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後藤田くみに苦言だなんて
「さあさあ、オジョウサン、ラッシャィ!この棚のお酒が全品、税別千円ポッキリ!千円ポッキリ!」
早速婆ちゃんを売店の中に案内して押し売りよ。
「おい、こら!税別でポッキリ!?」
斗詠が五月蠅いわね。
「税込みでも、ポッキリ、一円の位は0っす!だから、ポッキリっす!」
頭の回らない斗詠に説明よ。
「あんら、一本千円税別なら安いわねぇぇ……ん?一合瓶ん?」
婆ちゃんが一本の瓶を見つめてるわ。
「斗詠!アンちゃんにどんな指示してんだやぁ!?一合瓶は三百円税別やろう!」
婆ちゃんが斗詠を怒鳴りつけわ。
「アンちゃんも、自分が無能なんを自覚すて気張んなさいや」
あたしの肩を叩いて、婆ちゃんは売店を出て行ったわ。
なぜ!?