「中道改革連合」はやはり「泥船」に終わった模様
筆者:
本日は当エッセイをご覧いただきありがとうございます。
今回は中道改革連合が結党当時の共同代表野田氏に合わせてSNSでは「ノダの泥船」とまで呼ばれていました。
そして、8月31日に中道改革連合と立憲民主党、公明党の3党が「合流断念」を確認し「3党分裂」が事実上確定したことが報じられました。
議席数も衆議院選挙で170人から49人へと壊滅的に減少したことから見事に「泥船沈没」となったわけですが、どうしてこうなったのか?
僕は結党当初から申していたことではありますが中道の失敗を改めて振り返りつつ今後の政界の展望を述べていこうと思います。
◇1ケ月前から「解党予測」はあった
筆者:
ちなみに僕は1カ月近く前から中道が分裂することは確信していました。
質問者:
え!? そうなんですか!? 中道さんにお知り合いでもいらっしゃるんですか!?
筆者:
いえ、連絡取り合う人すらいません(笑)。ですが、「一次情報」を見て明らかだと思っていました。
僕の近所で去年までは「公明党」のポスターを掲示していたのが、今年2月には「中道改革連合」に替わっていたお宅があったんです。
それが7月末か8月に入ってすぐぐらいですかね? ポスターが「公明党」に戻っていたんです。
これが意味するところとして「統一地方選挙に備えて”公明党”で行くことを組織で決めていた」と思ったんです。
そうなると中道が解党する可能性が高いのかなと思ったわけです。
質問者:
なるほど公明党さんを熱烈に応援されている組織は上意下達で一律に動かれますからね……。
筆者:
恐らくはそのイメージで間違いないと思いますよ。だから、僕は近所のポスター動向を見て勝手に確信に至っていたという感じですね(笑)。
◇中道が大敗した要因
質問者:
なるほど……報道されるのは最終決定に過ぎませんから、機関決定はその前にされているでしょうからね……。
改めて中道さんが選挙で壊滅的敗北をしてしまった理由ってどういう事だったんでしょうか?
筆者:
やはり、元の政党だった立憲民主党と公明党が安全保障、辺野古移設、原発再稼働などを巡って真っ向から対立する政策だったのにも関わらず、どっちつかずの「中途半端」な状態のままくっついてしまった事だと思います。
それも理念が一致したから1つの党になったのではなく、明らかに「選挙で自民党に対抗するため」だけに作られた党だという事が誰の目から見ても明らかだったことだと思います。
下の記事にあるように立憲支持層の3~4割が中道に投票しなかったという事が明らかになっていますからね。
https://mainichi.jp/articles/20260315/k00/00m/010/002000c
質問者:
しかも選挙ごとに真っ向から批判し合っていた感じでしたからね……。
選挙の直前に焦ってそれぞれが「手のひら返し」があったようにしか見えませんでしたよね……。
公明党さんも高市政権が出来たから政権に居づらくなった感じでしたし……。
筆者:
いわゆる高市総理の内閣支持率を背景にした「高市人気」による自民党圧勝と言う要素もあったとは思います。
しかし、それだけでは無いと僕は見ています。
これも一次情報的なミクロな話ですけど、自民党支持層の中には「公明党と連立しているから自民党に投票したくない」と言う層が少なからずいたんですよね。
立憲民主党は組織票を期待して公明党と合併したのだと思いますが、
「公明党は無党派層から嫌われていた」という視点が欠けていたのだと思います。
前々からずっと申していますけど、組織票の数では自民党が経団連企業やその他宗教票を始めとして圧倒的なわけですから、いかに野党は無党派層を取り込めるかが焦点になるわけです。
この状況下で、無党派層が逃げるようなことをやってしまっては選挙で勝てるわけが無いなと言うのが僕の感覚としてはありました。
質問者:
複合的な要素が合わさって「自民党単独で3分の2」という選挙結果になったわけなんですね。
筆者:
そして、「選挙のための合併」だったわけですから、これだけの大敗をしたからには「合流しない」と言う決断は実に自然なことと言えますね。
仮に議席維持か議席増の「勝利」と言えるラインになったとしても、考えが真逆の人が集まった場合は「よほどの旨味」が無い限り分裂するのは時間の問題だったと思います。
むしろ、「選挙直後解党にならなかったんだ」と言う感じはしましたが、その「背景」と言うのが最近になって見えてきました。
質問者:
筆者:
中道は「落選議員の支援のためのクラウドファンディング」と言うのを実施したのですが、それが1億1千万円ほど最終的には集まったみたいなんです。
しかし、「党がなくなる」ということは「その金を使って支援しなくて良い」ことを意味します。
そうなると、そのお金は「別の使途」に使われることになるんです。
クラウドファンディングのそもそもの目的はかなえられないので「詐欺」として訴えられる可能性もありますが「政情が変わった」などと主張して逃れそうな気もします。
国から投票者数や当選者数に応じて交付される政党助成金に関しては後継政党などに分配されることになるようですが、クラウドファンディングも含まれる寄付に関してはどうなるのか規定されていないようなので「どこかにか消える」――すなわち誰かの懐に入ることになりそうです。
質問者:
筆者:
中道に合併した際に2人だけが立憲から無所属や他の政党を立ち上げたのですが、その一人である原口氏は
「立憲民主党は、間違えた。間違いを認めて引き返したら良いと早々に中道を離党した前国会議員が述べていたのを聞いて、呆れた。何が間違えたら引き返せばいいだ。国の舵取りをする人間がこれくらいの認識。どうして自分たちにはこんなに甘くなれるのだろうか。自分たちを選んでくれた人たちを裏切ったという認識があるのだろうか?」
と痛烈に批判しています。
敗因を分析できなければ更なる縮減は避けられないと思いますね。
もはや「引き返せないレベル」まで終わっているとは思うんですけどね。
◇野党再編は進むことになる
質問者:
従来、民主党系統の立憲民主党などが野党第一党として存在していたわけですが、それが大きく減らしたとなると――野党は一体どうなるんでしょうか?
筆者:
正直なところ、自民党は日本経済を縮減させ、外国人移民を受け入れ、少子化は加速させるなど様々なことを「実績」として表立ってやってきたわけです。
しかし、民主党系統は「対案」を示すことが出来なかった。
民主党系統は「裏から日本を破壊してきた」と言っても過言では無いのです。
まともな対案を示せない民主党系統が空気の読めないことを続けていれば徐々に縮小したのは間違いなかったですが、それが一気に「お掃除」出来たのは日本にとってとても良いことだと思っています。
後継政党の一つとして立憲民主党の左の落選議員を中心としてが集まった「護憲リベラル共生」略称ゴリラとして新しくできるようですが、これは全く伸びないでしょう。
いずれは立憲民主党に吸収されるだけだと思います。
ともかく、「左派」と呼ばれる人たちは「現実的なまともな対案」を提案することが出来ていませんでした。
「現実的なまともな対案」を出していく政党を中心に今後野党は動いていくのではないかと思います。
質問者:
しかし、左の政党としては「れいわ新選組」が山本さんが辞任して「いのち」になってからは櫛の歯が欠けたように議員がいなくなっていますよね……。
筆者:
れいわ新選組は提案している政策や理想論としては素晴らしかったものの「ゴールに至るまでのロードマップ」を示せなかったのが致命的でした。
理想論だけでは人々の胃袋を満たしたり生活を良くすることは出来ませんからね。
カリスマ的な代表だった山本太郎氏がいなくなった今、立憲民主党かゴリラに吸収されることになると思います。
僕がまともだと思っているのは所得税の壁を引き上げることに大きく貢献した国民民主党ですね。
法人税と消費税の統合を訴えており、消費税の「負の要素」を無くす方法について提案しています。
参政党は外国人問題など「タブー」と思われていたことに切り込んでおり、25年の参議院選挙で躍進しました。
高市政権が外国人対策に力を入れなくてはいけない状況を作り出すことが出来たのは意味が大きいと思います。
もっとも、この2党とて全く問題が無いわけでは無く、国民民主党は憲法改正の緊急事態条項を率先して行っていますし、参政党は「国民は国家のために仕えるべき」という「国粋主義的」な雰囲気を感じさせます。
各事案ごとに是々非々でどの党を評価できるのか? について話していく感じですね。
質問者:
筆者さんはとにかく「白紙委任状を渡してはいけない」「政府や国会議員は常に国民が監視するべきだ」と言うお考えをお持ちですからね。
筆者:
彼らはすぐに議員の特権を利用して我田引水をして利益をお仲間に誘導することをやってのけますからね。
国民がしっかりと監視し、悪い政策は追及したりすることが大事なのかなと思います。




