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第八十七話 姫と勇者

「ひひひ、良かったぜ三番目で、三番目なら遠慮せず、痛めつけられる」


 勇者ヒロがヒュナちゃんに下品な笑顔で話しかけています。


「三番目?」


 ナイス質問です。僕も意味がわかりません。


「1番目はノコとかいう奴だ。二番目はヒュア姫だ」


「あーー、そういう事ですか」


「ふふふ、俺は自慢じゃねえが、女の顔を容赦せず本気で殴れる男だ」


「……」


 ヒュナちゃんの目から光が消えました。


「ふふふ、お姫様の苦痛に歪む顔、殴られて腫れ上がる顔。たまらんぜ」


 何だかすでに変態ですよね。誰が召喚したんだこんな奴。


「はじめー」


 試合が始まりました。


 ドカッ

 ドカッ


 攻撃が次々あたります。

 もうすでに意識が飛んでいるようですが。

 倒れないように蹴りを入れ、次々攻撃を入れていきます。

 顔が殴られて、どんどん変形します。

 そして、舞台の端まで追い込むとかなり強い蹴りを入れました。


「げふう」


 声と共に吹き飛ばされ場外で、1度、2度、3度、体が回転して倒れました。

 そして、最後の気力を振り絞りフラフラしながら、立ち上がりました。


「ふふふ、俺もゼルバン大将軍のように、姫さんに花を持たせてやったのさ」


 顔をボンボンに腫らし、鼻水をながし、涙も流しているように見えます。

 そして、そのまま倒れました。失神したようです。


「ヒュナ姫ーー!!」

「ヒュナ姫ーー!!」


 会場から、勝者ヒュナちゃんに声援が上がっています。

 余りにも余裕の勝利だったので、スカートの中を気にして戦ったのでしょう。ちらっとも見えませんでした。

 隣の舞台では、S級冒険者とンデラちゃんの試合でしたが、こちらもンデラちゃんの勝利で終りました。


 そして次の試合は、ツェシュちゃんとS級冒険者サビアさん。

 メグちゃんとS級冒険者シロイさんの試合です。

 この四人はノコファミリーの四人です。


 そしてこの二つの試合が始まるとまるで台風のようです。

 居酒屋貴賓席にも風が入り込んできます。

 姿がまともに見える人が会場に何人いるのでしょうか。


 例えるなら、昔見たアニメのスーパ野菜人のサラダと人参の戦いのようです。

 ですが、うちの四天王のツェシュちゃんとメグちゃんが少しずつ優勢になり、結局この二人が勝ちました。

 心配のスカートの中身ですが、丸出しでしたが動きが速すぎて見えていないと思います。よかった、よかった。


 たった五日の修行だったのですが、相当濃い修行が出来たようで、S級冒険者を倒してしまうとは驚きました。


 そして準決勝は、ヒュナちゃんとンデラさん、ツェシュちゃんとメグちゃんの試合になりました。

 なんと、うちの高校生四天王が四人残りました。

 ケガも無く無事だったので僕はほっとしています。


 この四人、勇者ヒロは、ヒュナちゃんが三番目といっていましたが、ンデラちゃんは清楚で大人しい感じでとても美しく、ツェシュちゃんはショートカットで優しげでとても美しく、メグちゃんは超ロリ顔で、それが好みの人にはやはりヒュナちゃんに、負けていると評価をすることは出来無いと思います。


 要するに顔の戦いなら全員引き分けです。


 次は、準決勝です。同時に行われますが、まばたきをしないように注目していきましょう。

最後までお読み頂きありがとうございます。


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