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無能王女、実は前世最強と名高い大魔王でした ~今世では勇者ちゃんと仲良くしたい~  作者: だしまき


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第五話 正体と特訓

 いま彼女は確実に私の事を魔王だと判断して、私のことを魔王様と呼んだ。いやそんなはずはない、私はバレないように立ち回っていたはずだし、会話でぼろを出したつもりもない、ではなぜ……


「私に隠しても無駄です。もう貴女様が私の愛する魔王様だということはわかっているので。あと心配しているであろうことは大丈夫です、貴女様が魔王だということは誰にも言いませんので」


 とりあえず今は誤魔化すのを最優先にしないと、大丈夫こいつは心を読むことは出来ないはず


「だから私は魔王じゃないって言ったじゃないですか」

「いいえ、貴女様は魔王様です。もし仮に忘れているのなら、私がこの手で思い出させてあげましょう」


 そう言って、ユメが周囲の魔力を集め、純粋な魔力の剣を作り出す


 こいつって近接で戦闘してなかったはずだから、私のいない150年で特訓したのか?だとしても、近接戦闘に関しては私の方が圧倒的に練度は上150年程度じゃ私の実力は越せない


 しかしここでユメを倒して仕舞えばユメには私が魔王だと言う事がバレる、ならここで攻撃をされて気絶した方がいいか?でも私のプライドがそれを許さないし……


「なにか考え事をしているように見えますが、行きます!それでは頑張って思い出してくださいね」


 気絶はさせたくないし……無力化する方法……いやこんなを考えるくらいなら力で捩じ伏せてバラした方がいいか、ユメもといナイトメアなら信頼出来るわけだし


 そう考えた私はその場を軽く蹴り、そこらの魔族でも出せないような圧倒的な速度で、こちらに詰めてきているユメに詰め寄り、その速度と己の力でユメを押し倒す


「ま、ま、ま、魔王様⁉︎なんで急に押し倒したんですか⁉︎襲うんですか⁉︎私の事襲っちゃうんですか⁉︎」


 押し倒した途端、ユメがテンパり始めた。


 ただ押し倒しただけでなんでこいつはテンパってるんだ?それに言ってる事が訳がわからない。襲ったのはお前のはずだが


「ん?襲ってきたのはそっちじゃないのか?」

「そうですけど!そうじゃないです!」

「まぁいいや、お前なら大丈夫だと判断して言うけど」

「告白ですか⁉︎私魔王様に告白されちゃうんですか⁉︎」

「告白か、あながち間違ってないな」

「やっぱり!私魔王様のお嫁さんになっちゃうんですね⁉︎」

「いや違うけど」


 本当にこいつはなにを言ってるんだか


「じゃあなんなんですかぁ⁉︎」

「私がお前の大好きな魔王様本人、の転生した姿だ。と言いたくてな、最初からずっと黙ってて悪かったな。バレると面倒臭いことは分かりきってたからな」

「なんだそんな事でしたか、それとそろそろドキドキし過ぎてちょっとヤバいので退いてもらってもいいですか?あ、いやそのまま抱いてもらっても良いんですけど、というか抱いて欲しいんですけど」

「抱く?この体勢じゃ無理じゃないか?まぁほら立って」


 そう言って立ちあがろうとしたのだが、足が滑ってしまいユメの胸に顔から落ちてしまった


「ま、ま、ま、魔王様⁉︎そんな大胆に飛び込んでこなくても、私はいつでも魔王様を受け入れる準備は出来ているんですからゆっくり来て下さい」

「い、いや。これは足が滑ってな……」

「まぁそんなことはどうでも良いです!はいギュー!もう離しません!勇者なんかにも渡しません!」


 そう言ってユメは私を普通の人間なら潰されるような力で抱きしめる。私が普通の人間に転生してたらどうするんだよ……まぁ私は普通の人間じゃないからいいんだけども


 —————————————————————————————————


「さて魔王様、これからの事を考えましょうか、仮にも試験は後4日あるわけですから」


 そういえばもう一日目の夜なのか……こんなのが後4日もあるのか……ヤダな……


「とりあえずこのまま、ここの洞窟に隠れてればいいんじゃないかな?見た感じ魚もいるし」

「まぁそうですね、そうしましょうか。そういえば、 魔王様はなぜFクラスなんですか?魔王様ならSクラスにもいけたはずですが」

「それが、この体になってから魔法が使えなくなってしまってね」

「じゃあここにいる生徒たちを全員殺してSクラスに入りましょうよ、私は魔王様と授業受けたりしたいです」

「目立つからやだ」

「そんなさみしいこと言わないでくださいよぉ~」

「てか魔法使えないんだからSクラス行ってもまともに授業受けれないだろ」

「確かにそうですね、では魔王様」

「なんだ」

「私と特訓しましょうか、魔法の特訓」


 魔法の特訓か、正直お姉様に教えてもらっても全く使えなかったのに、ユメに教わって使えるとも思わないが、魔族であるこいつなら、私も当時の魔法を使えるのではないか?私は元々魔族の王だったのだから、人間に教わるよりも、魔族に教わる方が効率良さそうだしお願いするか


「それじゃあお願いする」

「それじゃあせっかくなんで明日の朝からやりますか」

「それだと他の生徒にバレて攻撃されないか?」

「バレても問題はありません。なぜなら、ここには世界最強の魔王様と、この学園の第三位がいますから。第一位と第二位以外なら大丈夫です!」


 第一位はお姉様だから、実質問題になるのは第二位だけか……一体どんなやばいやつなのか気になるな、これから楽しみになってきた。


 まぁこの試験中は会いたくないけども……


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