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後藤田くみを巡っての諍いなんか止めて
「斗詠は、この毬栗頭に動じないんだから、どんな事も理解し合える伴侶になれるはずだからな」
富士太が言ったわ。
「それは、朝飯の時に見て、もう、声も出ないほどに驚愕したからだよ」
斗詠が言ったわ。
「あまりの好みにだろ」
富士太がニヤニヤしながら言ったわ。
「その言葉、そっくり兄貴に返すよ」
斗詠もニヤニヤしながら言ったわ。
「兄弟で争わないで欲しいっす！」
私の為に兄弟喧嘩は嫌だわ。
「そうだな」
富士太が頭を振りながら言ったて事務所に向かったわ。
「不毛だ」
斗詠はそう言って売店に入って行ったわ。
