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3 限界
プライベートが忙しくてぜっんぜん更新出来ず、申し訳ございません。
心を病んだ母さんは、常にベッドで寝ている。しかし、母さん自身はそのことを自覚していない。いつも自分は主婦としてこの家の家事をしていると思い込んでいるのだ。
そう、母さんの時間は、いつからか僕が10歳の時に止まってしまったのだ。
そこからは僕が家事をこなしている。
けれど、母さんがこれ以上心に傷を負わないように母さんが全部やっているということにしている。
でも、さすがにもう限界だ。
ずっと部屋にいても、奴が時々やってきて、穀潰しと罵りながら母さんに暴力を振るう。
表向きには、病弱な妻を支える愛妻家で通っている義父はそのブランドを守るために母さんと別れる気はない。その方が都合が良いことが沢山あるのだろう。
母さんは日に日に痩せて衰弱していく。
僕がどうなろうと別に良い。だけど母さんはもっと幸せにならないとダメな人だ。
母さんを守るためには、もうアレをやるしかない。