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20日目①

20日目①



リングースさんの依頼を受け手からもう2つの依頼をうけた。

当初から予定した通り清掃作業と運搬作業で、なぜかどちらもも追加で報酬をもらった。


俺の手際が良いらしい。


社会勉強の一環で〇クドナルドでバイトしている俺としては特に普通のことをしたまでなのだが。



「アリトさんの清掃依頼の評価が高いので急遽で申し訳ないのですが、この依頼を受けてもらえないですか?」


ウラノさんがすまなそうな顔で言ってくる。


どうやら俺の清掃依頼の評価が良すぎるらしく、本来であれば新人冒険者等には依頼しない業務をお願いすることにギルドとして決まったらしい。

その依頼というのは急遽この街に要人がくるらしく、その要人が泊まる場所の清掃をすることということで、そんなのいきなり俺に任せてもよいのか?と思ったが、本来であれば専門の清掃業者に依頼する必要があるのだがあまりにも急すぎて冒険者に依頼するしかないとのこと。ただ冒険者なんて大体の人が清掃に興味がない人間が多い。そりゃしょうがない。


「なるほど、しょうがないですね。ウラノさんのお願いなら喜んで受けますよ!」


いがいと依頼料も高い(4万ゴールド!清掃依頼の相場の3倍ほど!)。さらに本来あと2回依頼を受けないとF級冒険者になれないところをこれを達成できればF級にしてくれるというのだから願ったりかなったりだ。


「アリトさんありがとう!今度何か奢らせてもらうわね!」


ウラノさんからデートの誘いきた!だけどこの依頼を終えるとすぐに他の国に行くつもりだからどうしようかな。ここは気持ちだけ受け取って早速依頼に向かう。夕方には要人が来るということだから早くしないといけない。







依頼場所についてみると、街の中でもひと際大きな建物で日本でいうところの市民会館?みたいなところだろうか?






「こんにちは!冒険者ギルドから清掃の依頼で来ましたアリトです!」

「アリトさんですね、お待ちしてました。早速こちらの部屋の清掃をお願いします」


声をかけた受付嬢に案内されたのは、この施設でも特に高位の方の宿泊用に作られたと見える部屋だ。

普段からも清掃はしているのだろうが、長年使っていないのか細かな部分での埃などが目立つ。

早速俺は掃除を開始していく。もちろん松井棒は欠かせない。


棚を整理して壁を拭いて、床を水拭きする。

この世界にきて掃除ばかりしてるが、気にしない。


そしてレイアウトを微調整しながら全体を仕上げていくと。



「お邪魔しまーす♪」

の声と共にドアが開く。


なに!?

もしかして客がもう入ってきたのか?聞いてないぞ?

これはやっちまったか?


「これは失礼しました!すぐに出ますね!」


と声をかけ慌てて出ようとする俺に手を広げて引き留める客人。



え!?



「あれ?アリトじゃん?」



これは!?



「おま、シブハ?なんで?」



「久しぶりじゃん!何してんの?つーか逃げるなよ!」



そこにはクラスメイトの1人シブハがいた。

シブハ「ちょりーす!」

が似合う格好予定。

もはや、外見の記述はこれだけでも良いか?

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