コンドル村
「お前ら勝負シロ!」
「闇のゴブリン様ここは一旦引いた方が…」
「うるさい!私が人間ごときに逃げると思うか?」
「は、はい…」
「カカッテコイ!」
「スー…」
ゴォォォォォン
「闇のゴブリン様!まさかあの技を使うんですか?!」
「ああ、なにか悪いか!」
「い、いえ…」
「くらえ!ダークブラッドスプラントォォォォ!」
ピカンッ…ボォォォォォォン
「闇のゴブリン様…や…やりましたね!」
「…ぐ、俺の技がかわ…されただと…」
バタン
「闇のゴブリン様…ク、クソォ!てめぇ…う…くらええええ!」
ガシッ
「あ、れ?…」
ブオオオオオオオオオオオオオオン
「ギャアアアアアア、グハッ、ドゥ、ベッ」
「弱かったナ…」
「ヨシ、回復呪文…ヒートファイ…」
「う、うう?…」
「あれ、僕おさえつけられて…どうなったけ…」
「…あれ?我の盾は?どこいった」
「ゴホッゴホッ…ハッ!ジョン大丈夫べか?」
「ワン、ワン!」
「大丈夫デスヨ、奴らは倒しました」
「助かったし!いいしょ、いいしょ!」
「リーダーがちゃんとしないとダメなのに…」
「我が全員を回復の天使ヒールマイトエンジェルを呼んだからだよ」
「あ、あで?オラ達の肉がないべ!」
「ワン…クゥーン」
「お腹スキマシタね」
「うーん…あっ!ハキ!地図貸して!」
「あ、うん」
「ありがとうっ」
「どうしたんだへ?」
「ここら辺の近くにコンドル村っていうのがあるらしいからそこで飯食おうか!」
「じゃあ行きましょうか!」
〜1時間後〜
「やっと着いた…」
「すぐじゃなかったじゃん!」
「まぁこの我は全然疲れてないけどね」
「そんな事いいから早く飯食いに行くんだべ!」
「ソウデスヨ」
「ワンッ!ワンッ!」
「すみませーん!」
「いらっしゃーーーい!」
「はいはい!お席座ってねー!」
「何召し上がりますか?」
「んーじゃあ、これとこれ、あとこれも!あと………」
「美味しそうな匂いシマスネ」
「そうだべね」
「我の匂……」
「はい完成しました!こちらがアルトロンの竜骨ラーメンとネッサロウの丸焼き、そしてゴブリンの耳揚げとドリンクね」
「ありがとうございます!」
「美味しいですね」
「美味いんだべ!すごいんだべ!」
「確かにこの我でも引かれてしまう程のおいしさ」
「ソウデスネ、めちゃくちゃ美味いデスネ」
「ワンッ!」
「それでは皿片付けさせてもらいますね」
「はーい」
「食った食った…」
「それでは!ごちそうさまでしたー!」
バコンッ!
「えっ?!いきなり扉閉まったんだけど…?!」
「人間…逃がしはしない…次は君らが肉の番だ…」