普通の男子中学生!?
遅くなってすみません。
今、俺らは霧島研究室にいる。
「……何があったの?」
優希は、今起こったことの状況が把握出来ていないようだ。
それもそうだろう。超能力を使う為にはスーパーコンピュータが最低五台は必要なのだ。
なら、何故、ライフルで撃たれた筈の自分達が生きているのだろうか?答えは簡単。
「倒した。そして捕まえた。」
「それは分かってる。だから、なんで生きてるのかが知りたいの。」
「ライフルなら全部防いだよ?後は、無力化して学校に突き出しただけ。」
あの後、警察に突き出そうかとも思ったが、なんかめんどくさそうだったので、学校に渡して置いた。あの学校、独自の牢屋も持ってるらしい。
「うん、分かってる。でも何で、そんなことが出来るの?」
「俺も、俺で超能力研究趣味としてやってたからね。まぁ、護身程度だけど。いやー、使わな過ぎて有るの忘れてたわ。」
「お、おう。」
「でも、超能力を使うにはスーパーコンピュータが最低五台は必要なのでは?」
因みに、此処で言う超能力とは、科学的にあり得ない訳では無い事を起こす計算式を作り、それを、現実世界に影響を与えて使うものだ。
そして、この計算や現実世界への反映には最低でもスーパーコンピュータ一台分の計算容量が必要なのだ。
「あぁ、そんなことか。このチップを使ったからね。」
俺は、1cm×2cm程度のICチップを取り出した。
「このICチップ、スーパーコンピュータ五台分の計算容量持ってるんだよ。因みに作ったのは俺。」
「和樹は、一体何者なの?!」
「普通の男子中学生。」
「違うと思うのだけれど……まぁ、それは良いとして、何で勝手に稼働したの?」
「勝手に?これにそんな機能無いよ?というか、俺、計算式作るの苦手だから、人工知能は作れてない。」
「なら、どうしたの?」
「俺の気持ちを読みっとて貰った。」
「そっちの方が難しくないか?!」
「式自体は相当簡単だよ?」
「お、おう。和樹、貴方は本当に何者?」
「普通の男子中学生!」
「絶対違うと思う……」
因みに、さっき防いだのは俺の気持ちを読みっとて貰って動かした後、先輩科学者の皆さんが作ってくれたボールの軌道予測の応用でライフルの球の飛んで来る位置を計算し、そこに、金属の壁を作り出したのだ。あとは倒したら終わり。
「まぁ、有難う。」
「どう致しまして。」




