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崖下の国   作者: 南戸由華
序章
1/7

プロローグ

初めて長編を書かせていただきます。かなり長いお話になると思います。

何年も頭で思い描いて、書きたいと思っていた物語ですので、根気強く連載して、きれいに完結させたいです。

自分が大切にしてて、多くの人に知ってもらいたい感情、言葉をうまく盛り込むことができればと思います。

小説家になろうで人気の作品や、書籍かされた数々の作品とは雰囲気がだいぶ違うとは思いますが、多くの人に読んで頂ければと思います。


美しい緑の葉が強い風に吹かれて彼女の鼻先を通る。

巨大な樹の下で彼女は木陰に座って、やわらかい風に吹かれている。


彼女の座っている大地は、あと5歩ほど行ったところで途切れている。彼女の側の巨大樹の大きな根は、崖の淵まで伸びている。

その崖の淵まで行って、柵に手をかけ、下を覗きたい欲求に駆られるが、大人達に危険だと口うるさく言われているので我慢している。


視線を遠く、下の方に向けると、うっすらとした霧の向こうに広大な崖の下の世界が広がっているのがぼんやりと見える。

はるか向こうで空と海がつながっているのが見えるだけで、その大地の果ては定かでない。


崖下の世界はその存在を知ることができる程には近かったが、どのような世界か想像できない程には遠かった。霧の向こうの世界と青々とした空とを見比べ、私は想いを馳せる。


あそこはどんな場所なんだろう。誰か、人はいるのだろうか。

どうにも私はこの答えを知っているような、懐かしいような気がするが、私の心には霧がかかっているみたいだ。目の前の世界のように。


あそこはきっと暗くて、孤独で、不幸な場所に違いない。ただそれだけは漠然と感じている。本当にそうかは分からないが。


どちらにしろ私は、今、生きている場所の方が幸福であると思いたいだけなのだろう。


私は風強くなる音を耳に感じて立ち上がり、崖下の世界に背を向けて歩み始めた。


とりあえずプロローグです。気軽に読んでいただき、もし興味を抱かれたのであれば、次回も読んでいただければと思います。

何分、未熟者ですので、後のち修正するかもしれません。その際は報告しようと思います。

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