イイハナシダナー
今日はかけないかもと言ったな!
あれは嘘だ!!
リンは汗を拭う仕草をし、とても輝いている笑顔で
「やっぱりいたずらな子にはお仕置きが必要ですよねっ」っと振り向いて来た。
その笑顔には今起こったことがまるで嘘だったかのように輝いていた。
ニアはというと俺の後ろに隠れてしまって動かない。
「で、ですよね〜」声が震えてるヤバイ。。
「薬草また新しく探さないといけないですね、はぁ〜」
「「ただいま探して参ります!!」」ニアと俺はオリンピック選手のごとくロケットスタートで飛び出した。
キョトンとしているリンを置いてニアと俺は辺りすべての薬草はを一つ残らず集めて献上した。
そして帰り道もなるべくリンが暴走しないように細心の注意を払って帰った。
ジイアが俺たちの姿を見てすべてを察したようにやっぱりかという顔をしたのはいうまでもないはず。
ギルドで夕食をリンとジイアと一緒に俺たち食べた。
「リンは実は昔からストレスが一定の限度を越すと人が変わったように凶暴になってしまい、友人もろくにできなかったのじゃ」リン自身は自覚がないのだが周りの人の様子で察していたようだ。
「先ほどは大変お見苦しいことをお見せしてしまいすみませんでした。あと少しで危ない目にあわせてしまうところだったかもしれないのに、怖い思いもさせて、、、、」今にもこぼれ落ちそうなほど涙を溜めている。
「いや、いいよ結構驚いたけどこれからもよろしくな」
「い、いえ、ですか。。今後もしかしたら危害を加えてしまうかもしれないのに。。。」
「確かにそれは危険なのかもしれないけれど、リンの一つの個性だしそれにもう仲間だろ?」
正直今のセリフは臭いかなぁ〜と思った。だが、リンはその言葉を聞けて気が抜けたのだろうか
泣き始めてしまった。ジイアは鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていた。
「健二なかせたね。どうすんの。それに臭いセリフね」
「うるっさい!」
「優しいのですね」涙を無理抑えようとしたのか目元が赤くなっている。そんな顔で笑顔を作った。
「これからも宜しくお願いします。」
「おうよ!」
「こちらこそよろしくね!」
ジイアは頷き「宜しく頼むぞ!泣かせたら地の果てからでも捕まえて地獄に落とすからな!」と言った。
何を言っているのかわからなかったがとりあえず。
「任せとけ!!」
こうしてリンは正式に俺らの仲間になった。
ご指摘をいただいたので今後は近況報告もさせていただきます。たぶん。。