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後藤田くみが確かめる
此処は売店だから……うん、Wi-Fiはとんでるわね。
マザーシステムに接続してデータベースを検索よ。
あったわ。
「ノォウワァアアア!三十年前ぇえ!?」
「どうしたの、後藤田くみくん?」
あら?
バックヤードからイルノさんが顔を見せたわ。
何とか誤魔化せないかしら?
「そんな、野太い雄叫びをあげて、どうしたの?それに、三十前って……あぁ、後藤田くみくんは三十路リーチの店長を呼んだのね。大丈夫よ。二十九の店長程度に出来る事は、同い年の後藤田くみくんにだって、出来るはずだから。それでも何が質問があるのかしら?」
おばさん店員イルノさんが訊いてきたわ。
良いアシストが受けられたわ。
イルノさんの誤解に乗っかりましょう。
「アッザァース!けど店長風情にも出来る事みたいなら、あっしにも確実に出来るみたいで安心したっす。もう、問題無いっす」
最高のごまかしが出来たわ。