新居です
スーパーコンピュータについて少し調整しました。
・性能が今(作中では60年前)の10倍になっている事にしました。
・超能力に必要なスーパーコンピュータの数を5台へ増やしました。
・和樹のICチップはスーパーコンピュータ5台分にしました。
これからもどうぞよろしくお願いします。
「着いたよ。」
そこには淡い緑色の壁に黒に近い青色の屋根の洋風の大きな建物が有った。俺達は執事に着いてその中に入って行く。
「大きい〜!」
「一応、翔は伊集院財閥の次期当主の最有力候補だからな。」
「そうなんだ。凄いんだね。」
「“一応”って何だよ、“一応”って。」
そんな他愛ない話をしているとある部屋の前に着いた。
そこは現当主で翔の父親の伊集院 昭仁の部屋だ。
「着きました。どうぞ。」
執事が中へ入るよう促す。
「お父……父上、お連れしました。」
「お疲れ。お二人さんよく来てくださいました。私、伊集院 昭仁と申します。宜しく。」
「お久しぶりです。昭仁さん。」
「久し振り、和樹君。」
「霧島 優希です。宜しくお願いします。」
「霧島さんも宜しくお願いします。」
「和樹のときみたいに話して下さいよ。私、堅苦しいの嫌いなんです。」
「良いのかい?なら、そうさせてもらうよ。では改めて、話を始めよう。今日来てもらったのは他でもなく別荘のことについてだ。まぁ、彼処はあまり使っていないから、自分の家の様に使ってくれ。で、ここに一応使うことだけ書いといてもらえるかな?」
「分かりました。」
優希は返事をすると、直ぐに渡された契約書にサインをした。まぁ、契約書と言っても使うことを示すだけのものだが。
「執事も居た方が良いか?」
「大丈夫です。執事はあの子以外嫌なので……」
優希は何か寂しそうな顔をしていた。
「そうか……分かった。なんか変な事を聞いてしまって済まないな。」
「大丈夫です。」
「別荘の方は掃除させといたから、綺麗だと思うよ。少し狭いかもしれないが自由に使ってくれ。」
「「有難うございます。」」
「では、又な。和樹君、優希さん。」
俺達は立ち上がった。
「「失礼しました。」」
そのとき、昭仁さんが俺に近付いて来て耳元で囁いた。
「頑張れよ。」
「……はい?」
俺には昭仁さんの言っている意味が分からなかったが、昭仁は笑っているだけだった。
その後はまた執事に連れられて、今度は別荘に向かった。勿論、翔も一緒だ。
移動中は、又他愛ない話をしていた。
「着いたよ。」
そこは、白い石造りの建物だった。さっきの本家には敵わないが此方も充分大きい。
そう言われ、今回もさっきと同じ様に執事に連れられて入って行く。
「狭くてごめんな。」
「何処がだよ。充分広いぞ。」
何か尺度が違うような気がするんだが俺だけか?
「ここ東京だよね……?」
よかった優希もだった。だよなぁ。
「そうだよ。まぁ、二人で住むには大きいかもね。荷物はリビングに有るから、自分達で開封してね。俺は本家の方に戻らないといけないのでこれで失礼させてもらうよ。じゃあ、また明日な!」
「ああ、また明日!」




