運命の再会??
頑張ります
最近なぜかとても視線を感じる。。。どこから見られているなんて予想もつかないが
確実に誰かに見られている。
全身を覆い心臓まで冷たい視線を感じ、汗が止まらない。
初めはこの前の村の帰りだった。
「スライムのスープがあんなにもうまいなんて、驚いたな。」
「確かに今までは想像までできませんでしたが、なかなか美味しかったですね」
「でもそのせいで、あたりは真っ暗だし帰り道も大変なんだよね〜」少し嫌そうな顔をしてる。
「まあ、そう言うなよ。そこまで遠くないしニアなら俺よりもステータスいいんだし大丈夫だろ」
「そう、だよね 取りあえず早く帰ろうよ」
「急がなくたってなにも起こらないだろうよ
笑いながら会話していると背中が急に冷たく鋭い視線が突き刺さった。
本来なら感知系のスキルも平均値なので気づくことすらできないはずなのだがそれは常人の俺にも感じれるほどに冷たかった。
「ウッ、、、」てっきりナイフなどに刺されたのかと思い背中を確認するがなにもない。
「どうしたのですか?」
「そんなことやっても怖くないぞ〜」
2人は感じないようだ。
後ろを振り向くが暗くてなにも分からない。だが、視線は感じなくなったのでなにか居たのだろう。
「ちょっと急ぐぞ!」
2人はなにが起きているのかわからないから、不思議そうにしている。
しょうがないので手を取り走った。するとさっきとは比べものにならないレベルの視線を確かに感じた。
街まで走りきったが、視線を感じると話したら
「自意識過剰なんだよ〜気にすんな」と能天気なニア。
「確かにそうなのですか?」と違う意味で心配してるリン。
俺も気のせいかと思い始めたので今日はそこで解散した。
「いいなぁ。。。。」暗闇からボソリと呟く者。
次の日ギルドにて
「村でも報酬でついに装備を最低限揃えられる程度にはなったぞ!」
「「おお〜!」」
「だから買い物行くぞ!」
「いいね〜〜」
「わかりました。着替えて来ます。」
「なんで着替える?」リンはいつも某ドラゴン系RPGの僧侶のようにローブを着ている。
「だって、健二さんとお買い物でしたらおめかししないと!」
「あ、っそう。」そっけなく返したがだんだんと頰が熱くなった。
「そこ、ふざけない!」そしてリンの容赦ない一撃によって撃沈する。
「な、、なんで、俺だけ」
商店街には装備だけでなく食べ物や回復アイテムなどあり、さすがキウイ国1の商店街だ。
俺らはそれぞれ買いたいものを買ってちょうど昼食を取るときに合流することにした。
リンが嫌そうな顔していたが無視だ。ニアはと言うとさっきからこそこそと後をついて来ている。尾行のつもりなのだろうか。
「おい、バレているぞ!」ニアはビクッとなり、
「マジか、感知系のスキルないんじゃなかったの?」
「さすがに下手な尾行には気づける程度にはある!ところでどうした?」
「どうせ街のなかの穴場とか知らなそうだから教えるついで荷物持ちの奴隷を捕まえに来た。」
素直に嬉しいのだが後の一言で台無しだ。
両手いっぱいの荷物を俺『1人』で持ち昼食を食べるためにカフェ?みたいなとこに来た
「まだリンは来てなさそうだな。」
「そうだね、先に何か食べたいな〜」
「さすがに、リンに悪いから飲み物適度にしておこう」
コーラみたいな炭酸ジュースとココナッツジュースみたいなものそれぞれたのんだ。
「お、これうまいな!コーラみたいだ!」
「コーラ?なにそれ?」
「えっと、、故郷の味?みたいな。」
「へー美味しそうそれ一口ちょうだい」と言ってコップを欲しそうに手を出している。
まあ、いいか。 コップを渡そうとしたらあの冷たい視線が心臓を貫いたような感覚がした。そして
1人がこちらによってくる。
「ねえ、なにしてるの?それ健二くんがそんだやつでしょ?」その声はとても冷え切っており視線に負けないほど汗が滲み始めた。
声のした方を向くと見たことのある、いや、もう会えないと思っていた人がいた。。。
長すぎたので次回に続きます。