表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

45/89

第四十五話 えん罪美女の救出

「え、な、なななな、なんでしょうか」


 ふふふ、ゼルバン大将軍がビビっています。


「無実の罪の死刑囚を一人、僕の所で保護したいのですが……」


「へっ」


 んー、ゼルバン大将軍の目が点になっています。

 どういうことなんだ。

 ちょっと無理なことを言い過ぎたかな。


「だめでしょうか」


「いえいえ、大丈夫です。ノコ様なら百人でも二百人でも好きに保護して下さって大丈夫です」


 なんだか、ゼルバン大将軍がすごくほっとしています。


「あのー、僕がどの様な、お願いをすると思ったのですか」


「いやーー、国王にさせろとか言われたら、どうしようかと思いました」


 はーー、何処の悪の支配者だよ。

 国なんかいらんわ!!


「じゃあ、ローズ、ンデラさんを保護して帰りましょう」


「はい」




 僕は久しぶりの我が家に帰ってきた。

 久しぶりの我が家は静かだった。

 家にいるのは黒猫マリー、ローズ、ンデラさん、デルイドさんと僕の五人だけだ。


 家にいた、保護した二十人とアクエラさん、ユーリさんはカドモス領の地下に捕らえられていた数千人を家に帰す為、働いてもらっていますので留守です。


 本当ならここで普通の暮らしに戻りたいのですが、ンデラさんの名誉挽回、真犯人の捜索が必要となりました。

 まだまだ、のんびり出来そうにありません。

 でもこれはこれで楽しくなっている、自分がいるのも事実です。


「ノコ様――!!」


「あっ、ヒュアちゃん、ゲフッ」


 今日のヒュアちゃんの護衛はS級冒険者サビアさんと、シロイさんだった。

 ヒュアちゃんの後ろで、満面の笑みでお辞儀をしている。


「あの、ノコ様、お父様にノコ様にお目にかかりたいと、伝えて欲しいと言われてきました」


「ぎゃーーはっはっはっはっはー」


 全員が笑い出した。

 きっと僕がすごく嫌そうな顔をしたのが、おかしかったのだろう。

 ンデラさんまで笑っている。

 まあ、断ることも出来ないでしょう。


「いつを予定すればよいのですか」


「三日後でお願いします」


「わかりました」




 その日の晩は、ンデラさんとデルイドさんの歓迎会をすることにした。

 僕の料理でもてなすことにしたら、アクエラさんもユーリさんも、二十人の女性陣も参加する為一時的に戻って来た。

 仲間との連絡は、ゴーストマスターを全員に付けて、ゴーストクイーンのローズがこまめに取っているようだ。


 このため、食事が終った時には一通り全員の面通しが終った。

 大きな食堂を作っておいてよかったと思う。

 アクエラさんとユーリさんの話では、カドモス領に捕らえられている女性達は、順調に故郷に帰れているようだ。

 そのときに二十人の女性陣がよく働いてくれているとしきりに褒めていた。


 その後の入浴と、寝室ですごく迷惑なトラブルがあったことは、もう思い出したくもない。

最後までお読み頂きありがとうございます。


「面白かった!」

「続きが気になる、読みたい!」

「頑張って!」


と思ったら


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。

面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。

何卒よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ