得意な優しい二人の父。国王様。四十代半ば。
クレアーラ・シーウェールズ
ほんわかした二人の母。王妃様でもある。三十代後半。
ジェルード
過労死してしまうのではないかと思われる初老の執事さん。
思ったよりも丈夫なのかもしれない。
庶民の人々
ミケーリエル
二十三歳。猫人。三毛猫。
ミケーリエル亭の若きオーナー。未亡人。
二卵性の双子の母。
マイルスのことは憎からず思っているらしい。
ミケーラ
双子の姉。六歳。猫人。
ミケル
双子の弟。六歳。猫人。
猫人の集落
ヘンルーダ
猫人の族長。クロケットの母。
リーダの古い友人。
エランズリルド王国
人間以外は排斥されている小国。
ルードとエルシードが生まれた国でもある。
王家
エルラド
豚。
