案内人
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門を潜り巨人の足跡へと飛ぶ。
ここからであれば迷宮都市はすぐだ。さっさとロウの所に向かうとしよう。
俺は鏡の悪魔に新たに作り出させた外套を深めにかぶり直し、迷宮都市へと向かった。
ロウの店に辿りつく前に軽く露店を見てみたが、今回は特に見るべきものはなかった。
以前来た時よりも、何となくだが荒っぽい連中が減った印象を受けたが…そのような連中はルフ要塞にでも行ったのだろう。
期待していた訳ではなかったが、気を引く物を見つけることができなかったため、露店を見るのをやめてロウの店に向かった。
「いらっしゃい」
店に入った時に声をかけてきたのは、少女の域を出たばかりに見える若い女だった。
店の中を見回してみるが、以前と違いロウがいない。
ここに居てくれたのなら話が早かったのだが…まずはロウを呼んでみるか。
以前ロウにやったように紙にを取りだして、女に見せる。
喉をけがしているため声が出せない。ロウの知り合いだが、会うことはできないか?
そう書いた紙を見せると、女は怪訝そうに俺を見た。
目を細めながら、覗き込むように外套に隠れた兜をじろじろと見る。そのまま視線を下に向け、全身を覆う外套を見ると、一歩引いてから言葉を発した。
「あんた、ほんとにロウさんの知り合い?」
ああ。
「…なら、名前を教えてよ。ロウさんに伝えるから」
名前だと?まさか、こういった店で名前を聞かれることいなるとは思わなかった。
『と言うより、以前にロウさんに会った時に名前を伝えていないですから、名前をこの人に伝えても意味ないですよね』
(だが、ロウはお前のことが分かっているのだろう?やつがここに来ればいいではないか)
それでいくか。
用意していた紙に目的の言葉がないため、新しい紙を取り出して机に置くとそこで文字を書き始める。
ロウが来ればわかる。
一言だけ書いた紙を女に見せる。
「…今連絡した。すこし待って」
この女が何かしたようには見えなかった。…魔術だろうか?
(魔力は流れたな。知らん術式だが)
なるほど、便利なものである。この術式のことを聞けば、メディアと連絡をつけることができるようになるかもしれないな。
しかし、急に態度を変えてきたな。一歩引くほど警戒していたくせに、ロウが来れば分かると伝えればすぐに呼ぶとはな。よく分からんやつだ。
『たぶんですが、レクサスさんが何も書いてない紙を取りだしたから金持ちだとでも思ったんじゃないですか?』
それだけでか?
『何も書いていない紙を持ってるのは大きな商店を持つ商人か、そう言った連中と取引する金持ちくらいですからね。それだけ、というほど簡単なものじゃないですよ』
そうだったのか。
紙なんて使ったことがなかったものだから、そんな常識知らなかった。
しばらくするとロウが店の奥から現れた。めんどそうに出てきたが、俺の手の辺りを見ると笑顔を見せる。
…まさか、手鎧で判別しているのだろうか?
(そんな訳があるか。外套から出ていたのがたまたま手だった、と言うだけの話だろう。おそらく、魔力でも見ているのではないか?)
「あんただったのか。そうと知ってりゃぁさっさと出てきたんだがな…しばらく来ないなんて言ってたから、あんたじゃないのかと思ったぜ……ああ、それと…この人は俺の客だからな。次からはすぐに連絡してくれ」
「分かりました」
思い出したようにロウは女にそう言った。そして、ロウにそう言われた女は頭を下げるとすぐに店の奥へと下がってしまった。
これは、問題ないと判断されたということだろうか?まあ、さっさと聞きたいことを聞くとしよう。
「せっかく来てもらって悪いが、今渡せるようなもんは一個しかないぞ」
むしろ、この短期間で一つ見つけたことがすごいと思うが。今回はそれが目的ではなかったが、あると言うのなら見せてもらおう。
見せてくれ。
「ああ、わかった。ついて来てくれ」
今回は案内された部屋は、前回使った場所ではなかった。
部屋の中には、布をかけられた何かが机の上に置いている。そして、それ以外は何もない。その割には部屋は広く、かなりの物を置いておけるだろう。
俺が部屋に入ったのを確認したロウは、布に近付きながら自慢げに話し始めた。
「この部屋は最近俺のものになった場所でな。あんたのおかげで俺もずいぶん偉くなれたってことだ。…俺はあんた以外と取引してないから、今はあんた専用の物置きみたいなもんだがな」
俺専用の取引所か。…悪くない響きだ。
「だがまあ、さっきも言ったと思うが、今回ある珍品は一つだ。とりあえず見てくれ」
ロウが布を取ると、そこから現れたのは水晶だった。
見た感じではどこにでもある水晶だが、ロウが集めたものだ。普通の水晶と言うことはないだろう。
「水晶巨人の心臓だ。全身が水晶でできた巨人の心臓らしい。なんでも、かなり遠くの山で猛威を振るったとかなんとか…今は魔力を感じないだろうが、もの自体は悪くないはずだぜ?」
(水晶巨人か…それが本当であれば、かなりの貴重品なのは間違いないが…)
知ってるのか?
(水晶巨人と言うのは、洞窟に潜む巨人の一種だ。魔力の濃い場所や、それなりに大きな迷宮にしか現れん。その心臓は魔力をため込む性質があるから、欲しがるやつは欲しがるな。……ただ、この水晶巨人の心臓には厄介な性質もある)
厄介な性質?
(水晶巨人の心臓は、生きているのか死んでいるのかが見ただけでは分からんのだ。しかも、ただの水晶との判別が難しい)
『どういうことです?』
前半の言葉の意味が分からん。
(水晶巨人の心臓は、生きていればかなりの魔力をため込むことができる。だが、死んでいれば一定以上の魔力を含めば壊れるのだ)
要するに、使ってみなければ良い物か悪い物かの判断がつかないということか。しかも、普通の水晶と水晶巨人の心臓の区別がつかないと。
(そう言うことだ)
『なら、これがただの水晶という可能性もあるのでは?もしそうなら、これは必要ないと思うのですが』
(まあ、これは本物だ。よく見ろ、中央あたりに縦の傷があるだろう?あれが水晶巨人の心臓の証みたいなものだ)
アリエルに言われた場所をよく見ると、確かに小さな引っかき傷のようなものがあった。
これ、普通は気付かないだろ。
だが、判別する方法はあったのか。なら、これを知っていれば、水晶と間違うことなど無いだろう。
(そう簡単な話でもない。水晶巨人の心臓を傷つけずに倒すのはかなり難しいからな。ほとんどの場合、倒す頃には傷だらけだ。そして、原石の水晶は傷だらけ。どちらも加工すれば傷は消せるが…それは結局、どちらも見た目を変えることができるということだ。ならば、水晶巨人の心臓と言い切ることができるのは、傷がほとんどなく、加工していないものに限られる)
『なるほど。売り手が苦労して手に入れても、買い手側からすれば使ってみれば粗悪品だった、と言うことになることわけですか。そこに偽物まで混ざるわけですから、さらに価値は下がる。そうなれば、苦労してまで取って来ようとする売り手は減る。売り手が減れば、買い手が減って、結果的に売れなくなる。そう言う意味では、一目で水晶巨人の心臓と分かるこれは、ある意味ではかなり珍しいわけですか』
要するに、これはかなり珍しいという話か。
なるほど、わざわざ分かりやすい物を用意するあたりはさすがである。
しかし、使わなければ善し悪しが分からないと言うのは、あまり俺好みじゃないな。
…まあ、今回はこれが目的ではなかったからな。買ってから聞きたいことを聞くとしよう。
水晶巨人の心臓を買う。
値段は、ロウから買った物の中ではかなり安い方であった。おそらく、性質が分かっているからこそ安めの値段にしてくれたのだろう。
とにかく、さっさと聞きたいことを聞くとするか。
魔族が居る迷宮のことを知らないか?もちろん、金は払う。
「魔族か。なんでそんなことを聞くのかは、まあ、なんでもいいが…下手に関わったら死ぬことになるぜ?」
問題ない。それより、知っていれば教えてくれ。
「…俺の知り合いに、そう言う訳の分からん話ばかり追いかけている奴がいる。たしか、今なら街に居るはずだ。俺が集めて聞いた話は商売の話だから教えられんが、そいつからだったら面白い話を聞けるかもしれない……今来ているから、ちょっと待ってくれ」
(さっきの女と同じ術式で連絡を取ったな。聞けばどうだ?)
そうだな。そのことも聞いておくか。
さっきの女も使っていたが、連絡を取り合ってる術式はなんだ?
「これか?俺みたいに魔力が少ないやつでも使える連絡方法だよ。大して役に立つもんでもないが、この街の中くらいの距離なら問題なく使えるわけだ……まあ、迷宮みたいに魔力の多い場所に行けば、まったく役に立たない訳だがな」
つまり、俺にとっては役に立たない訳か。
『まあ、メディアさんもそのことはかなり考えていましたからね。そう簡単に連絡方法が見つかるとは思えません』
やはりそう簡単にはいかないか。
ロウが言ったように、しばらくするとこの部屋の扉を開けて男が現れた。
男は若いと呼ばれるであろう年齢を少し超えたくらいの見た目であった。腰にはよく手入れされている剣があり、着ている服は外見よりも頑丈さと機能性を重視ししているのが一目で分かる。身を守る物に金を懸けていると言うことは、探索者なのだろう。
だが、もっと待たされると思ったが、意外に早かったな。
「おいロウ、何の用だよ?俺は俺で忙しい訳だが?」
「忙しいならこんなに早くここに来れる訳ない。どうせこの前の金が無くなったから、身動きとれなくなったんだろ?」
「次は絶対一発当てるからな。その準備だよ」
「そうかい、まあ頑張ってくれ…で、そんなお前に良い知らせがあってな。俺のお得意様だ」
現れた男と軽く会話し、俺を紹介する。
ロウが紹介したことで初めて俺に気づいたのか、男はようやく俺の方を向いた。
「ロウの客?あんたがか?……で、その客が俺に何の用だ?」
「お前好みの話だ。魔族の居る迷宮を教えて欲しいらしい」
その一言を聞いた瞬間、男の眼の色が変わる。
「あんた、そりゃマジか?」
俺は頷くことで返事をした。
「この人は喉に受けた傷のせいで声が出せなくてな。身ぶり手ぶりか、紙に書いての会話しかできない」
俺はロウの言葉に再度頷く。
「…そうだったのか。何と言うか、その…悪かったな」
気にしていない、という意志を伝えるために再び頷く。
「まあ、とにかくだ。魔族の居る迷宮について、何か思い当たることはないか?」
「もちろんある。ちょうど、次に行こうと思ってたのもそこだ……詳しく話したいが、これから付き合ってもらえるか?」
男は、そう俺に問いかけてくる。
その事が目的だったのだから、俺は当然のように首を縦に振る。
しかし、大当たりだったな。まさか、これほどすぐに情報を持つ者が見つけることができるとは。
「おい、いちいち言わなくても分かってると思うが…」
「心配しなくてもお前に売った情報は言わねえよ」
「なら問題ない…今後のことは、こいつと話してくれ。きっとあんた好みの話を聞かせてくれると思うぜ?」
「ザックだ。…詳しい話は、俺の家でしよう。ついて来てくれ」
俺が頷いたのを確認したザックは、扉を開けて出て行く。
俺はロウに持って来た金を渡し、水晶巨人の心臓を持ってからザックについていった。
「まいど。またいつでもどうぞ」
ロウの言葉を背に受けて、俺は店を後にした。
ザックの家は、ロウの店のすぐ近くであった。
どこにでもあるぼろ家であったが、一軒家であることから金が無いという訳ではないようだ。
ザックが扉を開け家に入る。俺もそれに続いた。
家の中は意外に整理されており、生活するために必要なもののみが置かれている。部屋の中央に存在する机の上には物が何もない。
「まあ、まずは座ってくれ。落ち着いて話もできないだろ?」
ザックの言葉に従い置かれた椅子に腰を下ろす。
俺が座ったことを確認したザックも椅子に座る。
そして、一度息を吐いてから俺の顔を見、ようやく喋り始めた。
「魔族の居る迷宮の話を聞きたい。あんたの条件はこれでいいんだよな?」
聞きたいことはそれだけなので頷く。
「それで、その話をする対価なんだが…俺も魔族の居る迷宮に連れて行って欲しいんだ」
何?
『これは…』
(ふむ?)
「別に金が欲しいわけでもないし、迷宮に行った時に何か寄こせって言うつもりもない。ただ俺は、いろんな場所に行ってていろんな物を見たいんだ。魔族の迷宮に行きたいなんて言い出すあんたなら、何となく俺の言いたいことが分かるだろ?」
まあ、言っていることは分かる。
分かるのだが、俺の正体がばれるのは面倒だ。
『黙っていれば問題ないかもしれませんが、断った方がいいと思いますよ』
ジズドは俺と同じ考えのようだ。まあ、当然か。
(別にいいのではないか?)
断ろう。そう思ったら、アリエルから思いがけない言葉が出た。
アリエルはそう言うが、俺の正体がばれたら面倒だろ。
(その時は殺せばいい。こいつを連れていくのは迷宮、それも魔族がいる場所だ。誰が死んでも疑問には思わん)
いやまあ、そう言われるとその通りなのだが…
(どうせ、ここで断ったとしてもどこに行くかは決めてないのだ。また一から探すなど、面倒でしかないぞ?)
確かに、また一から探すという手間を考えるなら、とりあえず受けるのは有りのような気もする。
そうして俺たちが相談している間に、ザックは再び口を開く。
「…あんたが、ただの客じゃないのは分かってる。……俺より強いってことも、金を持ってることも理解してるつもりだ。だが、情報は無いんだろ?俺は、大して強くもないし、金もない。だが、情報は持ってる」
ザックの言うとおり、俺たちは情報を持っていない。
だがやはり、俺の正体がばれるのは面倒でしかない。…炎帝の時のように、唐突に戦闘になるということも十分考えられる。
「……頼む。魔族の居る迷宮なんて、行こうと思って行けるようなもんじゃねえんだ」
ザックはそう言って頭を下げてくるが、やはり気が乗らない。
もしも万が一にもザックに俺の正体がばれ、万が一取り逃がし、そこからロウに伝わる、と言うことも考えられる。
そうなれば、俺の少ない楽しみである珍品の収集ができなくなってしまう。
……やはり、断ろう。
『…待ってください。やはり、受けましょう』
紙を取り出して断るために文字を書こうとし、ジズドに止められた。
まさか、先ほどまで断ろうと言っていたジズドに止められるとは思わなかった。
どういうつもりだ?
『よく考えたらですが、前回石の神殿を調べた時は、隠された道に気づくことができませんでした。あの時は大したものが無かったから、あのまま気付かなくとも問題はありませんでしたが…本格的に魔族の迷宮を攻めるなら、ああいうことに気づく人は必要かと思いまして』
ふむ…言われてみれば、そんな感じもしてくる。
もし宝物庫のような物があり、それが隠されていれば、俺たちだけで見つけ出すのは難しいだろう。そして、魔族の宝物庫には珍しい物があるかもしれない。
……ふむ……なら、試してみることにしよう。
その結果が満足いくものであれば、連れていくことにするか。
先ほどロウから買ったばかりの水晶巨人の心臓を取り出して机の上に置く。
その横に紙を置き、ザックの顔を見る。
これが何か分かるか?もし当てることができたら、隠された道や部屋を見つける役として、魔族の迷宮に連れて行こう。
「わかった…」
ザックは紙の内容を確認し、緊張しながら水晶巨人の心臓を手に取る。
回すようにして隅々まで確認し、机の上に置くと口を開いた。
「……水晶巨人の心臓だ」
(ほう)
『これは、想像以上でしたね』
……外すと思っていたが、まさか当てるとは。
予想外だが、これはいい意味での予想外になるかもしれない。これが水晶巨人の心臓だと分かると言うことは、かなりの知識量なのだろう。
それに、この年齢まで探索者として生き残っているということはかなり注意深いはずだ。家を持っていることから、目的の物を見つける技術も期待できる。
俺の正体がばれた時は、ばれた時に考えるとしよう。
そう割り切って、ザックを連れて行った方が良い気がする。
正解だ。連れて行こう。
「マジかよ!!はは!ありがてぇ!」
飛び上がって喜ぶザックは、少年のようだ。
…何と言うか、こういう反応をされると、悪い気はしないな。
お前の条件を飲んで、魔族の迷宮に連れていこう。できる範囲で安全にも気を配ろう。だが、代わりに隠された道や部屋を見つけ出して欲しい。水晶巨人の心臓を見分けたザックの眼力なら、問題ないだろう?
「ああ、任せとけ!魔族の迷宮の話はかなりあるんだが、今回行こうと思ってるのは大地の裂け目って場所だ。場所は大森林の反対側にまっすぐ進めばいける。ただ、大地の裂け目に降りる場所が特殊でな。口で説明するのは難しい。まあ俺を連れて行ってくれるなら、間違うことは無いからな。安心していいぞ」
急に元気になったな。本当に、年の割には少年のようなやつである。
(他の魔族の迷宮のことを聞いておかないのか?)
聞くさ。
他の魔族の迷宮のことも教えてくれないか?
「ああ、任せな…て言いたいとこだが、大地の裂け目は結構遠くてな。目的の場所につくまでの時間つぶしに使いたいから、まだ話したくは無いんだが…」
…今聞いておきたいが、遠いなら仕方ないか。
黙り込んだまま移動するなど、気分的にきついだろう。
それに、遠い場所までの移動の時に話すつもりである話を、今から聞き始めたなら出発が遅れるのは間違いない。それは、さすがに嫌だ。
分かった。だが、移動中には話してもらうぞ。
「楽しみにしてくれていいぞ。珍品から曰く付きの場所まで、知ってることは何でも教えてやるよ。あんたも絶対、驚けると思うぜ?」
(こちらでも期待できそうだな)
だな。
『金を渡しておいた方がいいのではないですか?レクサスさんと違って、ザックさんには準備が必要でしょう』
確かにそうだな。
金貨を十枚ほど渡しておく。ロウに支払った残りだが、十枚もあれば、ほぼなんでも買えるはずだ。
これで準備をしておけ。出発はいつがいい?
「こんなに…ああ、出発がいつかって話だな。……そうだな、明日の朝はどうだ?それなら、最高の馬を用意できる」
まあ、楽になるならなんでもいいか。
なら、明日の朝にまた来る。
そう伝え席を立つ。
「俺も出るわ。準備があるからな」
ザックはにやりと笑い、俺と一緒に外に出る。
外に出ると、そのまま駆け足で街に消えていった。
俺も戻るとするか。
誰もいないことを確認し、俺はアリエルの作りだした門を潜った。
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