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石と道
転がる、転がる。
蹴られ、弾かれ、投げられ、流され。
それでも石は、転がり続ける。
続く、続く。
折れて、曲がって、歪んで、荒れて。
それでも道は、ただただ続く。
道端の石ころみたいな、私の夢――
荒れ果てた獣道みたいな、私の未来――
転がり過ぎて、カドも丸くなって、
曲がり過ぎて、先が見えなくなって、
強い『重い』もなくなって、
ずいぶん軽くなったけど、
結果もぜんぜん『往来』じゃないけど、
ただひたすらに転がる、続く。
それが私の夢と未来
不器用なヒトの不器用な詩。
大切なモノってなんだろう?