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『愛する詩』『夜の綻び』
『愛する詩』
わたしにとって
生きる意味とは あなたのことで
願わくば、ずっとそばにいてほしい。
それにもかかわらず、どうしてこんなにも
すれ違いの日々が続いて──
今日もあなたのことを思って
満員電車に揺られている
「休日」を愛する詩
『夜の綻び』
無数の黒い糸によって編まれて
静かに揺れていた夜のヴェールが、
東の空の裾のところからほころび始め、
明らかに強力で
見るからに前向きな光によって
ゆっくりほどけていく。
わたしは始発のひんやりとしたバスに揺られながら
車窓越しにその景色をぼんやりと眺めていて、
その脳内には、なんとかやっていけそうな予感。
わたしの生きる意味は休日にある。




