表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

アデリーちゃん空を飛ぶ

アデリーちゃんは、今日きょう元気げんきいっぱいです。

綿羽わたばねえかわり、からだもおおきくなってきました。




アデリーちゃんはあさごはんをべると、「おかあさん、あそんでくるねー」と、していきます。


海岸かいがんかってはしりながらも、アデリーちゃんは局長きょくちょうさんからいた、おそらはなしわすれられません。


『そうだ…海神かいじんポセイドンさまに、おねがいしてみよう』とアデリーちゃんはおもいつきました。


一人ひとりふかいところまでもぐったらダメよ!』とう、デリーおかあさんとの約束やくそくやぶって、アデリーちゃんはうみそこにある神殿しんでんにやってきました。


海神かいじんポセイドンさま〜。アデリーのおねがいをいてくださ〜い!」と神殿しんでんにある祭壇さいだんにおいのりをします。


すると、祭壇さいだんおくから、おごそかなこえひびきわたり、海神かいじんポセイドンさまがあらわれました。


『これ、アデリーよ。どもだけで深海しんかいてはいけないと、母親ははおやわれたであろう』と、海神かいじんポセイドンさまがアデリーをしかります。


「ごめんなさ〜い」とアデリーちゃんは素直すなおにあやまり、「でも、局長きょくちょうさんのおはなしいて、ガマンができなかったの」と、みじかはねをバタバタさせて、海神かいじんポセイドンさまにおねがいをした。


「ぼくも、局長きょくちょうさんみたいに、おそらんでみたいよ〜!」




海神かいじんポセイドンさまは、『やれやれ、この時期じきになると、かならおなねがいをうものがてくる』とあきらめかおで、『そなたがおもうほど、よいことばかりではないぞ?』とアデリーちゃんに忠告ちゅうこくします。


『それでも、おそらびたい』とうアデリーちゃんにしきられ、『1日(いちにち)だけじゃぞ!』と、アデリーちゃんにそら魔法まほうをかけてくれました。




ーーーーーー




地上ちじょうにもどったアデリーちゃんは、さっそく海神かいじんポセイドンさまからさずかった魔法まほうで、おそらがりました。


そして、『バタバタ〜 バタバタ〜』とちいさなはねを、けんめいにうごかしておそらびました。


すると、アデリーちゃんのよこに、局長きょくちょうさんがやってきました。

『スイー スイー』と局長きょくちょうさんが優雅ゆうがよこを、アデリーちゃんが『バタバタ〜 バタバタ〜』とつづきます。


「どうだい?アデリーちゃん。おそら気持きもちいいだろ〜!!」とって、スイーっとんでいきました。



『バタバタ〜 バタバタ〜』とちいさなはね一生懸命いっしょうけんめいうごかしますが、局長きょくちょうさんは、あっというえなくなってしまいました。


それでも、そらからうみは、太陽たいようひかり反射はんしゃして、宝石ほうせきのようにキラキラとかがやいています。



しばらくんでいると、アデリーちゃんによく模様もようのツバメが、おおきなつばさ優雅ゆうがにはためかせ、『スイー スイー』とんできました。


なんだ〜?このふとったツバメは!」と、ツバメたちがアデリーちゃんのまわりを、わらいながらびまわります。


それでも、アデリーちゃんははじめてのそらたのしんでいました。

しかし、ずっとそらんでいたアデリーちゃんは、だんだんおなかがすいてきました。


『おなかがすいたな〜』とまわりのツバメたちると、くちいっぱいにむしをくわえて、『おいしい おいしい』とモリモリべています。


『え〜?』と、アデリーちゃんはおどろきますが、ツバメたちは、いっぱいむしべて大満足だいまんぞくです。


アデリーちゃんも、ためしにむしべてみますが、「ペッ ペッ」とすぐにきたしました。


なになんだ〜!このマズいごはんは?…』と、おなかがすいたアデリーちゃんはきそうになりました。


アデリーちゃんは、デリーおかあさんがつくるごはんこいしくなって、おうちかって『バタバタ〜 バタバタ〜』とちいさなはねをはためかせました。


しかし、南極なんきょくからいてくるかぜにジャマをされて、なかなかまえにすすみません。


『バタバタ〜 バタバタ〜 バタバタ〜 バタバタ〜』

アデリーちゃんは、デリーおかあさんとデュモンおとうさんにいたくて、一生懸命いっしょうけんめいに、ちいさなはねうごかすけど…やっぱりまえにはすすみません。


とうとう、アデリーちゃんはきだしてしまいました。

「エーン エーン。おそらはキレイだけど、やっぱりボクはうみがいいよ〜」


すると、うみからやさしく海神かいじんポセイドンさまこえこえてきました。


『アデリーよ、わかったかな?そらにはそらの、うみにはうみきびしさがあるんだよ』とうと、『さあ、アデリーはうみもどりなさい』と、アデリーちゃんの魔法まほうをときます。


うみもどったアデリーちゃんは、『スイー スイー』とぶようにうみなかおよぎます。


まわりをると、さかなたちのウロコが、ひかり反射はんしゃして、キラキラとかがやいています。


アデリーちゃんはうれしくなって、「海神かいじんポセイドンさま〜。うみのキラキラをつけたよ〜」とさけびながら、『スイー スイー』とおうちかえっていきます。


うみなかなら、アデリーちゃんはなんだってできちゃう。宙返ちゅうがえりをしたり、旋回せんかいしたり。

その背中せなかを、海神かいじんポセイドンさまつく海流かいりゅうが、やさしく後押あとおししてくれました。





そのばんごはんのとき、アデリーちゃんはデリーおかあさんと、デュモンおとうさんに、大冒険だいぼうけんのおはなしをしました。



一人ひとり神殿しんでんったことはしかられてしまいましたが、二人ふたりはアデリーちゃんのおはなしたのしそうにいてくれました。



そのよるは、アデリーちゃんはすこ興奮こうふんして、なかなかつけませんでした。


でも、局長きょくちょうさんや、ツバメさんとおそらんだこと、あらためてかんじたうみのキラキラをおもしているうちに、いつしかゆめなかはいっていきました。



おやすみなさい、アデリーちゃん。

明日あしたも、たのしいになりますように。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ