おつけもの
皆さん驚かないでいただきたい。
私の手元には今貴重な文献がある。
『織田信長』に関しての新事実がここに描かれている……もちろん一次資料である。
さぁひらいてご覧いれようぞ……
……驚かれましたか?
こう書かれていますな?信長は紫の肌、ずんぐりむっくりのボディ……そう……織田信長は「おナス」だったのです。
これは信長の父「信秀」の葬儀を書いたもの……ご覧あれ。
『棺桶に納められているのは緑色の肌、細長いボディの……「キュウリ」』。
そう信秀はキュウリだったのです。
「信長が信秀の葬儀で灰をまいている」?
あぁ……そんな逸話もございましたな。
れは灰ではござらぬ。
……「ぬか」と「塩」でございます。
信長は父信秀にお塩をまいていい味にしてやろうと思ったのです……なんと親思いな……目頭が熱くなりますな。
これ以来信長は実の父を漬けようとした「おつけもの」として名を馳せて参るのでございます……
しかし「おつけの信長」も最期は本能寺で明智光秀により「焼きナス」にされてしまいました……
ハッハッハッ……ヘイッ! 焼きナスお待ち!
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ここは本能寺……このあたりでは有名な隠れ家的飲み屋である……あなたも新鮮な野菜と店主の小粋な嘘に舌鼓を打ちませんか?